ある小学生の作文

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ネットで知り合った、ある女の子の作文を紹介します

ごく普通の家庭の、ごく普通の小学生が
日頃の生活や感じていることを書いています
特に頑張るのでもなく、優れているのでもありません

でも、この子の言葉の一つ一つが
私を感動させずにはおきません


平成20年度別府市小・中学生「人権作文」入賞作品  別府市長賞


《 私の家族 》


私は5人家族です
その中に障がいをもったお姉ちゃんがいます

11月に生まれる予定が、7月に生まれました
その時、頭の中に傷ができて出血したそうです
命が助からないないかもしれないとお医者さんに言われ
助かったとしても、目も見えない、耳も聞こえない
手も足も不自由になると言われたそうです
お母さんは、「命だけあればいい」と願ったそうです
そして、いつ死ぬか分らないお姉ちゃんと、一日一日
今の時間を大切に過ごそうと誓ったそうです

私が生まれた時から、いつもお姉ちゃんがそばにいました
立てないし、すわれないし
何て言っているか分らないこともあるけど
これが私のお姉ちゃんです

一緒に寝て絵本を読んだり
ゲームが見えるようにして遊んだりします
私の宿題も見たがるので、近くでします
よだれが出て、時には教科書やノートとかも汚れるけれど
お姉ちゃんもどんな事をしているのか見たいだろうからと
そばでします
トイレに行く時は、お母さんがかかえて支えている時に
私がズボンを脱がせます
夕食の準備の時は、横で一緒にテレビを見たり、話したりします
ご飯は、手が使えないので、口に入れてあげます
大きなものは、ハサミで小さく切ってあげます
お風呂はお父さんがだっこして入れます
そして、服を私が着せます

出かける時は、準備にとても時間がかかります
すぐに出かけられる歩ける人たちは楽だと感じます
車イス専用の駐車場に、普通の人が止めていると悲しいです
休みの日は、エレベーターが満員で
何十分も待っていなければ乗れないことがあります
歩ける人は、階段で行けばいいのに、と思います
段がある所は車イスをかかえます

お姉ちゃんの行きたい所や見たい所は
目を見ると分ります
欲しいものは、「どっちがいい?」と聞きながら一緒に遊びます
お姉ちゃんは、欲しいものが分ってもらえると
「キャー」と足をバタバタさせて喜びます
お姉ちゃんが笑っていると、とてもうれしいです
お父さんも、お母さんも、お兄ちゃんも
みんなが笑顔になり、とっても幸せです

誰もがみんな、幸せでいて欲しいです
手助けをする事で、困っている人が喜んでいると
それを見ている私もうれしくなります
そんな気持ちをみんな持っていると思います
家族から、地域、町、市…と、思いやりが広がると
やさしい世界になると思います
こんな気持ち、大切な事をお姉ちゃんが教えてくれます




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