____________________________________
6月8日(日) 大鹿村探鳥会
この日は前日まで心配された天候に左右されることなく、梅雨の合間を縫った時間帯で、絶好の条件で観察会を行うことができました。
集合した上蔵の集落では、スズメやツバメといった普段見かける鳥たちも、ここでは新鮮に感じられるほどでした。それは、この集落が立地する場所が、大鹿村の中心部から離れた森林帯に囲まれています。
この日の観察会は、リニア中央新幹線の工事がどのような場所で行われるのか地元の「大鹿の100年先を育む会」の人たちといっしょに集落の中を歩きました。NHKや信濃毎日新聞社・長野日報などの報道機関の人たちも取材に訪れ、今でさえ車がすれ違うことが難しい道を「1日1700台の大型ダンプがはたして通れるのか?」といった疑問を抱きながら、そこに住む鳥たちを観察することができました。
ちょっと足を止めて耳を澄ませば、周囲の山々からツツドリやホトトギス・カッコウといった托卵鳥の鳴き声が響き渡ります。また、今まで聞いたことのないような節回しで鳴くウグイスの声にも耳を傾けることができました。地元の人からは、カワラヒワのことを「キリキリ」と呼ぶことを聞き、カワラヒワの鳴き声を聞きなした味のある名前だと感じました。
集合した上蔵集落からは、周辺に住むクマタカが2番確認できるほどに、この地域ではクマタカが普通に生息しています。その場所にこれからリニアの工事が行われようとしています。
来年度も、大鹿村での探鳥会を行いながら、工事との関係で具体的に影響がでることが考えられる猛禽類を含めた大鹿の鳥たちの姿を見つめていきたいと思っています。なお前回の会報でも紹介したミゾゴイは、4月25日に初鳴きが確認され、今年も工事現場近くで繁殖活動をしたもようです。
出現種 11種 アオバト・アオゲラ・ウグイス・カワラヒワ・カッコウ・キジ・クマタカ・スズメ・ホトトギス・ツバメ・ハシボソガラス
|