Vacation 2005

 

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Topic 2

Topic (2009年〜2012年) Topic2(2014年〜)

 

 

 

 

 

 

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伊那谷の鳥・・・民俗の窓より  吉田保晴

カワラヒワ

カワラヒワのことを伊那谷では、単にヒワと呼んだりキリキリと呼んだりしている。このキリキリという呼び方は、カワラヒワのキリリリリリ・・・という鳴き声に由来している。なお、箕輪町上棚ではヒワと言えばマヒワを指しているように、ヒワという呼び方はカワラヒワよりもマヒワのことを指すことが多い。

 伊那谷の春は色彩豊かである。心地よい風が吹く中をミツバチもさかんに花の蜜を求めて飛び交っている。そんなの春の風景の中、ナシ畑の一角からカワラヒワの鳴き声を聞いた。暖かい陽の光が、ナシの白い花をひときわ白く照らし出していた。そして地表には、ナシの花の白さと対照的に黄色のタンポポが咲き乱れていた。カワラヒワの声をたよりに、ナシ畑の中でカワラヒワの姿を追い求め、やっとのことでタンポポの間にカワラヒワを見つけることができた。タンポポの花にはミツバチも飛び交っていたが、カワラヒワもそのタンポポの花の間から顔をのぞかせていた。黄色のタンポポと、翼を広げたときの黄色の帯が目立つカワラヒワ。こんな光景は、今まで何度もカワラヒワを見てきた私にとって、初めてのことだった。

 

 

タンポポ

 

イカル

(1)イカルの鳴き声

 イカルの鳴き声は特徴的である。そのため、これまでにいろいろな聞きなしがされてきた。全国的に広まっている「お菊 二十四」という聞きなしは、箕輪町や清内路村でも採集され、イカルのことをオキクニジュウシとも呼んでいる。この聞きなしは「お菊という若い娘さんが24歳ですよ」という意味である。その他に、大北地方では「オチビコキコキー」木曽では「豆ダカキコキー」と聞きなして、イカルのことをオチビコやマメマワシと呼んでいる。最近では、JR駅の売店のシンボルマークに使われているので「キーヨスク」と聞きなしている人もいる。辰野町では「イカルが鳴くと雨」と言われているが、上小地方や軽井沢・大町では「アケベコキイ(赤い衣服着<べこき>い)」と鳴くと天気がよくなり、反対に「ミノカサキイ(蓑笠着い)」と鳴くと雨になるといわれている(小山1994・長沢1964)。また、ウベッコやミノカサ、キコキコキーと鳴くとも言われている。同じ鳴き声でも、その声を聞く人の心情により、イカルの鳴き声はいろいろな言葉に置き換わる。なお、長野県下で採取されたサンコウチョウという呼び名は、イカルの鳴き声を「月・日・星」と聞きなして三光鳥と名付けたのであろう。

(2)強靱な嘴

 イカルの鳴き声は特徴的であるが、その姿も一度見れば忘れることのできない鳥である。その姿は、ずんぐりとした体に黒い覆面をかぶっている。そしてその黒とは対照的に、大きな黄色の嘴がある。イカルの食べ物は、木の若葉や花芽・昆虫の他に、ナナカマドやヤマザクラ・針葉樹などの種子や木の実である。イカルの太い嘴は、30kgもの力を出すほどに、堅い種子を食べるためにはとても都合がよくできている。時には畑に蒔いたダイズを拾い上げ、それを嘴にはさみ、ダイズを回しながら皮を剥き、食べることもできるという。江戸時代に集成された「高遠領産物帳」(1734年)には、イカルのことをマメマワシという呼び方で記載されている。この呼び方は室町時代にはすでにあったといわれているが、マメマワシという呼び方は、昔の人の観察眼によって生まれた言葉である。このマメマワシという呼び方は、飯島町でも聞いたことがある。またこの他に、マメドリとかマメウマシといった呼び方が伊那谷にはある。

 イカルの子育ては雌雄で協力して行うが、冬季は数十羽の群れになって移動している。冬、こうしたイカルの群れを12羽観察したことがあった。この時、イカルたちはヤマハゼの木に寄ってきては、房になった実の一粒一粒を、その大きな嘴でさかんについばんでいた。そして、発達したあごの筋肉を使ってハゼの実を割っていた。双眼鏡で観察していると、嘴が閉じられるたびに実がはじけるパチッという心地よい音が聞こえてきた。

 

 

 

 

 

 

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撮影マナー

 今年も四徳大橋では、3ペアのブッポウソウが繁殖を行い、この会報が届くころには、ヒナたちが元気に巣立っているものと思います。この場所でブッポウソウの繁殖が確認されてから四半世紀が経とうとしています。

 伊那谷支部のホームページにも探鳥会の開催場所として紹介してあり、この場所が広く知れ渡っています。ネット社会がもたらす情報は凄まじいものがあります。野鳥に関する情報も例外ではありません。

 四徳大橋においても多くのカメラマンを引きつけている現状です。そして毎週土日ともなると県外からもブッポウソウ目当ての人たちが繁殖場所となっている巣穴の方にレンズを向けています。特に、営巣場所となっている橋の上での撮影は、ブッポウソウの繁殖への障害になるだけでなく、交通事故の危険性も兼ね備えています。

 これまでにそのようなカメラマンを見た時には、撮影場所を四徳川右岸の駐車場のあたりから狙ってほしい旨をお願いしています。毎年、この場所でブッポウソウを観察しているMさんは、「私のブッポウソウのベストショットは、鳥の方から私に近づいてきたところを狙って撮影している」と語っておられました。気に入った写真を納めるまでには、時間がかかりますが、なによりもブッポウソウがこの場所からいなくなってしまえば、元も子もありません。

 伊那谷では四徳大橋の他にも、伊那谷支部として多くの巣箱を各地に設置し、今年も多くのブッポウソウが繁殖しました。ブッポウソウに限らず野鳥の撮影に関しては、その被写体の存在を脅かすことなく接してもらえればと思います。会員の方に限らず、そのような行動を撮っている方を見かけた場合には、一言声をかけて下さい。

 なお四徳大橋では、今年耐震強化のための工事と塗装が計画されていました。そこで地方事務所に対し、小口支部長より繁殖期が過ぎるまで工事を中止するように要望し、了解を得ることができました。

 

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カワセミ

天竜川で出逢えたカワセミの写真を送ります。
カワセミのパパだと思われます。
子育てを終え、少しお疲れ気味なのかもしれません。

         2014年7月 浜さん

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<2014年 初鳴き>

ウグイス   3月25日 中川村
ウグイス   3月26日 三峰川ジョギングコース 2羽
ヒバリ    3月26日 三峰川ジョギングコース
オオルリ   4月20日 駒ヶ根市大曽倉
カッコウ   5月17日 伊那市上の原
カッコウ   5月17日 駒ヶ根市下市場
ホトトギス  5月24日 飯島町田切