8月25日横浜市レクリーダー協議会主催定例会*言いたかったこと
「認知力の低下した方に提供するプログラム」
インフォメーション
簡単な自己紹介、ご挨拶、今日のメニュー
自分が入所施設の認知症棟で働いていること。(受講者は9割がデイサービス職員)
デイサービスの(認知症)利用者さんと入所施設の(認知症)利用者さんの違い
(大まかに言って社交の場と生活の場と言う違い)
記憶障害見当識障害により「見覚えのない生活の場」に戸惑い、深い霧の中にいらっしゃるような状態であること
「内的世界の理解」を引用
認知症のきもち
自分はレクの時間「活き活き倶楽部」を利用者さんへのインフォメーションの場として位置づけている」
体操を「転倒しない為の筋力アップ。事故を起こさないよう自分で自分の身を守る→生活意欲向上)
ゲーム終了体を動かし発汗した事を受けて「水分を摂りましょう。血管がサラサラになります」etc
水分摂取の重要性を訴える)
1.民謡体操
(音楽が人寄せ)「集まってくださーい」と言わなくても音楽を流し体操を始めると自然と人集めとなります
2.リアリティオリエンテーション(見当識訓練)
「ようこそ活き活き倶楽部へ。今日は平成○○年、○月○日○曜日です。」
「現実見当識」を問う。声に出して「今」を意識する。
自分の場合平成の前の元号は何だったのか、その前は、、、と質問をして最後に「昭和生まれの方」「大正生まれの方」
「明治生まれの方」と挙手して頂く。
回想法(昔話)→現役だった頃の輝きを思い出して頂く。
今日は何の日「語呂合わせの○○の日(ラーメンの日とかうどんの日とか)よりも何十年前の今日の事件の方が興味をひく
エピソード1)
3億円事件の起こった日に当時の新聞記事を読んでみた。「白バイ、モンタージュ写真、白のカローラ」など一言一言が
利用者さんの記憶を掘り起こし心を動かし皆さん身を乗り出して話を聞いていらした。
「この事件があった時○○に引越しした」等自分の人生を振り返る発言が活発に出た。
3.ゲームの動機付け
今日は○○の日なので。夏なので夏らしいゲームで。など季節感(時間の見当識訓練)を意識したものが主流であるが
「体と頭を元気にするゲーム」である事をはっきりと言い「勝敗じゃないですよねー」を強調する(ルールを理解出来ない
がために起こる喧嘩やワガママ防止の為、勝敗が目的でないことをインフォメーションとして心に植えつける
⇒協調性を養い人間関係を円滑にする)
ゲームの説明
認知症の利用者さんは「2つの事を同時に行ったり」「物事を系統立てて考える」のが難しい様子なので
「今目の前にある事」を頼りになさる事が多い。
3分前にした説明は忘れていることを前提に「すぐその場で目に入るインフォメーション」をゲーム進行の指針とする。
例えば道具そのものにその目的を書いたり(魚の名前を言って何かを回すゲームの時は魚の絵を描いた
何かを回して頂くとか)アクションを起こす場所にルールを直接書いてしまうとか(椅子に「ハンマーで叩く」等の
アクションそのものを提示する)
黒板に大きく簡潔にルールを書くのも理解力を高めるこつ。
利用者さんは「何をするのか」「目的は」「決まりは?」の3つを理解出来ず困っていらっしゃる事が
多い。
黒板に『「ボールを」「ジャンケンで勝って」「早く」「回せ」』とか
『「ボールを」時間内に」「たくさん」「回せ」』などと書いて差し上げると理解して頂きやすい。
エピソード2)
じゃんけんで回す難しさ。スタートからゴールまでジャンケンで勝ったらボールを回して下さいと言ったところ理解されない
利用者さんが何人かいらした。「勝ったら回せる」のか「負けたら回さなくちゃいけない」のか混乱されたようでした。