工房便り 『榛南新生森より』
Stadio News    Vol.12
  ようやく長かった冬も終わり、春が間近に迫ってきました。暖かい時期と寒い時期を交互に繰り返す、異常な冬だったような気がします。
 庭の木蓮や桜はいつもの年より早く開花が始まったようです。特に白木蓮の園芸品種スノーホワイトは、30数個の蕾をつけ、それがことごとく開花し、感激ひとしおです。一方で、昨年から一つだけ蕾を持っていたこぶしがどうやら枯れてしまったようです。越冬した蕾が一向に膨らむ様子がありません。
 昨秋から今冬にかけての少雨は、植物に大きな影響を与えたようです。例年2月には開花する水仙等も、3月になりようやく咲きそろったほどです。
 4月には4年ぶりの個展が控えています。
山桜ダイニングセットをメインに、ケンポナシやアサダの灯り、キュリオ、チェストなどで、構成しようかと考えています。4年ぶりの個展ゆえ、あれもしたい、これもしたいと、なかなか考えがまとまらず、試行錯誤を繰りかえしている毎日ですが、それはそれで初心に帰ったようで、楽しくもあります。
 今回の個展では、アロマテラピーの香りについても、少し考察してみようかと思っています。テーブルの中央にデュフューザー(エッセンシャルオイルを加熱して、香り立たせる器具)を置き、アロマのエッセンシャルオイルを何本か炊いてみようかと考えています。食欲増進や、殺菌効果など、オーガニック素材の持つよさを食卓で感じてほしいと思っています。
冬枯れの時期にも青々とした葉を芽吹かせているハラン        3月になり開花したスノーホワイト
左) 県内産展に向け製作中のフロアースタンド
 
 5月に開催予定の静岡県内産の木工展に向け、主催者の友人から提供していただいたケンポナシ(川根産)を主材に使い、フレーム部分を組立あげた。
 
 
(右) 今回個展のメインとなる山桜のテーブルとスピンドルバックチェアー
 
チェアーは7本の細いスピンドルが特徴的で、座はブラックウォールナットの板座仕様。テーブルは間口180cmの2枚接ぎ天板。桜材の風合いを最大限生かせるようなデザインを心がけた。
冬の間も青々とした新葉を絶やすことなく展開するツワブキ
 黄色い花の開花期は秋まで
2月下旬からボツボツと開花が始まった椿と、3月になり一斉に開花した木蓮(スノーホワイト)
 赤白のコントラストが絶妙な美しさをかもし出す。
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