物干し竿

引越してから10ヶ月になるが、物干し竿は今まで無かった。

洗濯物を干す為のロープを窓の外に付けていて、
晴れた日には一応干すこともあった。

僕の住んでいるアパートの部屋は北向きに大きな窓が1つだけ有る。
窓の前には木が有って、洗濯物を干すと、
木に当たって汚れてしまうので、あまり外には干さず、
家の中に干していた。

暖房や冷房をやっている時は、家の中でも充分だが、
そうでない時は乾きが悪い。

布団は布団乾燥機を使っているが、外には干せない。


物干し竿は前から欲しいな、と思っていた。
かなり前にスーパーで、伸縮タイプのプラスチックの
物干し竿がを5000円近くで、売っていたように思った。
(もっと安かったかも)

リサイクルショップで、似たようなものを2000円で売っていた。


物干し竿の訪問販売の車が何度か来ることがあったが、
いつも朝とかで、まだ寝ていたので、
買おうとしなかった。

値段は、2本で千円とか言っていたようだ。
リサクルショップで買おうかとも思ったが、
「部屋の中に干せばいいや」と思って買わなかった。

布団を外で(日光は当たらないが)干したいので、
物干し竿の訪問販売が来た時に、買おうと思っていた。


ある日曜日の午前7時頃、物干し竿の訪問販売車が
「タ〜ケヤー、サオダケ〜」
と来て、起こされてしまった。その時間は平日でも寝ているのだが、
ここらへんは、朝来ることを多いな。


同じ日の午後6時頃、また物干し竿の訪問販売車が来た。
今度は買いに行こうと思ったが、少々離れてしまっているらしい。

歩いて音のする方に近づいた。

販売車は歩くスピードより遅いので、普通の速度で歩いて
運転席に近づいて話しかけた。

(僕)「すみませーん、長さとか値段を教えてもらいたいんですけど。」
(相手)「お兄さんの家どこ?
長さ見なきゃいけないから。」

家の方向を教え、先に歩くように言われたので連れて行く。

家の入り口と反対側にある物干し台(?)を見せた。
洗濯ロープは使わないので、外して販売車まで持って行き、
長さを比べてみる。

ゴムで固定せれてある竿を外し、ビニールまで
取って見せようとする。
(相手)「丈夫で錆びないステンレス製がいいですよ。持ってみて。」

厚さもあり丈夫そうで、その割に重くないみたいだ。

(僕)「いくらなんですか?」
(相手)「ステンレスなら、錆びないし一生使えるものだから、お得ですよ。
これは一番良い質です。」

(僕)「いや、安いのがいいんですけど。」
(相手)「長く持つ方がいいですよ。みなさん、ステンレスを買っていきますよ。
ステンレスって分かりますよね。錆びないですし丈夫です。」

(相手)「ステンレスでないとしたら、アルミ製ではどうでしょう。」
ビニールを破って見せる。
(相手)「見た目もきれいでしょう。」
(いや、もう夜で、街灯だけでは分からない・・・)

(僕)「で、いくらなんですか?」
(相手)「定価7400円ですが、2本のセット価格分の割引で
5800円にしますよ。さっきおじさんが、1本買ったから、
2本セットで買ったことにして。」

(僕)「いや、今までもあまり外に干したりしないので、安いのがいいんです。
家の中でも使いたいので、伸縮ができるのがいいんですけど。」

(相手)「伸縮のは無いですが、これだって家の中にも置けますよ。」
(いや、置くことは可能だろうなぁ)
(僕)「伸縮できるのを他で買った方がいいです。」
(相手)「他で買ってもこの値段では買えないですよ。」

(僕)「ずっとこの家にいるとは限らないし、実家に戻る可能性もありますから。」
(相手)「引越し屋さんはこれ持っていってくれますよ。
丈夫で長持ちする竿を持っていけば喜びますよ。」
(いや、それはどうかな・・・。実家で欲しくなったら、実家で買うだろう。
無理矢理でも買わせようとしても、要らない物は要らない。)

(相手)「本当にこれがいいですよ。3000円引きにしますよ、
一緒に、古いその伸縮できる竿も付けますよ。
おばさんが要らないと言って引き取ったものですけど。
本当はこういうことやっちゃいけにんですけど。
値引きしてもう1本あったらお得ですよ。」

(僕)「いや、申し訳ないんですけど、どちらも要らないです。」

別の竿を取り出した。もっと安い物か。

(相手)「スチール製なら定価3800円を300円引きにします。
アルミ製なら、3000円引きにできるんです。
2000円ちょっとで長持ちできるから、アルミ製の方がいいですよ。
スチール製だと、梅雨で錆びて1年で使えなくなりますよ。」

(僕)「2本で千円というのは、あるんでしょうか。」
(相手)「あれはエンゲイ(園芸用?)です。
重い物は干せないです。」

(僕)「申し訳ないんですけど、その値段なら要らないです。」
(相手)「3300円にしますから。」
(僕)「いやー、竿なくても困りませんから。」
(相手)「じゃあ、3000円でいいです。俺ももう帰りたいから。」
と言って、竿を部屋の方へ持って行こうとする。

(僕)「じゃあ、いいですよ3000円で買います。」
(我ながら、押しに弱いなぁ。)

竿が長過ぎるので、切って貰っている間に、
領収書に氏名・サイン・住所・電話番号を書いた。
(スチール製・アルミ製の場合、10年保証の保証書にもなるらしい。)

領収書を貰い、3000円払った。


竿を見たが、短くなったものの、まだまだ長い。
これでは、隣の部屋の人の方まで竿が行ってしまう。
反対方向は部屋が無いので、そちらに竿の余りを持って行く。
(木に当たってしまうが、まあいいや)


領収書には、全商品のリストと定価が書かれている。


スチール製物干し竿SS 4m 500円
スチール製物干し竿SM 4m 3800円
アルミ製物干し竿SG 4m 7400円
アルミ製物干し竿SBL 4m 12800円
アルミ製物干し竿SBL 4.5m 13800円
ステンレス製物干し竿HST30 4m 15800円
ステンレス製物干し竿ST32 4m 19800円
スチール製物干し台 S台 23800円
アルミ製物干し台 B台 46800円
アルミ製物干し台 SPB台 84800円
石(1個) 2500円
SP石(1個) 3500円

スチール製物干し竿SS 4mが定価500円で、
僕が買ったスチール製物干し竿SM 4mが定価3800円のようだ。

SSの方は客を呼ぶ為か!?
(僕は、だまされたのか・・・?)

SSので充分なんじゃ・・・。
洗濯物も干せるだろう。
1回も見せてくれなかったけど。

しかも、4mあったのか。余分に長いからその分高いよなぁ。

クーリングオフが可能なことが領収書に書かれていた。
現状復帰(竿を切ったこと)も無償らしい。

この会社(本牧アル○)のフリーダイヤルが書かれていたので、
日曜日ではあるが電話してみた。

ちゃんと電話に出て対応していた。
SSでは布団は干せない(軽い物除く)が、SMでは、干せるそうだ。
返そうかとも思ったけど、敷布団をたまには、
陰干ししておきたいので、このままでいいや。
(物干し竿を取りに来てもらうのも面倒だ。)

引越しする時は、物干し竿置いて行こうかな、
少なくとも単身パックとかでは、
長過ぎる物干し竿だから。


2本1000円で買えるのかと思って、リサイクルショップの
伸縮できる竿2000円を高いと感じていた。

素直に、リサイクルショップで買った方が良かったかも。

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(引越しの時は長すぎて持っていけず、置いていきました。)



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