本日発行の日付のある、筑摩書房のPR誌『ちくま』第三八八号に、
なる一文がある。読んでみるまで、これが、丹波康頼の『医心方』に関連する文章であるとは分からなかった。要注意。
ところで、帳主は、何時落命しても自己の面目を喪うことがないように、遺品として恥ずかしくなるような物件は普段より所持しないように心がけているのであるが、事情を知らない人が見れば問題と成り得る内容を有する書籍を、三冊だけ、所有している。その一つが、
丹波康ョ著/原一平訳『醫心方 房内記 乾坤二巻』(東京都千代田区飯田町、大坪書房、昭和三十四年六月)
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である。古本屋の百円均一棚において、「醫心方」という背表紙の文字が目に入り、手に取ってみたところ、確かに「丹波康ョ著」と明記されているので、躊躇することなく購入した。帰宅してから中を見てみると、「第二十八 玉門大之章」やら「第二十九 少女痛之章」やらあるので、よくよく題名を見直して見ると、果たして「房内記」と記されていたのであった。それでも、堂上錦小路家・地下小森家の祖である丹波康頼の著作物であることに変わりはないので、今なお、帳主の書籍蒐集物の一部に収まっている、という次第である。
残りの二冊については、また別の機会があれば。
(平成十五年七月朔日)
本頁新装開設日時 : 2004.04.13.
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