デート Lina side



ゴールデンウィークの初日に。
いきなり電話が入って、半ば攫われるようにバイクに乗せられて。
向かった先は近所の公園。


「どうせならもっといいところに行きたい。」
と言ったあたしに、ガウリイはいつものお日様の笑顔で、
「混んでるところなんかより、ここの方がずっといいって。」
と言った。


そこは街中にあるのだけれど、かなり広くて、池もあってボートにも乗れる。
最高!ってぐらいにいい天気。
緑の葉っぱが太陽の光を受けて輝いていた。


池の周りをぐるりと一週。
散歩しながら他愛のないことをおしゃべりする。
さり気なくあたしに歩調を合わせてくれるガウリイがいて、
それがちょっと嬉しかった。


コンビニで買ったおにぎりがお昼ご飯。
「外で食べるのはおいしいけど、コンビニのじゃねえ・・・」
文句を言ったら、
「今度はリナが作ってくれよ。
 今日は突然だったから無理だったけど、リナの料理、めちゃくちゃ旨いからさ。」
と。
自分勝手ね、と口では言っても、誉められて悪い気がするはずがない。
「仕方ないから、作ったげる。」
ぽつりと呟くと、そんなに嬉しいの?とこっちが思うぐらいの笑顔を浮かべた。


食事を済ませて、ボートに乗った。
水面が光を反射させて眩しいぐらいで。
遊びに来ている親子連れの、楽しそうな声が岸から響いてきたり。
小鳥のさえずりが聞こえてきたり。
はしゃぎすぎたガウリイが池に落ちそうになったり。
・・ほんとはあたしが突き飛ばしたんだけど。
「危ないだろーが!!」
なんて言ってたけど顔は笑っていて、あたしもそれにつられて思いっきり笑った。


夕方になって、お開きの時間。
家まで送ってもらって、別れ際に。
「楽しかったか?」
と訊かれた時、素直に、
「うん。」
と言えた。
ガウリイは嬉しそうに笑って、あたしの頭をくしゃくしゃに掻き回した。
最後に、額にキスをして。
真っ赤になったあたしを一人残して、ガウリイは帰っていった。








おしまい。




*いいわけ*
何も言わないでください・・
何も言いませんから・・・(おい)
ゴメンなさい、水樹さん・・・・・・(殴)


実はガウリイサイドもあったりして


苦情はこちらへ・・

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