晴れた日、町外れの丘、地面に座って。
隣では、既に相方が寝こけている。

それをちらりと横目で見遣って、頬を撫でていく暖かい風に、あたしは眼を閉じた。

「リナ?
 寝てるのか?」
かけられた声に目を開けると、いつの間に起きたのか、ガウリイがあたしを覗き込んでいた。
「・・起きてたわよ?
 あたしは、せっかくお花見に来たのに、寝ちゃうような無粋な人間じゃないもの。」
軽く睨み付けると、苦笑してぽりぽりと頭を掻く。
「や〜、だってなあ・・確かに桜も綺麗なんだけど、気持ち良くって、ついつい・・・・」
「ま、わかんないこともないけどね。」


あたしは、頭上で見事に咲き誇る桜を見上げた。
はらはらと雪のように。薄いピンク色をした花弁が舞っていた。



来年も、再来年も、ずっと。
今日のように、二人一緒にお花見が出来たら、と思った。






END














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