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とある街の小さな宿屋。 ほかに部屋が空いていなかった・・のかどうかは知らないが、 何はともあれ、リナとガウリイは二人で一つの部屋に泊まっていた。 みゃあみゃあ。ぎゃあぎゃあ。 「なんだか、最近猫がうるさいな〜。」 窓枠に肘をかけてその外を見遣りながらガウリイが呟いた。 それまで魔道書を読みふけっていたリナが顔を上げる。 「ん?ああ・・確かにそうね。 ま、仕方ないんじゃないの?この時期は。」 「どうしてだ?」 きょとん、という表現がぴったりな表情をするガウリイ。 そのあまりの無邪気な顔に、リナはつい笑顔を浮かべる。 「ほら、今、春だし。 発情期ってやつよ。」 「はつじょーき。」 「そ。相手がいなくて寂しいんじゃないの?」 「ほほお・・・」 にやり。 再び本に目を戻した所為で、ガウリイがその瞬間。 さっきとはうって変わった怪しげな笑みを浮かべたことにリナは気付かなかった。 「なあリナ〜〜あ。」 ガウリイが猫なで声を出す。 ふと、リナは嫌な予感を覚える。 「何?・・きゃあっ!!」 がばあっ、といきなりガウリイがリナに抱きついた。予感的中。 「ななななななな・・・・、いきなり何すんのよ! 放せえっっ!」 「やだ。 リナ、俺も発情期みたいなんだが・・・いいよな?」 「何がよおっ! だいたいあんたの場合、一年中発情期みたいなもんでしょうが!!」 リナはもがいてガウリイの拘束から逃れようとするが、 如何せん、力の差がありすぎてどうしようもない。 「そりゃまあそうかもしれんが・・・じゃ、『いい』ってことで。」 ごそごそ。 「やっちょっ・・・あっ・・・・・・」 こうして抵抗も空しく、リナはガウリイの餌食となってしまった。 一晩中リナが放してもらえなかったのは考えるまでもなく。 次の朝ガウリイが吹っ飛ばされたのは、もっと考えるまでもない・・・ おしまい。 *いいわけ* 某所で出た発情ネタでした。 ホントにそのまんまな話しか書けませんね・・・(^^;) 『ある夜のお話』とめちゃくちゃ似てるし(爆) しかも書いているのはこういうオチの話ばっかり(再爆)いいのかそれで!? |