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「・・ん? 何見てるんだ?」 「・・別に?」 つい、と目を逸らす。 闇目でもそのほほが赤く染まっているのが確認できて、ふと、笑みが溢れる。 「何笑ってんのよ。」 「・・別に?」 先程の言葉を、そのまま返す。 「・・・・やな感じ。」 「お前さんも、な。」 毛布ごと両腕で抱き締める。 「や、ちょっと、苦しいっ!」 多少暴れるけれど、本当に、対した抵抗でもなくて。 おさえつけて耳元で囁いた。 「・・・嬉しかった。」 「・・?」 「リナを抱けて、嬉しかった。」 「なっ、ちょっ、そんな恥ずかしいことをっ!!」 さらに暴れる。 「幸せだった。」 「だから、恥ずかしいから止めてって・・」 「愛してる。 お前さんが嫌がっても、何度でも言うよ。」 「・・・・・っ!」 一旦睨みつけるような視線を俺に向けて。 そして観念したのか、身体から力が抜けた。 「愛してる。」 END |