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「ずっと続いたら嫌なもの、何?」 リナからの唐突な質問。 「・・そうだなあ・・・」 けれど、お互いに暇を持て余していたところだったから。 ガウリイは素直にその返答を考え始めた。 ・・・が。 「・・・ぐう。」 「いきなし寝ないでよ。」 ぺし。 リナがガウリイの頭をはたいた。 「悪い。」 「で、答えは?」 「・・・まず、今みたいなこんな状態だな。 延々と雨が降り続いたら、何も出来んし。かといって反対に晴ればっかりってのも困ったことだが。」 「ふむふむ。」 「それと、食べるものが何もない状況にめちゃくちゃ寒い日やめちゃくちゃ暑い日。 あ、一生野宿ってのも辛いし、それに・・」 「・・ちょっと。多すぎない?」 「んなこと言ってもなあ。ずっと続いたら、よっぽどのことでない限り、普通嫌になっちまうぞ?」 ガウリイの言葉に、一瞬の沈黙。 「・・・・ま、確かにそうだけど・・じゃあ、逆の質問。 ずっと続いてほしいもの、何?」 「そんなの、決まってるだろ?」 二つ目のリナの問いを聞くと、ガウリイは微笑んでリナに腕を伸ばし、抱き寄せた。 「・・ガウリイ?」 「今。この瞬間。」 腕の中で、リナがガウリイを見上げる。 「お前さんと一緒にいられるこの時間が、ずっと続けばいい。 それだけでいいから、永遠に。」 「・・続くかな。」 「やなこと言うなよ。」 苦笑。 それは次第に微笑へと変わって行った。 END |