庭の芝生は長年踏み固められて、かなり痛んできました。そこで、庭の多くの部分を手入れのいらない人口の物にしようと考えた末、ウッドデッキ作成に挑戦することに決定。

まず、作り方と予算の勉強です。作り方はネットと本の情報を参考にして、研究に2、3ヶ月かけました。予算は大きさにもよりますが、簡単なものなら約10万円近辺でできるようです。重要な素材である木材は、ハードウッドと呼ばれる硬い木材を素人が扱うのは難しいので、耐久性はハードウッドに劣りますが、それより柔らかいウエスタンレッドシダー材で造ることにしました。ウエスタンレッドシダー(WRC)は木の色や香りも良く、以前庭の境目にトレリスの柵を作った時にも使っていて、切り易く、ネジも簡単に入ることはわかっていました。一番安価なSPF材にくらべると遥かに高価ですが、ハードウッドに比べると、安く、入手も簡単です。

次にどこで材料を入手するかですが、ホームセンターは実際に選べて便利ですが、ウッドデッキをつくるような大量の木材は、常時在庫はありませんし、価格もネットにはかないません。いろいろ調べたあげく木工ランド(http://www.mland.gr.jp/)というショップで買うことにしました。ここはウエスタンレッドシダー材については、安くて豊富な在庫があります。材木屋さんなのでネットショップとしてはすばらしい対応は期待できませんが、ちゃんとカットも対応してくれます。

肝心の設計図なのですが、こちらで切ったりする加工は大変なので、ショップが提供しているサイズがわかってから、逆にそれにあわせて、設計していきます。床面にする4feetと8feetの2X6材をほとんど切らないで、デッキにするように工夫しました。結局自分で切ったのは、フェンスをつける支柱と、家につながる小さな渡り廊下部分のみで、デッキを支える短い柱になる4X4材はショップであらかじめ切って納入してもらいました。下を支える根太や横の目隠し化粧板である幕板を加えると、床に使う本数の2倍近くの木材が必要になります。

さて、いよいよ製作開始。
まず、切った木材に防腐効果のある水性木材用塗料を塗ります。WRCが赤っぽい素材なので、それを生かすためにマホガニーという色を選びました。今回約6m2程度の床面積でしたが、2度塗り3度塗りすると7L程度必要になります。
まず、サンドペーパーで表面を滑らかにして、角などのささくれを除きます。いよいよ塗料の塗布ですが、広い面積は筆よりもコテなどで塗ると簡単です。ここで、失敗したのが、コテなどでたっぷり塗ると横の面に溢れて、涙のようになってしまうことです。過去にトレリスの柵を立てた時に、柱の下を蟻に食われた経験から柱の木口部分は丁寧に何度も塗りました。


 

木材を乾かすのと平行して土台の作成をします。今回は駐車場との境目のブロックを土台の基点にして、根太の間隔を考慮して、羽子板付き束石の位置を決めます。実は製作工程で一番しんどいのがこの作業です。基点の柱の位置を決めて、そこからの塗った木材を使って束石の位置を決めて行くのですが、横と縦両方をあわせるのはやっかいです。位置を決めながら穴を掘って、下が沈まないように砂利を敷き詰めます。その際、水平器と木材を使って束石の高さ、つまり砂利の量も決めます。


 

いよいよ組み立てです。ここで、ホームセンターで、電動ドリルと電動糸鋸を借りてきて、細かい切断をしつつ、組み立てていきます。もちろん新たに切った部分には、また入念に塗装する必要があります。WRCのいいところは、柔らかく、電動ドリルを使うと6〜8cmあるコーススレッド(ビス)が軽々と入り込んでいくことです。まず柱を束石につけたら、根太で柱を連結していきます。ここでまた位置の微調節や計算違いで一汗流すことになります。でも結局そこは素人ですので、縦横を合わせていって、最後の部分は多少ズレが出てしまいます。
ここで位置が本決まりになりましたので、束石の周りを土で埋めます。裸になったデッキの下の土に雑草などが増えるのがいやなので、ポリプロピレンでできた黒い除草シートをしきます。シートは束石の周りをくり貫いて敷き、それ用の安いペグで固定していきます。


 

 

次はようやく楽しい床板の貼り付けです。端から5mm間隔に仮置きしていきます。バランスを見て修正後、ネジ打ちしていきます。金具を使って、床板にビスの頭が出ず綺麗にできるやり方もあるようですが、メンテする時、床板を一部だけ剥すということができないので、直接打ち込むことにしました。でも、床板は全て一枚板で継ぎ目がないので、ビスといっても端だけ気になりません。
床板ができたら、ラティスフェンスの組み立てです。ラティスは別のネットショップでできあいの安い物を買いました。もっと格子の間隔の狭いものがよかったのですが、そうなるとかなりお高くなります。柱も本当はすべて土台からの立てたかったのですが、寸法があわず、外側の2本は2×4用のSIMPSON金具を使って、床板の上に立てました。さらに、幕板をサイドに貼って、床板の端が見えないようにして本体完成です。
最後に残りの切れ端的な木材を使って、家の掃き出し窓との続きのステップを作って、ようやくできあがりです。週末にゆるゆる作ったので、期間は1ヶ月、費用は結局8万円程度かかりました。何度も塗ったので、塗料代が予想外の負担でした。
できあがりは満足といったところですが、問題は使い道が不足気味なところです。子どもが小さければここで遊ばせたりできるのですが、リクライニングシートを出しての昼寝も外から丸見えですし。目隠しを考えてBBQでもやろうかと考えていますが。


 

 

 

制作後約1年経過。今年は節電もあり、窓とクーラーに日があたらない工夫を考えることにしました。一応洋風なので、葭簀はいかがかと思い、オーニングを買うことにしました。ところが、7月中にネットで頼んだにもかかわらず、やはりこの節電ブームで一向に物がはいりません。ようやく、8月終わりに、近くのホームセンターで、現品処分の物が残っていたものを買いました。素人でも設置できる、ポールで建てるタイプのものですが、それでもある程度値がはらないと、著しく安っぽくなるので、大きめの横幅3m近く、前方にもアームがあって2mくらいせり出す物にしました。


 

 


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ウッドデッキ製作