今回の大地震&津波での、義援金とか救援物資について、よく言われたこと。
「私たちにできることって、限られてるんですよね」
(そうかなぁ?)
「電力需要が少ない深夜の時間帯に節電しても、あまり意味ないし」
(それは正しい)
「周波数が違うから、西日本の私たちが節電しても、あまり意味ないし」
(それも正しい)
「私には何もできないから、募金してます」
「ちょっとですけど」
(後半は素晴らしいけど、前半はおかしいよ?)
「自分には何もできない」という言葉に、とても疑問を感じます。
本当に何もできませんか?
あらゆる可能性について検討した上での結論ですか?
わずかな可能性や、せっかくのチャンスを、見落としてませんか?
「できない」
「ダメ」
「ムリ」
これ、新しいビジネスを始める時にも、よく言われることなんです。
特に、官公庁の皆さまがおっしゃいます。
「前例がないから」とかの理由で。
確かに、できない理由を並べるのは簡単です。
それを口実に、できない自分を納得させるのも簡単です。
余計な責任を背負わなくてすむのも事実です。
でも……
できないと言ってしまったら、その時点で終了。
もう、絶対にできません。
どうやったらできるか?
これを考えるのが大切だと思うんです。
自分にできることが、まだ見つかってないだけ。
……でしょ?
今の時点ではムリだとしても、明日ならできるようになってるかもしれない。
明日あたり、いきなり突然、ふと、新しい方法を思いつくかもしれない。
どうやったらできるか?
これを考え続けるのが大切だと思うんです。
今回の大地震&津波に関して言うと、あなたの支援を必要としている人は、まだまだたくさんいます。
でも、今は震災直後とは違う。
求められているのは、食料や生活物資ではありません。
マスコミやネットではああ言ってるけど、実際はどうなんだろう?
今、何が必要なんだろう?
これから先、何が必要になってくるんだろう?
相手の環境や立場を考えれば。
そして、あなたの知識と経験と友達をフル動員すれば。
アイディアは無限に出てくるはず。
もちろん、その時点では、ただの机上の空論に過ぎない。
現地に行ったり、現地に行ってる人に相談してみたり。
その辺の手順を踏む必要は、ありますけど。
「何もできない」と決めつけちゃったら、そこで終了です。
あと……
「私は関わりたくないんです」
……とハッキリ言うわけにはいかなくて。
それで、この人は「私にはできない」と言ってるのかな?
……などと、誤解されるかもしれません。
もう1つ。
生活を犠牲にしながら現地に行くばかりが「支援」じゃない。
そういう人たちへの後方支援も、立派な「支援」です。
それも、今でも変わりません。
もし、あなたが「何か少しでも役に立ちたい」と思っているならば。
いろんな人達が、いろんな組織が、いろんな支援をしています。
いずれにも、それぞれ長所と短所があります。
だから、いろんなルートから支援したほうがいいと思うんです。
少しずつでいいですから。
今まで以上にいっぱい稼いで、被災地に行って買い物したり、食事をしたり。
被災地に行ってる人にお金を渡して、何か買ってきてもらったり。
あるいは、通信販売で取り寄せたり。
被災地の経済を回す。
これが、これからはどんどん重要になってきます。
たくさん納税するのも大切な支援です。
震災直後は、被災しててすぐには動けない「行政を介さずに」という支援も必要でした。
悪い意味での「公平」とか「平等」に縛られて、たくさんの人達が余計に苦しんでいました。
でも、今はもう、そういう段階ではありません。
仮設住宅への割り振りで、地域のコミュニティが壊れてしまったのは事実です。
でも、いつまでもよそ者が介入していたら、新しいコミュニティは生まれません。
「あそこはボランティアさん達が来てる(らしい)から大丈夫だろう」
……と、後回しにされていた事例もありました。
(そのボランティアさん達は、とっくに帰ってしまっていた)
介護、就業支援、生活保護、その他。
困っている人達への支援は、地域の皆さんと、地元の自治体がやることです。
私達よそ者が意識すべきは、そういう活動をしている地元のボランティアさんへの広報支援。
そして、そういう活動を支えるための財源への支援。
被災地の自営業の皆さんや企業に、しっかり稼いでもらう。
個人や企業の収入が増えれば、自治体の税収も増えます。
被災地に行っての買い物や飲食。
そして、被災した自治体への納税。
回りまわって、自分の地元(市町村税や県税)や、国(国税)への納税も、立派な支援のうち。
私達が納めた税金が、復興のための予算になり、助成金や補助金に使われます。
今までは、「むしり取られる」という受け身だったと思います。
でも、これからは逆。
積極的に喜んで納税しましょう。
「自分の納税額の多さを誇りに思う」
「自分の納税額の少なさを恥ずかしく思う」
こういう考え方が大切だと思います。
(復旧支援や復興支援に限らないですけど)
特に、被災地に出かけてのタバコ、酒、ガソリン。
この3つは、かなり有効だと思います。
例えば……
ガソリンは、揮発油税と地方揮発油税も含めた総額に、消費税がかかる。
二重課税ですから。
どうでしょう?
それでも、あなたは「何もできない」ですか?
それから、もう1つ。
「マスコミの視点は偏っている」
「あいつら、肝心なところは報道してくれない」
……などの意見には、私も賛成なんですが。
でも、マスコミが取材に来ると、被災された皆さんが応じている、という不思議。
なぜなら、「忘れられてしまう」という不安があるから。
「暗い話題では視聴率が取れない」などと言われてるそうで。
明るい話題ばかりを喜んで報道する風潮があります。
それを見た人達に、「被災地、もう大丈夫なんでしょ?」と誤解されそうだから。
そんな話も聞きます。
被災地のことを忘れない。
関心を持ち続ける。
被災地に関する報道を見る。
見てる、関心がある、と主張し続ける。
「被災地を報道しても視聴率が取れないから」などと言わせない。
被災地に関するいい報道があったら、その番組にお金を出したスポンサー企業の品物を買う。
そういう理由で買いました!と、ネット上で明確に意思表示をする。
これからも関心を持ち続ける。
これも立派な「支援」のうちだと思います。
どうでしょう?
それでも、「何もできない」ですか?
今からすぐにできること、ありませんか?
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2012.-2.-1 Wed 15:00 from Tokyo
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