衝動

現在地:HP東日本大震災→ここ

これだけ広大なエリアで甚大な被害が出ていて、避難所で暮らしている人だけでも13万人以上。
個人ボランティアにできることなんて、たかが知れている。
焼け石に水じゃなくて、ほんの1滴。

そう言う人がいます。

それは、私もわかってました。
現地に行けば、自分の無力さをイヤと言うほど思い知らされます。

それでも、0泊3日を週に1〜2回。
クレーン付き積載車で、ずっと行き続けました。

そんな話で思い出すのは、数年前の映画「世界の中心で、愛をさけぶ」。
通称、セカチューです。


いわゆるセカチュー・マニアではないので、あまり詳しくは語れないのですが。
DVDか何かで目にした行定勲監督のインタビューが、とても印象に残っています。
ゆきさだ・いさお

行定さんは、名作「ロミオとジュリエット」を例えに出していました。
この作品で描きたかったテーマの1つは、どうにも止めることのできない人間の気持ち、「衝動」だそうです。

たとえば、亜紀が突然、倒れるシーンがあります。
すぐにクルマに乗せられて、病院に向かう。
覚えてる方も多いと思いますが、走り去って行くこのクルマを、サク(朔太郎)は走って追いかけます。

もちろん、自動車についていけるはずがない。
そんなことはわかっている。
だけど、追いかけずにはいられない。

理屈ではない、止めることのできない感情。
衝動につき動かされての行動が、この作品では随所に登場しています。

そういう視点であらためて観たら、新しい発見があるかも?


亜紀とかサクとか、ロミオとかジュリエットとか。
そこまで自分の行動を美化するつもりは、ないんですけどね。

でも。
とりあえず現地に行って、何もできないなりに一生懸命に何かをやっていれば、新しい発見があるかもしれない。
新しい出会いもあるかもしれない。
そこから、想像もしなかったような、素晴らしい支援活動に発展するかもしれない。

「たかが知れているから」と言って何もしなければ、何も変わりません。

もちろん、ただのムダ足に終わる可能性のほうが高い。
それはわかってました。

でも、何もしないではいられなかったんです。

理屈や損得だけではない、衝動での行動。
これを笑って否定する人達は、セカチューや「ロミオとジュリエット」にも否定的なのかな?

ふと、そんなことを思ったりもします。


映画「世界の中心で、愛をさけぶ」は、観客動員数620万人だそうで。
そんな有名な映画について語っても、これを読んでるあなたは鼻で笑ってるかも。

では……

「ロミオとジュリエットで描かれてる人間の衝動」
これは説明できますか?

真剣に読んだこと、ある?

(ない)


Tweet


現在地:HP東日本大震災→ここ


Last Update
2012.-2.-3 Fri 13:00 from Tokyo

Twitter@and_273
YouTube and273jp
and_273@yahoo.co.jp

Feel free to link here.
自由鏈接
Since 1997.-7.21