避難所か?
自宅避難か?
自宅ではなく、親戚宅だったり、ご近所さん宅だったり。
いろんなケースがあるから、在宅避難と総称するらしいけど。
全国の救援物資が届くのは、自治体から各避難所まで。
在宅避難の人達には配られないケースがある、とか。
在宅の人達が避難所まで取りに行くと、何か言われるとか。
陰で言われそうだから行きたくないとか。
だから、できるだけ行かないようにしてる、とか。
足腰が弱ってるお年寄りだと、家から避難所までの移動が大変だとか。
各避難所からお年寄りの1軒1軒を配ってまわる人手も、もちろん足りてなかったわけですが。
「東京の人には、わからないと思いますけど」
「子どもの頃からとか、親の親の代からとかの積み重ねですから」
「田舎での人間関係は、本当に難しいんです」
よそ者が無責任に口出しできない部分があることを、思い知らされました。
(変に首を突っ込むと、今度は自分が悪く言われる)
その辺の事情も複雑に絡み合ってるみたいで。
避難所と在宅避難の区別とか。
がれき撤去のアルバイトができてる漁師さんと、そうでない人とか。
同じ地域で暮らしてきた住民同士、被災した同士なのに、いろいろと。
ちょっとした待遇の差から深刻なトラブルに発展した話も、よく聞きました。
避難所にいれば、全国の皆さんからの物資は受け取れる。
だけど、24時間の衆人環視、プライバシーがない。
うっかり、おならもできない。
そんな状態で2ヶ月。
そのストレスは、私たちの想像をはるかに上回るようです。
その辺に限界を感じて、在宅避難にすると。
あるいは、認知症などの介護が必要なお年寄りがいて、みんなに迷惑をかけるから、とか。
症状が不安定で、深夜とか、いつみんなに迷惑をかけるかわからないから、とか。
そんな理由で、在宅避難にすると。
物資が届かないとか、届きにくいとか、情報が入ってこないとか。
避難所にいればいいのに、自分から勝手に出て行ったとか、陰で言われたり。
あるいは、言われてるんじゃないか?と、疑心暗鬼になったり。
さらに。
先日の「Twitterとインターネットの欠点」で書いたように。
そういうウワサに尾ひれがついて、伝言ゲームになって広がっていった、とか。
ね?
物資はもう足りている、とか。
ボランティアはもう不要です、来ないでください、とか。
東京で流れているいろんな報道は、ウソだとは言わないけど、必ずしも真実ではない。
ネットの情報も、玉石混合。
1つの情報の裏には、正反対の状況で困っている人達もたくさんいる。
表面だけ見て簡単に判断してはいけない。
報道されない事実や、報道できない事情などにも思いを至らせていただければな、と。
マスコミに限らず。
ネットの情報に限らず。
どちらも、です。
そんなことを、またお願いしてみます。
私は、避難所と在宅避難の区別はしませんでした。
介護が必要なお年寄りがいるとか、妊婦さんがいるとか、小さい子ども達がいるとか、赤ちゃんがいるとか。
そう聞いたところに行ってみて、実際に話を聞いてみて。
その上で、自分にできる範囲でまわったつもり。
「たくさんの人達が、あっちこちで困ってるのに」
「どうして、あなたは特定の被災者だけに物資を届けるんですか?」
……などと言われれば、そういう回答になります。
もう1点。
行政の皆さんや、大きな組織で活動されてる皆さんにも、どうしても行き届かない部分がある。
地域の昔からの人間関係などの事情も加わって、簡単にはいかない。
その辺を、安易に批判するつもりはないです。
皆さんが一生懸命に活動されてることは、現地に行くたびにひしひしと感じます。
ちょっとした行き違いとか、そういう感情的な対立を、煽るつもりもないです。
おもしろおかしく広めるつもりもないです。
こういう状況なんだから仲良くしようよ、などと言うつもりもない。
そうじゃなくて。
そういう現実を把握した上で、自分にできることは何だろう?
何か私にもできることはない?と、被災地を心配している東京(全国)の皆さんに、何をお願いしたらいいんだろう?
そういう観点から、少しでも役に立てればな、と考えました。
行政や大きな組織からの支援が行き届くまでの間。
そこに限っても、私たちにできることは、まだまだたくさんありました。
これは、今後の震災でも同じはず。
……と、基本的なところを再度、ご理解いただいた上で。
ここからが本題。
「些細なことでもいいから、自分も何か役に立ちたい!」
……という方々がたくさんいて、ネットで情報を探していました。
そこで……
本当に些細なことでもいですか?
本当に些細なところから始めてみませんか?
それが当時の思いつき、「もう1本の耳かき運動」でした。
あちこち、いろんな場所に届けてみて、意外と喜ばれたもの。
それは、綿棒と耳かきです。
赤ちゃんのいる家庭では、綿棒は必需品だけど。
そうじゃなくて、自分の耳そうじです。笑
綿棒じゃ満足できない、やっぱり耳かきじゃないと!
……という同志は、広大な被災地にもたくさんいたんです。
でも、こういう状況なので、耳かきも足りてない。
限られた耳かきを、アルコール消毒しながら使いまわししてるところが、たくさんありました。
その一方では……
100円ショップなどで耳かきを買うと、たいていは2本1組。
欲しいのは1本だけなのに、と思ったことは、ありませんか?
そ・こ・で!
耳かきを買った時の、もう1本。
今すぐには使いませんよね?
その辺にしまっておくと、いつの間にかなくなって、また買うことになるんですよね?
それを今すぐ封筒に入れて、私に送ってください。
責任をもって、必ず被災地の同志にお届けいたします。
余らせてムダにしちゃうようなことは、絶対にしません。
名づけて、もう1本の耳かき運動。
ずっとずっと、耳の奥がかゆくてかゆくてたまらない。
気になって気になって、あー、イライラする!
……というストレス。
ずっとガマンしてたんだよ〜
あ〜、おかげでやっとスッキリした!
……という幸せ感♪
どちらも、わかりますよね?
もう1本の耳かき運動。
目標は大きく1人1本、被災地のすべての同志にMy耳かきを。
これを読んでしまったのも何かの縁。
簡単にできる些細なところから、ご協力をお願いします。
〒100−8799
銀座郵便局 私書箱469号
救援物資係
そんな呼びかけをしてみたら、すごいすごい。
思いがけずたくさんの反応をいただきまして。
2〜3ヶ月の間に、数百本をお届けすることができました。
ネットで見かけた見ず知らずの変なおっさんの呼びかけに、快く、そして素早くご協力くださった皆さま。
本当にありがとうございました。
※今はもう、送ってこないでください
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2012.-3.-7 Wed 21:00 from 東京
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