修行時代のことですが、別の意味で恥ずかしい上級会員を見たことがあります。
札幌→仙台、仙台→沖縄っていう乗り継ぎをしたときのこと。
両便とも、朝一番でチェックインして最前列の通路側(いちばん最初に降りられる席)をGET。
乗り継ぎ情報はCAさん達も把握してるから、それは隠しようがない。
だけど、修行僧だとは思われたくない。
ところが・・・
隣(最前列の窓側)のおっさんが、航空マニアって言うんでしょうか?
水平飛行に入ってシートベルトのサインが消えると、CAさんにノートみたいなのを渡して、全員の名前を書かせてるんです。
客「この機材は、前にも乗ったことあるんだよ。何月何日の●●便だ」
CA「●●から●●への便ですね」
客「そうそう。それで・・・」
(以下省略)
客「あ、■■さん!前にもご一緒したことあるよ。何月何日の▲▲便だ」
CA「あら?そうなんですか?また今日もよろしくお願いします」
客「こちらこそよろしく。それでね、・・・」
(以下、延々と続くので省略)
「あんたのことなんかいちいち覚えてませんよ?」
なんて、客に向かって言うわけにもいかないし。
世の中にはいろんなマニアがいるもんですねぇ。。。
CAさんってのも大変な商売だね、って程度で寝たフリしてたんですけど、
そんなにCAさんと話し続けたいなら、窓際じゃなくて通路側をとってほしいものです。
さてさて、仙台に着いて、やっと静かになりました。
でも、あんまりというか、ほとんど時間はなくて、数十分後にすぐ離陸する沖縄行きに乗り込みます。
ところが何と!
また今回も、隣がこのおっさん!
しかも、同じ機材で、CAさん達も全員同じ。
おっさん、頼むから通路側を指定してくださいよ・・・
そして、どうやら、同じニオイを嗅ぎつけたらしいです。
嬉しそうに話しかけてきました。
客「知ってますか?」
私「何ですか?」
客「この仙台〜沖縄って、ANAの国内線では最長距離なんですよ」
(そんなの知ってるよ、だからわざわざ乗ってるんじゃないか)と思いつつ、
私「はぁ、そうなんですか・・・」
や、やめてくれぇ〜!
私は札幌から用があって沖縄に向かってる、ただの一般客なんだぁ!
沖縄に着陸して、ボーディング・ブリッジが横付けされてドアが開く直前。
最後にこのおっさんが、胸ポケットからさっと何かを取り出しながら、こう言いました。
「僕はコレだから、一緒にラウンジに入れるよ。ちょっといろいろ話をしませんか?」
あちゃ〜
沖縄には何の用もなくて、数時間後の便で帰っていく。
そんなところまで見抜かれていましたね。
忘れもしません。
そのおっさんの手には、ANA−SFCカードが輝いてました。
く、く、く、くやしいけど、憧れのSFCです。
そっかぁ、こういう人も持ってるのかぁ……
(複雑)
用事があるからって断って逃げましたけど・・・
修行の話題が出るたびに、このおっさんを思い出します。
今日もどこかの便で、CAさんにサインをねだってるのかなぁ?
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2012.-2.-4 Sat 5:00 from 仙台
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