1993第6戦:モナコGP

現在地:HPセナ→ここ

第6戦は、伝統を誇る第51回モナコGP。

狭く曲がりくねって、路面はバンピー、抜きどころの少ない市街地コース。
予選では1つでも前、できれば最前列からスタートしたいところ。

事前の予想は、「スタートでセナが前に出れば、鉄壁のブロックで大渋滞」。

もし、セナが勝てば、新記録。
でも、まずありえない。

しかも、予選のアタックではブレーキングで失敗。
3番手(2列目)からのスタートに。

【セナ】
クラッシュも辞さない。
スタートにすべてを賭ける。


横なら見えるけど、真後ろからじゃ見えにくい。

実際、過去にはぶつけたこともあるし、ぶつけられたこともある2人。
セナの目の前、予選1番手からスタートするプロストは、この発言をどう聞いたのか。

それは、本人にしかわからないけど。

事実だけを書きます。


レース中、プロストにペナルティの裁定。
10秒間のピットストップ。
理由は、スタートでのフライング。

最速マシン、ウィリアムズ・ルノー。
これだけなら、まだ何とかなったかもしれない。

ところが、スタートしようとして、エンスト。
ようやくエンジン再始動。

おっと、またエンスト。
今度はなかなかエンジンがかからない。

最新のハイテク装備満載で、エンジンも最強のルノー。
ところが、スタート時のクラッチという、思わぬ弱点があったらしい。

プロストのファンには、永遠にも匹敵する長い長い数十秒だったことでしょう。
エンジンをかけるためのボンベ(の予備)を引っ張って、メカニック達が走り回ってました。

ようやくコースに戻ると22位、セナに抜かれて周回遅れに。

それでも、鈴鹿以上に抜き所の少ないモナコで、4位でゴール。
このあたりからも、プロストの強さと、ウィリアムズ・ルノーの速さをしみじみと。


で。
セナは鉄壁のブロックどころか、余裕の独走。

1989年から5年連続。
そして、モナコGP通算6勝は新記録。

今日からは、「モナコ・マイスター」と言えばセナ。

YouTube動画

さらに、今日の優勝で、再びポイントリーダーに。

レース後のコメントが最高でした。

【セナ】
開幕から6戦を終えて、我々は型落ちの市販エンジンで3勝し、チャンピオンシップをリードしている。
フォードが真剣に世界タイトルを狙うなら、ワークスエンジンは我々マクラーレンに供給されるべきだ。

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