平成6年、6月第2日曜日、肱川上流の解禁日のことです。
場所は鹿野川ダム上流の城川町でのことです。
この川は解禁前の下見でかなりの鮎が放流されて、成長した鮎が活発に追って
いることを確認していました。
しかしながら、それまで実績の無い川でしたから解禁日といえどもどれくらい
釣れるかは未知数です。川の規模からして付いている鮎を釣り尽くせば後は
あまり釣れ無い、というのがおおかたの見方で、解禁日でせいぜい一人
2,30匹の釣果が関の山だろうと、私を含めクラブの先輩方も思っていました。
私は前日に城川町に入りました。
後からクラブの二人が来るというので場所取りの意味で河原にブルーシート
を張り車の中で二人を待ちました。
夜が来ても他のポイントでは、場所取りをしている様な気配は無ありません。
明日が解禁日ということは、入漁券を買った時確認しているので間違いあり
ません。
落ち着いた解禁日になりそうです。
深夜二人が着き夜明けを待ちました。
夜明けと同時に河原におります。
2,3人の釣り人が後から降りて来て解禁日らしくなりました。
前日からオトリを購入していたのですが、とんでもないチビ鮎でハナカンを
通した時点で仮死状態になりました。仕方なくそのまま流にオトリ鮎を放り
投げ入れたのです。
しかし次の瞬間強烈な当たりです。それから25pクラスが入れ掛かりになり
ました。
もう追わないだろうと思っても次々に来ます。結局三人で200匹の大釣りで
した。型が大きかったので本当にクーラーに入り切れず困りました。
帰ってからクラブのメンバーにその釣果を見せると、参加しなかったメンバー
から感嘆の声が挙がり、日曜日にも関わらず行かなかった事に大変悔やんで
いました。
そして、次の日曜日ほとんど全員で釣行し、そこそこの釣果で来年の解禁日
は皆で来ようということになりました。
しかし・・・地元の釣り人が私のブルーシートを見て、前日から場所取りをし
ている人はこれまで見たことがないと驚き、しかも私たちが大釣りしたので
次の年はそのポイントはもとより、城川のあちこちで場所取のテントが張られ
てしまいました。
そして平成7年、昨年の状況ならのんびり行けばよいと深夜に着いた私たちは
あちこちに張られた場所取りのテントに右往左往する事になったのでした。
しかし、良かったのは平成六年だけでそれ以降は放流した鮎が悪いのか、
あれほどの大漁は無いようです。