読書感想文。


アメリカに渡った、小学校の高学年から中学生にかけて、とてもよく本を読みました。日本語にうえているだろうと、親戚が送ってきてくれる本や、親が買ってきてくれる本。思い出深いのは、夢中になって読んだ「ピーターパン」や「小公子」。「あぁ無情」もこの頃読みました。人を思いやる気持ち、そして、いつまでも純粋でいることがどんなに素敵なことか、子どもながらに植え付けられたような気がします。
シリーズものでは、「ドリトル先生」や、「ファーブル昆虫記」。大きくなったら生き物を相手に仕事が出来たらな、なんて思ったりもしてました。そして、「大草原の小さな家」シリーズ。男の子なのに、ローラになりきったつもりでいました。推理小説は大好きで、ホームズやルパンものはほとんど読みました。「巨人の星」は、漫画でなく、最初は小説で読みました。
この頃、自分でも小説が書きたくてうずうずして、書いた作品を、日本語補習教室の先生に見せたりしてました。「巨人の星」を真似た作品を書いてみたり、3週間の東海岸ツアーの出来事を小説風の旅行記に仕立て上げてみたり・・・。

ヒューストン日本人会の設立した「三水会」の事務所も兼ねていたオフィスに、日本語書籍の図書室が出来て、そこに入り浸るようになりました。そして、少年少女日本文学全集のようなものがあって、日本文学に目覚め、「伊豆の踊り子」や、「三四郎」、「蜘蛛の糸」なんかを読みあさりました。そして出会ったのが五木寛之の「青年は荒野をめざす」。これは、衝撃でした。本の中で人と人との出会いが描かれ、それがまさに自分が経験しているような錯覚になり、人生の奇遇、奥深さにとても興味を覚えました。そして、思春期にはいると共にちょっと早熟な自分を育てた「青春の門」にはまりました。

日本語補習教室のクラスメートに薦められて読み始めた星新一のショートショート。これにもかなりはまり、帰国後、中3で全作読み終えるまで、これは続きました。

その後、ぱったりと本を読まなくなり、大学を卒業するまで、完全に活字離れしてました。

そんな自分に、活字に触れる楽しさを呼び戻してくれたのが、雑誌『TV Bros』。漫画週刊誌しか読んでなかったのが、この雑誌のいろんなコラムを読むのが習慣になりました。また、趣味でパソコンを始めたことによって、関連ある興味ある本や雑誌に限っては、少ない時間で集中的に読み上げる機会が増えました。ただ、仕事で文献をいっぱい読むこともあって、活字に対する抵抗感はなくなっていたのですが、いかんせん、毎日が忙しくて、1冊の本をじっくり読むような時間はずっととれないでいました。

ところが、です。結婚して、通勤時間が大幅に延びたおかげで、通勤の電車の中でじっくりと本を読む自分だけの時間がとれるようになりました。これは、思わぬ結婚の副産物でした。今まで飢えていたものが一気に吐き出されたかのように、この時間を使って本を読むようになりました。

こういう時間をもてるようになって、とっても気持ちが豊かになったような気がします。(感謝!)

以下は、ようやく本を読めるようになった、aniの日記的な読書感想文です。
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