”ちび”は図書館が初対面じゃないって言った

さて、一体何処で会ったのだろう。


「・・し、淳?」

「ぁ・・・なに?」

「・・・空想でもしてたん?」

「人の趣味に文句言うな」

俺の趣味は読書と空想。とても暗い性格の持ち主だよ

俺、暗いとこ好きだし、丁度いい感じ。

「・・・ごめん。でさ、淳くん、なんで本好きやの」

「・・・・・空想に浸るぞ」

「浸らないでっ・・・聞きたいの・・・」

「知らないな。気付いたら読書好きになってた」

=<<そーゆーことにして>>=

「・・・うん。わかった」

「そーいえば、お前が読むなって言った本、いつの間にか無くなってたなぁ・・・」

「・・絶対読まないでよ・・?」

「あっ!前々から聞こうって思ってたんだけどさー・・・・あの本の内容知ってるの?」

「知らんよ。やけど・・・直感で」

「・・・・そう」


* * * * *

俺の癖は気になったものは調べてしまうことだ

俺はすぐにリョウのことを調べた

余計リョウに会いたくなった。だけど、リョウは俺の所に来なかった

そして、あの大惨事が起きた。あれはほんとうに酷かった


そしてどれぐらい経ったのだろう。

リョウが図書館に来た

「アツシ、下界に遊びに行かへん?」

「は?」

「おれもおるから行こうよっ」

「・・・・なんで俺なの?他の・・」

「アツシと一緒に行きたいねん」

手を差し出すリョウ

「ね、一緒に行こう?」

暖かい言葉、だった。

とても嬉しかった。俺を「普通」に接してくれて。

・・・多少の”疑問”を持ったけど。


俺が見たことのない世界を見せてくれるって思った

――――例え、どんな世界であろうが関係ない

* * * * *


「・・・連れ出してくれて有難う」

「?」

亮を引き寄せ、キスを交わす

「・・・あ、つし・・?」

「俺ら、一体何処で会ったんだろうな」


当の二人が憶えてる筈がありません。

それは・・・・
やっと出せてよかったです・・はい。