前作から3年ぶりに、ようやく新しい作品ができあがりました。
 今回は一部の曲に永井さんのヴァイオリンを入れていただきましたが、それ以外の私が演奏する楽器は、
 ガットギターとパーカッションのみです。
 楽器の数を限界まで少なくして、どこまで曲を展開できるか、表現や音色を深くできるかに挑んだ作品です。
 ぜひお楽しみください。
●収録曲解説
 
 1 On y va (オニィヴァ)
  
   オープニング曲は、秋の実りをイメージした爽やかで軽快なルンバの曲にしました。
   On y vaとは、フランス語で“Let's go”という意味。
   芳醇で喜びを感じる曲に仕上げました。
   そして永井さんのヴァイオリンが、伸びやかな空気を加えてくださっています。
 
 
 2 Spica (スピカ)
 
   一転して、ワルツの切ない曲です。
   Spicaとは、乙女座の一等星。夏から初秋に、控えめに輝く白い星です。
   そんな控えめながらも、清らかに輝く星をイメージした曲です。
 
 
 3 Solea (ソレア)
 
   Soleaとは「孤独」という意味。
   フラメンコでは、ソレアという決まった曲調、リズムの奏法があるのですが、この曲は
   切ないルンバで作っています。
   ピックを使わず、指でメロディを強めに弾いて、切なさを表現しています。
 
 
 4 冬ノ終ワリ
 
   珍しく日本語のタイトルをつけました。
   春の始まりではなく、長い冬の終わりを表現したくて作りました。
   ゆったりしたアルペジオをまずは弾いてみて、あとはメロディ、ソロは感じたままに
   ほぼ一発で弾き切っています。
 
 
 5 Indian summer (インディアンサマー)
 
   「小春日和」を意味する、10年以上弾き続けている私のスタンダード曲です。
   以前のCDでも、ワルツにアレンジしたり、エレキギターでフュージョンにアレンジしたり、何回も
   色を変えながら収録しているナンバーですが、今回は一番初めに作ったボサのアレンジに戻して、
   どれだけ深く弾けるかを意識して録音しました。
   この曲でも、永井さんのみずみずしいヴァイオリンがメロディとソロを奏でています。
 
 
 6 Neige (ネージュ)
 
   雪という意味のフランス語をタイトルにしたワルツです。
   冬の寒い日に、静かに降る雪をイメージして作りました。
   シャンソンで、通常はアコーディオンで奏でるようなメロディを作り、それをギターで弾きましたが、
   難しくてなかなか苦労したことを思い出します。
 
 
 7 Porte (ポルテ)
 
   ポルテとは、「扉」という意味のフランス語。いろいろなことがうまくいかない時、扉を開いて広い
   世界に飛び立ちたいというイメージで作った曲です。
   中間部での広がりがあるギターのメロディが気に入っています。打楽器はトーキングドラムと鈴ですが、
   鈴の音がなかなか雰囲気を作ってくれました。
 
 
 8 Sione (シオーネ)
 
   夏の海の雰囲気を作った曲です。録音では初めての挑戦でしたが、ジプシースイングの曲調にしました。
   シオーネは、「潮音」という単語をアルファベットで表記した造語です。
   すべて録音、ミックスが終わった後、あえて昔のレコード盤のような古いローファイな音に加工しました。
 
 
 9 Mirage (ミラージュ)
 
   勢いがあるルンバの曲です。ミラージュ(幻影)というタイトル通り、リズムギターで浮遊感がある
   カッティングをちりばめています。
   中間部では中米のラテンのリズムであるモントゥーノをギターで弾いて、雰囲気を変えています。
 
 
10 Warsaw glay (ワルシャワ グレイ)
 
 
   昨年末に訪れた、ポーランドの首都ワルシャワの印象を表現した曲です。
   初めて訪れた東欧の都市は、重い灰色の雲に覆われていましたが、気品にあふれ、美しく、暖かい人が
   暮らす街でした。
   そんな「透明な灰色」を表現したのがこの曲です。 
 
   
 
   
 
 12th album   XU
 
 2014年3月リリース(自主制作プレス盤)
 
 全10曲収録 1500円
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