第5話「復活のゴルボン」<その2>



青く澄んだ水晶が、あちらこちらでかすかな光を放つ洞窟内。ゴルボンはひたすら突き進む。

ゴルボン「?・・・何だ!?行き止まりだぞ!!」

ゴルボンの前に大きなカベが立ちはだかる。よく見るとビーダ文字で何かが書かれていた。

〜試練1〜
相手プレイヤーの手札から1枚の「グレイボン博士」を捨てたい。キラカード以外のカードを2枚使ってこのカードを
捨てよ。

ゴルボン「なるほど・・・。試練をクリアすれば、先に進めるってワケか。おもしろいじゃん!!」

ゴルボンはカバンからコレクションガイドを出し、カードを調べ始めた。

ゴルボン「相手の手札を見て1枚捨てる・・・だろ。ならキャスターボンだな!・・・・いや、まてよ。」

さらにコレクションガイドを見るゴルボン

ゴルボンキャスターボンはキラカードだからダメじゃん。ノーマルカード2枚を使うんだから・・・・・・」

ピカーン!!ゴルボンの頭の中で、ひらめきの電球が明かりを灯した。

ゴルボン「そうだ!ダークシノビで相手の手札を見て、ダークイヤミで捨てる!!だ!!」

ゴゴゴゴ・・・・。ゴルボンの回答に反応し、カベが開いた。

ゴルボン「よっしゃぁ!!ビンゴ!!・・・・・次行くぜ〜!!」

ゴルボンはさらに洞窟の奥へと駆けていく。再び試練のカベがゴルボンの行く手をさえぎる。

〜試練2〜
自分の場には残りエネルギー「1」のビーダ戦士が2体。1枚のカードを使って1体のビーダ戦士のダメージを「0」
にせよ。もう1体のビーダ戦士はビーダウンさせてもよい。

ゴルボン「つまり、1体のビーダ戦士にダメージを移しかえろってことか。そんなことができるカードは・・・。」

再びゴルボンコレクションガイドを取り出し、パラパラと見はじめた。

ゴルボンエンジェルボンか!・・・・いや、でもエンジェルボンは2つだけしか移しかえられないし・・・。」

コレクションガイドを見ながら、頭の中をひねるゴルボン。ふと、ページをめくる手が止まる。

ゴルボン「何個でも移しかえれる・・・。そうか!答はゴールデンメアリーだ!!」

ゴゴゴゴ・・・・。ゴルボンの回答に反応し、カベが開いた。

ゴルボン「よっしゃぁ!!ビンゴ!!・・・・・次だ、次〜!」

ゴルボンはさらに洞窟の奥へと駆けていく。

ゴルボンなおとボンもオーバーだな。こんな簡単な試練で死ぬとか言っちゃってさ!」

思わず笑みがこぼれるゴルボン。やがて、水晶で作られた大広間にたどりつく。

ゴルボン「すっげ〜!!これ全部、水晶でできてるのか!?」

あまりのキレイさについ見とれてしまうゴルボン。広間の中心には大きな水晶玉がかざられていた。

ゴルボン「ん?何か書いてるぞ・・・。これ・・・・・。」

〜最後の試練〜
己自身とビーバトし、これに討ち勝て。敗者には死がまっている。


ゴルボン「!?」

ゴルボンが水晶玉にふれた時、水晶玉がまぶしい光を放つ!!

ゴルボン「うわぁぁぁ!!」

ゴルボンは水晶玉に吸い込まれ、暗闇の空間へとひきずりこまれた。

ゴルボン「ここって、あの時見た夢と同じ所・・・・!!」

キョロキョロとまわりを見まわすゴルボンに何者かが近づいてくる!!

ゴルボン「!!・・・・あんたは!!」

そう、それはゴルボンの夢に出てきた謎の人物だった。

????「どうして戻ってきた?・・・ここへは二度と来るなと言ったはずだ。」

悲しげな表情でゴルボンを見つめる謎の人物。

????「ここは生と死のはざ間の空間・・・。お前が来る所ではない。すぐに引き返すのだ!!」

すごい迫力でどなる謎の人物。しかし、ゴルボンは引くつもりがないようだ。

ゴルボン「わるいが、そうもいかないんだ。・・・オレは・・・大切なものを守るために強くならなきゃいけない
んだ!!・・・オレのジャマをしようってんなら、あんたを倒す!!」


ゴルボンが勢いよく自分のバトルセットを取り出す。

????「いいだろう。世界を救う者なら、私を倒せるくらいにはなってもらわないとな・・!!行くぞ!!
ルボン
よ!!見事、この王ゴルボンを倒してみせよ!!」


王ゴルボンから強烈な波動が伝わってくる!!そして王ゴルボンはビーダマから赤い光をまとった自分のバト
ルセットを召喚した!!

ゴルボン「お・・・・王ゴルボンだって!?」

謎の人物の正体を知り、腰を抜かすゴルボン

ゴルボン「己自身と戦え・・・。そうか!これはオレの中にねむる王ゴルボンの記憶なのか・・・。」

王ゴルボン「さあ、ゴルボン!!命をかけて、かかってくるのだ!!」

ゴルボンはバトルセットを強くにぎりしめ、王ゴルボンを真剣な眼差しで見つめる。

ゴルボン「いくぜぇぇぇ!!王ゴルボン!!!」




ジーエス山に日が落ちるころ。ビーダレジスタンスの基地からなおとボンが出てきた。

レジスタンス兵「ムチャです!!なおとボン様! 一人でシルヴァーと戦うなんて・・・!!」

レジスタンス兵が不安な顔でなおとボンを見る。優しい笑みを浮かべるなおとボン

なおとボン「たとえムチャでも、ゴルボン様が来るまでの時間かせぎくらいはできるさ。」

キリッと表情をかえ、夕日を見つめるなおとボン

なおとボン「じゃあ、行ってくる。・・・もし、ボクの身に何かあったら、この基地のことを頼むよ・・・。」

レジスタンス兵なおとボン様・・・・・・。」

あふれんばかりの涙を腕でぬぐうレジスタンス兵なおとボンは一人、シルヴァーの元へ走り出した!!




シルヴァー「!!・・・・来たか!!」

夕日が赤く染める無人の荒野。腕を組んで待つシルヴァーの前に、なおとボンがあらわれる。

なおとボン「待たせたな・・・。シルヴァー。」

無言でまわりを見まわすシルヴァー。そこにはなおとボンの姿しかなかった。

シルヴァー「オレはゴルボン光の十勇士を連れてこいといったはずだ。キサマに用はない!!」

恐ろしい目つきでなおとボンをにらみつけるシルヴァー

なおとボン光の十勇士はこの世界を救う英雄だ・・・。オマエに・・・殺させはしない!!」

シルヴァー「・・・・・つまり、それはコイツを殺してもいいということか?」

シルヴァーが水晶でできた丸い物体を取り出す。中にはナビボンが必死に何かを叫んでいるが、その声はとど
かない。

なおとボン「な、ナビボン様!!」

シルヴァー「もう一度言うぞ・・・。光の十勇士を連れてこい・・・。」

必勝ボン「オレたちならここにいるよン!!」

大きな叫び声とともに、なおとボンの後ろから必勝ボンやぶSANがあらわれた!!

なおとボン必勝ボン様!?どうして・・・?」

必勝ボンナビボンさんは、オレのギャグをゆいいつ笑ってくれる、大切な人。ワケもわからないヤツに殺さ
せるわけにはいかないよン!!(^ ^)」


必勝ボンが笑顔でなおとボンの肩をポンッとたたく。

やぶSAN「悪い人をやっつけるのに、理由なんて必要ありませんよ!?(^ ^)」

やぶSANなおとボンにかるくウインクする。

シルヴァー「いい心がけだ・・・。その勇気にめんじて、一瞬で殺してやるぞ。」

シルヴァーナビボンの入った水晶球を足元におくと、不気味な波動を放ちながらバトルセットを取り出した。

なおとボン必勝ボン様。やぶSAN様。一人一人じゃかなわないかもしれないけど、3人で力を合わせれ
ば何とかなるかもしれません!!」


必勝ボン「そ、そんなことができるのかよン!?」

必勝ボンがおどろき顔で、モミテボンダンスをおどり出す。

なおとボン「ええ、公式戦では使えませんが、3on1バトルと呼ばれるものです。」

3on1バトル

相手プレイヤーが自分よりかなり強い場合、3人が協力してその1人を相手にすること
ができるバトル形式。ただし、協力したプレイヤーは自分のビーダ戦士が1人だけにな
ってしまう。
山札は3人とも25枚。3人同時攻撃もできるが、相手プレイヤーによるダメージは3
人とも受ける。

必勝ボン「ちょ、ちょっとズルいような気もするよン・・・。(^ ^;」

なおとボン「でも・・・、しかたないですよ。相手はそれだけ強いんですから・・・。」

くやしそうな顔で必勝ボンを説得するなおとボン

やぶSAN「やりましょう!!必勝ボンさん!ナビボンさんを助けないと・・・!」

必勝ボン「や、やぶSANがそう言うなら・・・(=^ ^=)」

デレデレとした顔でバトルセットを取り出す必勝ボン。何かなさけない・・・。

シルヴァー「おもしろい。クズがどれだけ集まろうと、オレには勝てないということを教えてやろう!!」

必勝ボンやぶSANなおとボン VS シルヴァー!!
史上空前のビーバトが、今、始まる・・・・!!
To be Continued



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