第6話「消えた?ナビボン」<その1>

〜前回までのあらすじ〜

「アートシティ」で謎の男シルヴァーに敗れたゴルボンは、命からがらの所をビーダレジスタンスなおとボン
に救われた。
シルヴァーに手も足も出せなかった自分の弱さをくやんだゴルボンナビボンを救い出し、シル
ヴァー
を倒すため、「潜在の洞窟」で自分のパワーアップをする決意をした。

一方、ゴルボンの帰りを待つなおとボンの元に、シルヴァーからナビボンを殺害するという脅迫(きょうはく)の手
紙が届く。ゴルボンのパワーアップが間に合わないと悟ったなおとボンは、必勝ボンやぶSANとともにシルヴ
ァー
を倒そうと試みるが、圧倒的な力の差でピンチにおちいる。
とどめをさされそうになったその時、パワーアップしたゴルボンが駆けつけ、圧倒的な力の差と奇跡で、見事シル
ヴァー
を討ち倒したのだった。
王ゴルボンを殺害した張本人が作った組織黒い水晶団の存在を知ったゴルボンは、黒い水晶団から世界を救
う決意をさらに固めるのであった。

暗雲に稲妻・・・。どこかで見た光景だと思ったら、案の定、ここは「ダークムーン」本部であった。

マツモト「なんなのだ!?あの4、5話は!!!!」

始まり早々、大声で叫ぶマツモト。いそがしいヤツだ。

カトリーヌ「何をそんなに怒ってるの?ダ〜リン・・・。」

カトリーヌがプリンを食べながら、旅行のパンフレットを読んでいる。

マツモト「これが怒られずにいられるか!!・・・なんなんだ!!あのシリアスすぎる話は!!・・・おかげで
オレの出番はおろか、マツモトの字すら出んかったではないかぁぁぁ〜!!!(怒)」


はげしくジダンダをふむマツモト。まるでオマケ付きのお菓子を買ってもらえなかった子供のようだ。

マツモト「しかも、あのゴルボンがパワーアップしたと来てる!・・・このままでは我がダークムーンも解散コ
ンサートを開かなくてはならなくなるぞ!!」


めずらしく深く考え込むマツモト。その時、苦悩する彼の前に、部下の男があらわれた。

謎の男マツモト様。今回はこのボクにまかせてもらえませんか?」

マツモト「おお!お前か!!いい所に来た!!お前に光の十勇士、討伐(とうばつ)を命じる!!」

謎の男「はは!おまかせください!!・・・ヌフヌフ。(^ ^)」

謎の男は深々とマツモトに頭を下げると、怪しい笑い声を発しながら全速力でその場から去っていった。





太陽がジーエス山の頂上へさしかかる頃、ビーダレジスタンスの基地から、ゴルボンたちが再び旅路につこ
うとしていた。

ゴルボン「いろいろ世話になっちゃったな。ホントにありがとな、なおとボン。」

なおとボン「礼を言うのはボクのほうですよ。あなたの強さを見て、再び未来に希望が持てましたから。」

なおとボンが尊敬の眼差しでゴルボンを見つめる。思わず照れるゴルボン

ゴルボン「って、ていっても、王ゴルボンモードハチマキをつけてなきゃ弱いまんまなんだけとね・・・(^ ^;」

照れくさそうに頭をポリポリかくゴルボン。それを見たなおとボンがかるくほほ笑んだ。

なおとボン「いいえ。ボクは信じてますよ。あなたがいつか必ず、この世界に平和の光を灯してくれることを
・・・。」


自分を信じてくれている者がいる・・・。その思いがゴルボンの決意をさらに強いものにする。

ゴルボン「・・・んじゃ、行くよ。・・・また会おうな!なおとボン!」

なおとボン「もちろんですよ!・・・・・・・・お気をつけて。」

ギュッと強い握手をかわすなおとボンゴルボン。ふと、視線をそらし、必勝ボンの方を見ると、やぶSANと別
れをおしむ必勝ボンの姿があった。

必勝ボン「いっしょには・・・来れないのかよン・・・。」

必勝ボンらしくない、哀しい声を出す。

やぶSAN「今の私じゃ・・・きっとみなさんの足手まといになると思うんです。・・・・・・それに・・・急に光の十
勇士
といわれても、まだ、気持ちの整理ができてませんし・・・。本当にすみません。」


哀しげな表情で深々と頭を下げるやぶSAN。その姿を見た必勝ボンが急に表情を変え、やぶSANの肩にポン
ッと手を置いた。

必勝ボン「無理なこといっちゃって、ゴメンよン!オレたちだけでなんとかがんばってみるよン!(^ ^)」

優しくほほ笑む必勝ボン。その笑顔につられてやぶSANも涙目でニッコリとほほ笑んだ。

やぶSAN「でも、気持ちの整理がついたら、きっと助けに行きます。その時はよろしくお願いしますね!
ルボン
さん!必勝ボンさん!(^ ^)」


ゴルボン「ああ!もちろんさ!!(^ ^)」

必勝ボン「こちらこそ、よろ4×9(しく)=36!!よン!!」

必勝ボンの寒いギャグがその場のふんいきをなごました。思わず笑いが飛び出す。

やぶSAN「お気をつけて・・・・・。」

なおとボンやぶSANがあたたかく見守る中、足取りかるく旅路につくゴルボン必勝ボンであった。

ゴルボン「そういやナビボン。お前、最近必勝ボンの寒いギャグで笑わなくなったな〜。お前もパワーアップ
したのか?(^ ^)」


ニヤニヤ笑いながらナビボンをちゃかすゴルボンナビボンはポンッと勢いよく耳栓を外した。

ナビボン「フフン♪耳栓してるからだもん♪」

余裕の笑みをうかべ、胸をはってじまんするナビボン必勝ボンが背後から迫る。

必勝ボン「耳栓(みみせん)なんて、耳せんといて〜!!(^ ^)」

ナビボン「プハハハハッ!!・・・不意打ちなんてひきょうだよ!!必勝ボン!!」

ナビボンの笑い声だけが、いつまでも山中にコダマした。





白い雲におおわれ、空が全く見えない山道。ビーダ文字が刻まれた石柱が並ぶ神々しい場所にたどりついた
ルボン
たち。そう、ここが目的地のジーエス山の入り口である。

ゴルボン「やっと・・・・たどりついたぜ。・・・ジーエス山!!」

歓喜のあまり飛んでよろこぶゴルボン。今までの苦労が、走馬灯(そうまとう)のように脳裏をよぎる。

ナビボン「ここにいる元四のクロ様に会って、レジェンドカードに関する情報をもらわないとね♪」

ゴルボンレジェンドカード?」

頭の中を「?」マークが飛びかうゴルボン。思わずため息をつくナビボン

ナビボン「はぁ・・・。もうわすれちゃったの?レジェンドカードは、王ゴルボン様の力を封印した10枚のカー
ドのことだよ。必勝ボンキクノオバサンの時、使ってたでしょ?」


ナビボンが大学教授のような格好をして、第2話のビデオをゴルボンに見せる。正座をして真剣に見ながらフム
フムとうなずくゴルボン

必勝ボン「ああ、オレが神様からもらった、光るカードのことかよン。」

・・・と言ってレジェンドカードを取り出す必勝ボン。今はきいろボンのカードのままである。

ナビボン「普段は普通のカードに封印されていて、カムフラージュしてるけど・・・。ゴルボンだって手に入れ
れば、今よりもっと強くなるんだから♪」


必勝ボンレジェンドカードを物欲しげに見ていたゴルボンだったが、ナビボンの一言でやる気に火がついた。

ゴルボン「よっしゃ〜!!そんじゃさっさとクロさんに会って、カードをもらおうぜ〜!!(^ ^)」

軽快なステップでジーエス山の入り口に向かうゴルボン。入り口付近に近づいた時、石柱のカゲから長いヤリを
持った大男が出てきた!!

門番兵「コゾウ!!いったい何のようだ?」

グローブのような大きな手でゴルボンの頭をわしづかみにする門番兵ナビボンがあわてて止めに入った。

ナビボン「ちょっとキミ!!失礼じゃない!!その手をはなしなさいよ!!」

門番兵「何だ?ナマイキな妖精ボンだな。ここを元四のクロ様が収めるジーエス山と知っているのか!?」

門番兵の問いかけに腰に手をあて、胸をはって答えるナビボン

ナビボン「あったりまえよ!私を誰だと思ってるの?キミこそわかってるの!?その人は王ゴルボン様の生
まれ変わりで、光の十勇士なのよ!?そんな失礼なことして、いいのかしら〜?」


自信満々に力説するナビボンを見て、とつぜん笑い出す門番兵。大きな笑い声が山中にコダマする。

ナビボン「な、何がおかしいの!?」

門番兵「よくそんなウソをついて、レジェンドカードの情報をうばおうとする輩(やから)が来るが、よりによ
って王ゴルボン様の生まれ変わりとはな〜!!よくもまあ、そんなウソがつけたもんだ!!」


門番兵は大笑いしたと思ったらとつぜん、恐ろしい目つきでナビボンをにらみつけた。

門番兵「まあいい。本物かどうかは元四のクロ様が見極めてくださるだろう。・・・とにかく!ここを通りたけ
れば、BBマスターの証であるBBマスターバッジを見せろ!!」


門番兵が、その大きな手を必勝ボンの前に突き出してきた。

必勝ボン「バッジを出せば、バッジ、グ〜ですかよン?」

寒いギャグを言い放ちながらBBマスターバッジをわたす必勝ボン門番兵は無視しながらバッジをたしかめた。

門番兵「どうやら本物のようだな・・・。よし!次はオマエだ!!」

今度はゴルボンの前に大きな手を突き出す門番兵

ゴルボン「・・・・・・・・・・・・・・。」

門番兵「どうした!?早く出さないか!!」

ゴルボン「・・・・・・・・・・・・・・。」

門番兵「何をしている!?さっさとしろ!!」

ゴルボン門番兵の間がだんだん険悪(けんあく)なムードになっていく。

ナビボン「何してるの?ゴルボン!早く出しなよ!」

ゴルボン「あの〜。何すか?それ・・・。(^ ^;」

ゴルボンの一言でまわりの時が止まった。そう、ゴルボンBBマスターバッジを持っていなかったのだ・・・。

ナビボン「もしかしてさ、ゴルボン・・・・。キミ、BBマスター認定試験、受けてなかったりする・・・?(^ ^;」

ゴルボン「何?それ。」

シュイィィィィンッ!!ナビボンは思わずロケットのように青空の向こうへ飛んでいった。

ナビボン「あは・・・あはは・・・・あははは・・・・(T▽T)」

必勝ボン「あ、ナビボンさんがこわれた・・・(^ ^;」

ピキピキッ!!門番兵のみけんが、異様な音を立てる。

門番兵「この・・・コゾウどもが〜!!さっさと帰れぇ〜!!!!(怒)」

ドヒュゥゥゥンッ!!門番兵の大声におどろき、ゴルボンたちは一目散にその場を去った。
その姿を、山頂で見つめる者がいた。

????「?・・・・・・・あの者たちは・・・・?」

謎の人物が、近くの部下にたずねる。

門番兵「どうやら・・・光の十勇士とウソをつき、レジェンドカードをうばおうとした者たちだったようです。」

????「・・・・・・・そうか。」

謎の人物は望遠鏡を取り出し、ゴルボンナビボンの姿をじっと見つめた。

????(女神よ・・・。ついに見つけられたのですね・・・。希望のひとかけらを・・・・。)

To be Continued



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