第6話「消えた?ナビボン」<その3>



ナビボン「・・・・・本当にごめんなさい・・・。必勝ボン・・・。(- -;」

肩身をせまくしてあやまるナビボン必勝ボンは頭につき刺さった窓ガラスの破片をナイフにていねいに抜き取
ってもらっていた。

必勝ボン「いいってことですよん。オレだって夢と現実の区別がつかない時ってありますし・・・。(^ ^)」

ニッコリとほほ笑む必勝ボン。とつぜん傷口から血がピューピュー飛び出す。ナイフはあわてて必勝ボンの頭に
包帯を巻き、止血した。

ナビボン「それより・・・ここ、どこなの?」

ナビボンがまわりをキョロキョロと見まわす。明らかにさっきの長屋とはちがう場所にいるようだ。

ナイフ「ここは私たち、義賊団NOVU2のアジト。さっきの長屋から少し行った所にある地下基地です。」

ゴルボン「さっきから聞こうと思ってたんだけど、その、ぎぞくだんって何?」

ナビボン「義賊団っていうのは、悪いことしてるお金持ちからだけ、金品を盗んで、めぐまれない人々に配
ってる正義のドロボウのことだよ。」


ゴルボン「ふ〜ん、何か、いい者なのか、悪者なのか、わからんなぁ・・・(^ ^;」

理解するのがめんどうになったのか、頭をポリポリかきながらダラけるゴルボン

ナイフ「税金だといって、たくさんのお金を街の人から取っていた前の市長が、この街から追放されてからは
私たちもドロボウ稼業はやめていたんですけど・・・。」


会話を途中で止め、ふと立ち上がり、窓の外を見つめるナイフ

ナイフ黒い水晶団の将軍の一人、破壊のズィーガーがこの街を乗っ取り、街中のお金をうばうだけでな
く、街の大人をみんな連れていってしまって・・・。」



ナイフはとつぜんその場に座り込むと、両手で顔をふさぎ、泣き出してしまった。

ナイフのぶ2にいさんも旅でいないし・・・、私、どうすればいいか・・・!(泣)」


思わず泣き出すナイフだったが、ふと我にかえると、涙をふいて立ち上がった。

ナイフ「ご、ごめんなさい。取り乱しちゃって・・・。」


ムリヤリ明るくふるまうナイフの姿を見て、ゴルボン必勝ボンは目を合わせて、一回うなずくと、とつぜん立ち
上がった。

ゴルボンナイフちゃん。その黒い水晶団のアジトの場所、教えてくれないか?」

ゴルボンの思いもよらない言動で、おどろくナイフ

ナイフ「まさか・・・!ズィーガーと戦うつもりですか!?・・・・・・ムチャです!!あの男は数十人のBBマスタ
ーが束になっても勝てなかった、恐ろしい男なんですよ!?」



必勝ボン「たとえムチャでも、困ってる人を見捨てるわけにはいかないよン。(^^)」

ゴルボン「そうさ!だってオレたち・・・」

ゴルボン必勝ボン光の十勇士だもんな!!(^ ^)」

ガシッとお互いの腕を合わせるゴルボン必勝ボン

ナイフ「あなたたちがあの伝説の・・・・!? でも・・・やっぱりキケンです!!」

不安げな顔で見つめるナイフの肩に、ピョコっと座り込み、ほほ笑むナビボン

ナビボン「大丈夫だよ♪ちょっと情けない二人だけど、言ったことは必ず実行する、正義のBBマスターなん
だから♪まかせときなって♪」


必勝ボン「かわいいナイフちゃんが困ってるのに、ほっとくワケにはいかないよン!(^ ^)」

ゴルボン「子供にあんなひもじい思いをさせるような悪党は、ゆるしておけないしな!!」

ナイフ「・・・あ・・・・・・ありがとう・・・ございます・・・!(泣)」

ゴルボンたちのやさしい言葉で、思わず涙があふれ出すナイフナビボンがその涙をそっとふく。

ゴルボン「それじゃあ、いくぜ!!」




「ヒンコス」から数km西に行った所にある荒野。激しい砂ホコリが立つ中、うっすらと見える、大きな門があった。

ゴルボン「でっかい建物だな〜(^ ^;」

岩カゲから建物を見上げるゴルボン。あまりの大きさに開いた口がふさがらないようだ。

ナイフ「この関所を通らないと、ズィーガーの所へいけないんです。ズィーガーの所から逃げた人を捕まえ
るために作られたようです。」


必勝ボン「関所(せきしょ)で咳(せき)しよ〜!!(^ ^;」

ナビボン「プフッ・・・プハハハハハハ!!(^▽^)」

必勝ボンの寒いギャグがナビボンに炸裂! 大きな笑い声が荒野中にひびきわたり、門番兵に見つかってしま
った!!

門番兵「ん!?・・・誰だ!!そこにいるのは!!」

ナイフ「!!・・・見つかった!!」

ゴルボン「この、バカナビ子〜!!(T T)」

ナビボン「ひ〜ん!ごめんなさ〜い!!(T T)」

必勝ボン「4面と6面の間は?5面(ごめん)なさ〜い!!(^ ^;」

混乱するゴルボンたちなど、お構いなしで門番兵がドンドンおそいかかってくる!!

ゴルボン「こうなりゃ、強行突破(きょうこうとっぱ)だ!!行け!!必勝ボン!!」

必勝ボン「まかせるよン!!」

ゴルボンのかけ声で岩陰から飛び出した必勝ボンは、一枚のカードを取り出すと、せまり来る門番兵たちの前
に向けて構えた。

必勝ボン「アシスト!!「そのかどをマーガリン」!!」

大声で叫んだ必勝ボンが持っていたカードはなんとショックウェーブシステムだった!とつぜん、メガホンを取り
出す必勝ボン

ゴルボン「みんな、耳栓と毛皮のコートの用意〜!!」

ゴルボンはあらかじめ用意しておいた、耳栓と毛皮のコートをナビボンナイフにわたすと、急いでそれらを着用
した。

必勝ボン「牛が笑った!「うっしっし!」

ヒュゥゥゥ〜。必勝ボンの寒いギャグにショックウェーブシステム宿る力が反応し、あたりに冷たい風が
ふき始めた。

門番兵「な、なんだ!?急に寒くなってきたぞ!!」

必勝ボン「中国とお別れ!「チャイナら!」

ビュオォォォ!!さらに風が冷たさを増した。

門番兵「な、何でこんなに寒く・・・ただいまの気温0度!?」

必勝ボン「タラが帰ってきた!「タラいま!」

ビュオオオオオォォォ!!さらに寒さが増し、やがて雪がはげしい風とともに、門番兵
におそいかかる!!

門番兵「さ・・・・・・さ・・・・・む・・・・・・い・・・・・・・(凍)」

ついに門番兵たちは、カチンコチンに凍り付いてしまった。さらに勢いにのる必勝ボン

必勝ボン「水戸へ行くのは見・・・・・・

ゴルボン「もういい!やめろ〜!必勝ボン!!お前、オレたちまで凍り付けにする気か〜!!(^ ^;」

必勝ボン「あ・・・、もういいのかよン?(^ ^;」

ようやく我に戻った必勝ボン。あたりを見わたすと、春だというのに辺り一面、冬景色と化していた。

ゴルボン「まったく、カードに宿るパワーがこんなに恐ろしいものなんて・・・。(- -;」

ホッと一息つくゴルボン。ふと、気がつくとナイフの頭の上にいたはずのナビボンの姿が見当たらない。

ゴルボン「あれ、ナビボンは?」

必勝ボン「?・・・そういえば、いないですねぇ・・・。」

ナイフ「まさか、必勝ボンさんの発生させた寒い風で飛んでっちゃったんじゃ・・・。」

ゴルボン「バカな!!ナビボンカードに宿るパワーの影響をうけないんだ!!アイツが自分でそう言っ
てたんだぜ!?」


真剣な顔で荒野を見まわすゴルボン。目をこらしてみると、降り積もった雪についた、人の足跡が目についた。

必勝ボン「あの足跡・・・。いかにも怪しいよン。(^ ^;」

ゴルボンズィーガーは後回しだ!!とにかく今はナビボンをさがすぞ!!」

ナビボンを探しにいくため、いったん、その場から離れようとするゴルボンたち。その時、騒ぎに気づいた門番兵
たちが関所から次々と現れる!ゴルボンたちはあっという間に取り囲まれ、身動きが取れなくなってしまった!!

ゴルボン「し、しまった・・・!!」

門番兵「動くな!!お前たちをズィーガー様の所へ連行する!!」

ゴルボンたちは門番兵に取り押さえられ、カードケースと武器を取られてしまった!!




ナビボン「う、う〜ん。ここは・・・。」

ナビボンが目を覚ますと、あたりには何もない、無人の荒野が広がっていた。気がつくと、全身が何者かににぎ
られている感覚があった。

謎の男「気がついた〜?ナビボンちゃ〜ん。ヌフヌフ。(^ ^)」

ナビボンをつかんでいたのは、怪しい笑い声を放つ、気持ちの悪い男であった。頭には見たことのあるヘルメット
をかぶっている。

ナビボン「キ、キミ、だれなの!?・・・そのヘルメットはダークムーンの・・・・!!」

謎の男「ヌフヌフ。光栄だな〜。我がダークムーンのこと、覚えていてくれて・・・。ボク、スギタっていうんだ。
よろしくねナビボンちゃん。」


ナビボン「す、スギタ・・・?・・・・どうして私の名前を・・・。」

いかにも怪しいスギタの顔つきを見て、おびえるナビボン

スギタ「君のことなら、何でも知ってるよ〜。だって君のことしてるんだから・・・。」

スギタの言葉を聞いて、体中に悪寒が走り、青ざめるナビボン。急にスギタの手の中で暴れ出した。

ナビボン「はなしてよ〜!!このロ○コン変態男〜!!・・・ゴルボン!!どこにいるの!?ゴルボ〜ン
!!・・・この変態、何とかして〜!!(T T)」


スギタ「大声でさけんでも無駄だよ〜。ここら辺はダレもいないからね〜。ヌフヌフ・・・。(^ ^)」

ナビボン「!!」

スギタ「さあ、これから永遠の愛を誓うために教会へ行こうか・・・。そのあとはハネムーンだよぉ〜。」

ナビボン「イヤァァァ!! ゴルボ〜ン!!!!(激泣)」

To be Continued



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