第7話「「仲間」という名の力」<その4>



ゴルボン王ゴルボンモードを打ち破った、ズィーガーレジェンドカードが、不気味なオーラを放ちながら、
のぶ2たちの前に立ちはだかった!!


ズィーガー(手札=0)
のぶ2(手札=0)
銀戎瑠(パワー2/エネルギー6)
メタル命中率「3」Bマーク(ダメージ)=3

必勝ボン(手札=0)
イエローシューター(パワー3(に5)/エネルギー6)
メタル命中率「1」Bマーク(ダメージ)=3



バトル場
ズィーガー(パワー0/エネルギー7)
メタル命中率「1」Bマーク(ダメージ)=0

ベンチ
●シルドーク(パワー1/エネルギー6)
メタル命中率「2」
ビーダウン!!

シュリンゲ(パワー1/エネルギー5)
メタル命中率「2」
ビーダウン!!

のぶ2「あれは・・・・ボクの奪われたレジェンドカード・・・。ズィーガーのダークエネルギーで、変化してし
まったのか・・・!?」


ズィーガー「それはちがうぞ!!・・・レジェンドカードは、ようやく自分の力にふさわしい主を見つけたの
だ!!キサマのような甘ちゃんが主で、さぞ、悲しかったろうなぁ!!ガァ〜ッハッハッ!!」


ズィーガーの挑発が、のぶ2の怒りの感情を激しく揺さぶる!!

のぶ2「だっ・・・だまれぇぇぇっ!!!!」

ついにのぶ2の中で、何かが音を立てて壊れ、怒りの感情が爆発した!!

必勝ボン「お、落ち着くよン!のぶ2兄さん!!・・・それじゃ、ゴルボンさんの二の舞だよン!!」

冷静さを失うのぶ2を、必死で押さえる必勝ボン必勝ボンのひたむきな行動で、のぶ2は冷静さを取り戻した。

のぶ2「す、すまない・・・必勝ボン・・・。つい、感情的になってしまったよ・・・。」

ズィーガー「キサマが怒ろうと、冷静になろうとも、我の手元にレジェンドカードがある限り、キサマらの敗
北に変わりはない!!ビードロウ!!」


ズィーガー山札からカードを一枚引く。カードを確認すると、何を血迷ったのか、そのカードをのぶ2の眼前に突
き出した!!

のぶ2「く、クリスタルビーダマ!?・・・・何のつもりだ、ズィーガー!・・・相手に手札を見せるなんて!!」

ズィーガー「わからんか・・・?これは勝利宣言なのだ!!・・・次のターン、キサマらは、このカードで我に
敗れ去るのだ!!・・・ボンなり!!」


ズィーガーの余裕の態度が、再びのぶ2の怒りを呼び覚ます!!

のぶ2「どこまでフザけたヤツなんだっ!!・・・その高い鼻っ柱を今、へし折ってやるぞ!ビードロウ!!」

のぶ2必勝ボンが山札からカードを引いた。のぶ2メタルビーダマを、必勝ボンクリスタルビーダマを、
それぞれ引いた。

必勝ボンのぶ2兄さん。あのカードは与えたダメージの分だけ、パワーを+する恐ろしいカードよン!
・・・だから、一発で倒さないと、オレたちの負けよン!!」


必勝ボンが小声でのぶ2に忠告をする。のぶ2は自分と必勝ボンの手札を確認すると、頭の中でダメージ計
算をし始めた。

のぶ2必勝ボンクリスタルビーダマでダメージ3、ボクのメタルビーダマが当たればダメージ4だから
二人のダメージを足せば、合計7!!・・・大丈夫!勝てるよ!!」


のぶ2必勝ボンは無言でうなずくと、ズィーガーに向かって構えを取った!!

必勝ボン「まずは、オレからいくよン!!クリスタルシュート!!」

バシュゥゥゥッ!!イエローシュータークリスタルシュートが、レジェンドカードズィーガー
に炸裂!!3ダメージを与えた!!

必勝ボン「今よン!のぶ2兄さん!ぶちかましてやるよン!!」

必勝ボンの雄叫びと同時に、のぶ2メタコロを空中に放り投げた!!

のぶ2「この一撃で・・・決めるっ!メタルシュートメタコロォォル!!」

メタコロが軽やかに空中を舞い、静かに落下した!!運命がかかったメタコロの目は・・・・・「2」!!
銀戎瑠メタル命中率は「3」であるため、相手にダメージを与えることができない!!

のぶ2「はっ・・・外れた!?」

予想もしなかった最悪の事態を向かえ、頭の中が真っ白になるのぶ2。辺りが沈黙につつまれる。

ズィーガー「ガァ〜ッハッハッハッハッ!!・・・やはり、ビーダの女神は我に勝利をもたらしたようだな!!
キサマたちの負けだぁ!!コゾウども!!」





ナイフ「ああ・・・!!の、のぶ2兄さんたちが危ない!!」

のぶ2たちのピンチを悟ったナイフが、思わず大声をあげる。

ゴルボン「!!・・・・このまま・・・・あの二人を・・・・オレの仲間を・・・・やらせるものか・・・!!」

仲間を想う気持ちが、わずかな気力のゴルボンを立ち上がらせる!!

ゴルボン○ホワイトブロス・・・・。たのむ・・・・。仲間を救うために、もう一度、力を貸してくれ!!」

ゴルボンは先ほどのバトルで生き残った○ホワイトブロスに、全ビーダエネルギーを込めた!!カードから、
立体映像の○ホワイトブロスが出現する!!

ナビボン「ダメだよ!ゴルボン!!これ以上ムチャしないで!!」

ゴルボン「はぁ・・・はぁ・・・!こ・・・これぐらい・・・・なん・・・・とも・・・ねぇ・・・・!!」

残りのビーダエネルギーを使い果たしたゴルボンは、再びその場にひざまずいてしまう。

ゴルボンナイフちゃん・・・きみに・・・・たのみがある・・・・。」

ゴルボンは手札にしていたプロフェッサーボンを、ナイフに手渡した。

ナイフ「こ・・・これは・・・・!?」

ゴルボン「オレには・・・もうメタコロをふる力も残ってない・・・。だから・・・きみが代わりにふってくれない
か・・・?」


ナイフ「そ・・・そんな!!・・・私がふったって・・・失敗するだけですよ!!」

とつぜんの事態に、動揺がかくしきれないナイフプロフェッサーボンを持つ手が小刻みに震える。

ゴルボン「いいかい?・・・メタコロを成功させるには・・・ビーダエネルギーが必要なんだ・・・。ビーダエネル
ギーのないオレがやったって、失敗するのは目に見えてる。・・・・でも、きみなら・・・。」


ナイフ「でも・・・そんな重大な役・・・私には・・・・。」

ゴルボン「大丈夫!!・・・きみの・・・お兄さんを助けたいという気持ちに・・・きっとビーダの女神が応えて
くれる!!・・・なぁ、ナビボン!!」


ナビボン!!!!・・・・・・・うん・・・・・そうだね・・・・。きっと、応えてくれるよ。ナイフちゃん。」

ゴルボンの言葉になぜか動揺するナビボンナイフにかける言葉も、なぜかそっけない。

ナイフ「ビーダの女神よ・・・。兄さんを・・・みんなを救うために、力を貸して下さい!!メタコロォォル!!」

ナイフが想いを込めてメタコロを投げる!!その時、深い祈りをささげるナビボンの体が光り出し、メタコロ
奇跡を呼んだ!!

運命のメタコロが示した目は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「2」!!

ナイフ「やったぁ!!・・・成功したわっ!!!」

ゴルボン「よくやったぜ!ナイフちゃん!!」

思わず飛び上がって喜ぶナイフゴルボンもつられてガッツポーズ。

ゴルボン「この・・・3枚で・・・ヤツを・・・倒してみせる!!」

ゴルボンが最後の気力をふりしぼり、山札から3枚カードを引いた!




ズィーガー「さあ!ボン!と言え!!・・・それとも、恐怖のあまり声も出せんか!?ガァ〜ッハッハッ!!」

ゴルボン「勝負はまだ・・・終わっちゃいねぇぞ!!」

ズィーガー「!!!!???」

ズィーガーがすばやく反応し、後ろに振りかえる。そこには三枚のカードを持つゴルボンの姿が!!

ズィーガー「き・・・キサマはゴルボン!!・・・・復活しよったのか!?」

ゴルボン3on1バトルは、本来3対1で行うもの!・・・つまり!オレにもまだ、攻撃権があるってことだ!」

ゴルボンが構えを取って、三枚のカードをズィーガーに向けた!!

ゴルボン「くらえぇっ!!ズィーガー!!コンボ!「ハリケーンショォォット」!!」

ゴルボンの手からコンボカードカゼ丸と2枚のクリスタルビーダマが放たれた!!

ズィーガー「お・・・・おのれぇぇぇぇ!!!!」

ズドドォォォォッ!!○ホワイトブロスが放ったクリスタルビーダマ2発が、ズィーガーを貫いた!
ズィーガーは2+2の合計4ダメージを受け、ビーダウン!ビーK.O!


ズィーガー(手札=1)
のぶ2(手札=0)
銀戎瑠(パワー2/エネルギー6)
メタル命中率「3」Bマーク(ダメージ)=3

必勝ボン(手札=0)
イエローシューター(パワー3(に5)/エネルギー6)
メタル命中率「1」Bマーク(ダメージ)=3

ゴルボン(手札=0)
○ホワイトブロス(パワー2(●に4)/エネルギー7)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=0
バトル場
ズィーガー(パワー0/エネルギー7)
メタル命中率「1」
ビーダウン!!

ベンチ
●シルドーク(パワー1/エネルギー6)
メタル命中率「2」
ビーダウン!!

シュリンゲ(パワー1/エネルギー5)
メタル命中率「2」
ビーダウン!!

ズィーガー「グオォォォォォォ!!!!」

真剣ビーバトでちくせきされたダメージが、敗者であるズィーガーをおそう!!言葉にならない苦痛におそわれる
ズィーガーであったが、なんと、その苦痛に耐え切った!!

ゴルボン「なっ!!・・・・真剣ビーバトのダメージに耐え抜いただって!?」

ズィーガーの底知れぬ精神力を目の当たりにし、恐怖にかられるゴルボン。思わず、後退してしまう。

ズィーガー「ククク・・・。非公式のルールとはいえ、この我がたかが三人の小僧ごときに敗れるとはな・・・!!」

全身の苦痛に耐えながら、ゆっくりとゴルボンたちに近づくズィーガー。はじめて味わった敗北感と、強敵にあえ
た喜びが激しく交差する。

ズィーガー「だが、忘れるな・・・!我ら黒い水晶団の力は、こんなものではない!・・・今回は油断したが、
次にキサマらと会う時は、全力を持って、キサマらを粉砕してくれようぞ!!クハハハハ!!」


不気味に笑いながら、一枚のカードを取り出すズィーガー。そのカードを天にかかげ、大声で叫ぶ!!

ズィーガー「アシスト!「きんきゅうだっしゅつ」!!」

アシストカードの格納庫がら光が飛び出し、ズィーガーの体をつつんだ。光がやむと同時に、ズィーガーもその
場から姿を消していた。



のぶ2「勝ったのか・・・・?ボクたちが・・・。ズィーガーに・・・・勝ったのか!?」

あまりにとつぜんな出来事であったため、気持ちの整理がつかないのぶ2ナイフが歓喜の笑みを浮かべなが
ら、のぶ2に勢いよく抱きついた。

ナイフ「勝ったのよ!!・・・私たち、勝ったんだから!!のぶ2兄さん!!」

ナイフの言葉を耳にし、まわりを見まわすのぶ2ゴルボン必勝ボンが笑顔でうなずく。

のぶ2「いい・・・・・・いやったぁぁぁぁぁ!!!!

ようやく勝利を実感したのぶ2。思わずナイフを抱きかかえながら飛び上がって大喜びする。のぶ2に触発され
、街の住民たちが狂喜する。その歓声が広場に響き渡る。

ズィーガーの部下「ず、ズィーガー様が・・・・負けた・・・?・・・・に、逃げろぉぉ!!!」

主を失ったズィーガーの部下たちは、たちまち混乱を起こし、いっせいに広場から逃げ出した。その時、はじめ
「ヒンコス」の住民たちは、街に平和が戻ったことを実感した。

NOVU2メンバーA「ボス!よく、ご無事で!!」

NOVU2メンバーB「おかえりなさい!!ボス!」

義賊団のメンバーたちが、リーダーであるのぶ2のもとに次々と駆け寄り、いっせいにのぶ2を持ち上げると、
胴上げを始めた!気力を使い果たしたゴルボンは、その場に座り込みながらその光景を強く見つめていた。

ナビボン「?・・・・どうしたの?ゴルボン。ボーっとしちゃって・・・。」

ゴルボン「オレ・・・今まで王ゴルボンモードにさえなれば、一人でも充分勝てると思ってたけど、それはまち
がいだったんだな・・・。」

ふと、空を見上げるゴルボン。そこには、人々の平和を祝福するかのように、澄み切った青空が広がっていた。

ゴルボン「仲間」という名の力・・・か・・・!!」

To be Continued