第9話「正義を信じて」<その1>

〜前回までのあらすじ〜

BBマスター認定試験を受けるため、「エムエフシティ」に訪れたゴルボンは、そこで同じく、BBマスター認定
試験
を受けに来たという少女、パールと出会う。
初対面のパールに「頼りない」と笑われたゴルボンは、彼女を見返してやろうと持ち前の「ドタン場の強さ」で、何
とか一次試験を突破し、二次試験参加を果たす。

もちろんパールも満点という優秀な成績で、一次試験を突破し、ともに二次試験に挑むが、同じ受験者の卑怯
ボン
の卑劣なワナにはまってしまい、ピンチにおちいってしまうのであった。


BBマスター認定試験で、激しいバトルが繰り広げられている中、試験会場のある一室で、のん気にティータイ
ムを満喫している人物がいた。

きょくちょ〜ボン「やっぱ、大阪名物タコ焼きはうまいなぁ・・・。ここんとこ、地元に帰られへんから、この味
が恋しいわ。ホンマ。」


満面の笑みを浮かべながら、タコ焼きをおいしそうにほおばるきょくちょ〜ボン。その時、局長室のドアが勢い
よく開き、試験官がものすごいスピードできょくちょ〜ボンの席に駆けてきた!!

試験官「大変です!局長!!」

きょくちょ〜ボン「んが!・・・んん・・・!!」

ビックリしてタコ焼きをのどにつまらすきょくちょ〜ボン。湯のみに入ったお茶をあわててガブ飲みする。

きょくちょ〜ボン「こっちが大変じゃあ!!・・・危うくタコ焼きで窒息死するとこやったやんけ!(怒)」

涙を浮かべながら怒りまくるきょくちょ〜ボン。しかし、タコ焼きで窒息死とは、何とも情けない死に方である。

きょくちょ〜ボン「で、何が大変やねん?」

試験官「そ、それが、二次試験会場で、大量の受験者が重傷で倒れているんです!!」

きょくちょ〜ボン「な、なんやて〜!!!!?」




一方、BBマスター認定試験二次試験会場では、卑怯ボン一味の卑劣な猛攻が、パールを苦しめていた!

パール(手札=2)
バトル場
●ブラックデバスター
(パワー2(に4)/エネルギー8)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=3

ベンチ

きいろボン(パワー1/エネルギー5)
メタル命中率「1」
ビーダウン!!


●くろボン(パワー1/エネルギー6)
メタル命中率「1」
ビーダウン!!
卑怯ボン(手札=2)
●鎧玄武(パワー1/エネルギー8)
メタル命中率「3」Bマーク(ダメージ)=2

手下ボンA(手札=2)
●モミテアーマー(パワー1/エネルギー4)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=2

手下ボンB(手札=2)
●モミテアーマー(パワー1/エネルギー4)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=2

手下ボンC(手札=2)
●モミテアーマー(パワー1/エネルギー4)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=2

手下ボンD(手札=2)
●モミテアーマー(パワー1/エネルギー4)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=2

卑怯ボン「コイツでとどめだぁ!!・・・いくぜ!ヤロウども!!」

手下ボンA「オォォォォォ!!!」

ズガガガガガァァァッ!!卑怯ボン一味の一斉攻撃がパール●ブラックデバスターにヒット!
3+1+1+1+1の合計7ダメージを受け、●ブラックデバスタービーダウン!ビーK.O!


パール(手札=2)
バトル場
●ブラックデバスター
(パワー2(に4)/エネルギー8)
メタル命中率「2」
ビーダウン!!

ベンチ

きいろボン(パワー1/エネルギー5)
メタル命中率「1」
ビーダウン!!


●くろボン(パワー1/エネルギー6)
メタル命中率「1」
ビーダウン!!
卑怯ボン(手札=1)
●鎧玄武(パワー1/エネルギー8)
メタル命中率「3」Bマーク(ダメージ)=2

手下ボンA(手札=1)
●モミテアーマー(パワー1/エネルギー4)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=2

手下ボンB(手札=1)
●モミテアーマー(パワー1/エネルギー4)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=2

手下ボンC(手札=1)
●モミテアーマー(パワー1/エネルギー4)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=2

手下ボンD(手札=1)
●モミテアーマー(パワー1/エネルギー4)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=2

パール「キャアァァァァッ!!!!」


真剣ビーバトでちくせきされたダメージを受け、その場に倒れ込むパール。倒れた時の衝撃で、ポケットから
IDカードが飛び出した。

卑怯ボン「チッ!!・・・・・・しぶとい小娘だったぜ!!」

卑怯ボンは、倒れているパールに近づくと、側に落ちているIDカードを奪い取った。

卑怯ボン「これでコイツも他のヤツ同様、口が聞けねえだろ。・・・・・・・・・いくぜ!ヤロウども!!」

捨てゼリフを吐き捨て、その場から去ろうとする卑怯ボン。その時・・・。

パール「ま・・・・・・まちな・・・・・・さい・・・・・!」

卑怯ボン「!!!?」

あわてて後ろを振り返る卑怯ボン。すると、そこには全身に走る激痛に耐えながら、必死で立ち上がるパール
の姿があった。

パール「ま・・・・・・まだよ・・・・・。そのカードは・・・・・・わたさ・・・ない・・・!」

卑怯ボン「た、立ち上がりやがった!?・・・真剣ビーバトのダメージを受けたってのに!!」

フラフラとした足取りで、ゆっくりと卑怯ボンに歩み寄るパール卑怯ボンの背筋に悪寒が走る。

パール「さ、さあ・・・・もう一度・・・・・勝負よ。・・・・・私はまだ・・・戦えるわ・・・・。」

卑怯ボン「が、ガキめ・・・!!とち狂いやがったか!?」

パールの執念に恐怖を感じ始める卑怯ボン。額から、冷や汗が滝のように流れ落ちる。

パール「私を倒さなきゃ・・・不正行為がバレるわよ?・・・それとも・・・こんなボロボロの女の子相手でも・・
・・・負けるのが恐いのかしら?・・・・・・臆病者さん?」


苦笑いを浮かべながら卑怯ボンを挑発するパール。臆病者扱いされた卑怯ボンは、怒りで我を見失ってしまう。

卑怯ボン「!!!!・・・・・このガキャァァァ!!!!」




その頃、ゴルボンは、二次試験会場の荒野のど真ん中で、ぼう然と立ち尽くしていた。そう、彼は方向オンチだ
ったのだ。

ゴルボン「勢いよく飛び出したはいいけど、パールを見つける前に、自分が迷ってしまった・・・。(- -;」

額の汗を拭きながら、途方に暮れるゴルボン。あてもなく歩いていると、破れたカードの破片らしき物が散乱す
る場所にたどり着いた。

ゴルボン「!!!!・・・・こ、これは・・・いったい・・・!!?」

カードの破片をたどっていくとゴルボン。進んだ先には無惨に破り捨てられたカードの残骸と、何十人もの受験
者が、傷だらけで倒れているという、悲惨な光景が広がっていた!!

ゴルボン「な・・・何なんだよ・・・。この、墓場みたいな場所は・・・!」

受験者B「う・・・うう・・・・!!」

ぼう然と立ち尽くすゴルボンの側で、一人の受験者が息を吹き返す。あわてて駆け寄るゴルボン

ゴルボン「お、おい!大丈夫か!?・・・・誰にやられたんだ!!?」

受験者B「ひ・・・卑怯・・・・。」

ゴルボン「卑怯!?・・・卑怯がどうかしたのか!?」

必死で何かを伝えようとする受験者。その時、ゴルボンの後方で、大きな爆発音が聞こえた!

ゴルボン「な、何だ!?・・・今の音は!!」

急いで爆発音がした場所に向かうゴルボン。するとそこには、傷だらけで倒れているパールの姿が!!

卑怯ボン「ガキが!!・・・このオレさまをナメやがって!!オラッオラッ!!」

ドゴッ!! ドゴッ!! パールの背中を何度も踏みつける卑怯ボン。にぶい音が荒野に響き渡る。

ゴルボン「何やってんだぁ!!!!・・・てめぇぇ!!!!」

ゴルボンはものすごい勢いでダッシュし、卑怯ボンを突き飛ばすと、傷だらけのパールをゆっくりと抱き起こした。

ゴルボンパール!!・・・・しっかりしろ!!パール!!」

必死でパールに呼びかけるゴルボン。しかしパールは目を覚ます気配がない。

卑怯ボン「こ、このヤロウ・・・。いきなり何しやがる!!」

突き飛ばされた時に強打した頭を押さえながら、不気味に立ち上がる卑怯ボン。恐ろしい形相でゴルボンをに
らみつける。

ゴルボン「きたねえぞ!てめえら!!大の男が一人の女の子に、ハイエナみたいなマネしやがって!!」

パールをそっと地面に寝かせ、勢いよく立ち上がるゴルボン。鋭い視線で卑怯ボンをにらみつける。

ゴルボン「てめえもBBマスターを目指す者の端くれなら、正々堂々と勝負したらどうなんだ!!」

ゴルボンの言葉を聞いて、とつぜん大声で笑い出す卑怯ボン

卑怯ボン「正々堂々だと〜?・・・バカか、てめぇは?・・・勝負なんてものはすべて結果なんだよ!・・・きた
ねえ手だろうが、何だろうが、ようは勝ちゃいいんだよ!・・・ギャ〜ッハッハッハ!!」


卑怯ボンの卑劣な考え方に、ゴルボンの怒りが爆発した!!

ゴルボン「許せねえ!!・・・お前みたいな性根のくさったヤツに、BBマスターになる資格はねえ!!・・・・
・・・オレの手で叩き潰してやる!!」


ゴルボンはバトルセットを取り出すと、卑怯ボンに向かって勢いよく人差し指をさした。

卑怯ボン「おもしれえ・・・。この卑怯ボンさまに逆らったこと、とくと後悔させてやるぜ!!・・・てめえらは手
を出すんじゃねえぞ!!」


卑怯ボンの合図で手下ボンたちが後ろへ下がる。どうやら卑怯ボンは一人でゴルボンの勝負を受けるようだ。

ゴルボン「いいのかよ?・・・卑怯者が正々堂々なんて慣れないことやってたら、足元すくわれるぞ。」

卑怯ボン「ケッ!!・・・てめえみてえな甘ちゃんコゾウごときに本気を出すほど、オレさまは落ちぶれちゃ
いねえよ!!・・・ギャハハハハ〜!!」


卑怯ボンの不気味な笑い声が荒野に響き渡る。

ゴルボン「ぐっ!・・・言ったなぁ!!」

ゴルボン卑怯ボンがお互いのバトルセットを用意し、戦闘体勢を取る!!

ゴルボン卑怯ボン「ビージャンケン!」

ビージャンケンはゴルボンが勝ち、先攻をモノにした。

ゴルボン卑怯ボン「ビーオープン!」

お互いに場のビーダ戦士カードをオモテに返す!


ゴルボン(手札=0)
卑怯ボン(手札=0)
バトル場
あおボン(パワー1/エネルギー4)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=0

ベンチ
○しろボン(パワー1/エネルギー6)
メタル命中率「1」Bマーク(ダメージ)=0

きいろボン(パワー1/エネルギー5)
メタル命中率「1」Bマーク(ダメージ)=0
バトル場
●シルドーク(パワー1/エネルギー6)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=0

ベンチ
○ティーゲル(パワー1/エネルギー6)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=0

ドラーケン(パワー1/エネルギー5)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=0

ゴルボン「てめえだけには・・・絶対負けねえ!!・・・ビードロウ!」

ゴルボンが山札から一枚カードを引き、すかさずそのカードを場に出した!!

ゴルボン「アシスト!「エネルギーリーク」!!」

ゴルボンが出したカードは、「次の番までアシストは使えないが、山札からカード引き、その内1枚をトラッシュに
捨てる」という効果を持つアシストカード助手ボンだった。
ゴルボンは山札から2枚カードを引き、その内1枚のメタルビーダマをトラッシュに捨てた。

ゴルボン「そして・・・・・・進化!イエローメイル!!」

ゴルボンは続いて、先ほど引いたもう1枚のカード、イエローメイルきいろボンの上にのせた!!


ゴルボン(手札=0)
卑怯ボン(手札=0)
バトル場
あおボン(パワー1/エネルギー4)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=0

ベンチ
○しろボン(パワー1/エネルギー6)
メタル命中率「1」Bマーク(ダメージ)=0

イエローメイル(パワー1(に2)/エネルギー6)
メタル命中率「1」Bマーク(ダメージ)=0
バトル場
●シルドーク(パワー1/エネルギー6)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=0

ベンチ
○ティーゲル(パワー1/エネルギー6)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=0

ドラーケン(パワー1/エネルギー5)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=0

ゴルボンボンだ!」

卑怯ボン「ククク!!・・・・・・いくぜぇ!!ビードロウ!!」

卑怯ボンが山札からカードを一枚引く。カードを確認すると、それを手札にする。

卑怯ボン「ククク・・・!!ボンだ!」

ゴルボン「ビードロウ!」

ゴルボンが山札から一枚カードを引く。引いたカードは・・・。

ゴルボン(○ホワイトゲイルUか・・・。○ホワイトメイルがないから、今は進化できないな。)

○ホワイトメイル用の進化カード○ホワイトゲイルUだった。しかし場の○しろボンが、まだ○ホワイトメイル
に進化していないため、今は使うことができない。ゴルボンはしかたなく、そのカードを手札にした。

ゴルボンボンだ!」

卑怯ボン「オレさまの番だ!ビードロウ!!」

卑怯ボンが山札からカードを一枚引き、カードを確認する。カードを見る卑怯ボンの目がクワッと大きく開く!

卑怯ボン「来たぜ来たぜぇ!!・・・てめえを地獄に送るためのカードがよぉ!!」

卑怯ボンが不気味に笑いながら、カードを場に叩き付ける!!

卑怯ボン「アシスト!!ダークエネルギィィーッ!!!!

卑怯ボンが出したカードは、何とあの「次の番までアシストは使えないが、山札から何枚でもカードを引き、引い
た数だけのBマーク(ダメージ)を自分のビーダ戦士1人にのせる(ただし、ビーダウンさせてはいけない)」という効
果を持つ幻のキラカード、ドクターシャドーだった!!

ゴルボン「!!!!・・・・な、何ィィッ!!!」

幻のキラカードの恐怖が、再びゴルボンに襲いかかる!!!
To be Continued



NEXT(その2)