第10話「勇士よ、旅立て」<その3>



レジェンドカードを手に入れたゴルボンの前に、突如あらわれた謎の人物とは!?

????「くくく・・・。こんな所に隠し部屋があったとはな。どおりで見つからないはずだ・・・。」

ゆっくりとゴルボンのもとへ歩み寄ってくる謎の人物。その姿が徐々に明らかになっていく。

ゴルボン「お・・・お前はっ!!新人ボン!!

新人ボン新人ボン?・・・そう言えば、さっきまでそんな名前を名乗ってたなぁ。くっくっくっ・・・。」

企みを秘めた顔で、不気味に笑う新人ボン

ゴルボン「てめえ・・・、きょくちょ〜ボンの部下なんかじゃねえな!?・・・いったい何者だ!!」

新人ボン「オレか?・・・オレの名は暗殺ボン。・・・黒い水晶団に雇われた、プロの殺し屋さ!」

元四のクロ黒い水晶団だと!?・・・くっ!私としたことが・・・。この神聖なる神殿に汚れた悪の侵入を許し
てしまうとは・・・!!」


グッと歯をかみ締め、悔しさに絶える元四のクロ

暗殺ボン「ほざいてんじゃねえよ!老いぼれがぁ!!・・・てめえ、元BBマスター四天王だったんだってな?
・・・今じゃ見る影もねえな!ハァ〜ッハッハッハッ!!」


元四のクロをののしる暗殺ボン。その時、ゴルボンの中で何かが切れる音がした。

ナビボン必勝ボンは・・・他のみんなはどうしたの!?」

暗殺ボン「くくく・・・。アイツらなら今ごろ睡眠薬入りのお茶を飲んでオネンネさ。神殿中のヤツらも全員・・・」

言葉を終えないうちに、ふところから金属質のカプセルを投げる暗殺ボン。カプセルがゴルボンたちの足元に転
がってくる。

暗殺ボン「コイツでオネンネしてもらったぜ!!」

シュオォォォォ!!暗殺ボンの投げた金属質のカプセルから、白い煙が噴き出した!!隠し部屋があ
っという間に煙でおおわれる。

元四のクロ「こ、これは催眠ガス!!・・・いかん!二人とも息を止めろ!!」

あわてて口をふさぐ元四のクロ。しかしガスはすでに元四のクロたちの体に影響を及ぼしていた。

ナビボン「だ・・・ダメ・・・。・・・力が・・・入らない・・・・。」

体中の力が抜け、フラフラッと地面へ落下するナビボン元四のクロも地面にひざまずいていた。

ゴルボン「ゆるさねえぞ・・・、こんなきたねえマネしやがって・・・。」

元四のクロナビボンが倒れる中、ゴルボンただ一人が、その場にずっと立ち続けていた。

暗殺ボン「なっ、何!?・・・催眠ガスが効かないだと!?」

ゴルボン「絶対ゆるさねえぇぇッ!!!!」

カァァァァッ!!ゴルボンのビーダマがまぶしい輝きを放ち、プラネットエンブレムを出現させた!!

元四のクロ「この光は・・・・。体中の催眠ガスが浄化されていく・・・。」

ゴルボンのエンブレムが放つ光が、部屋中の催眠ガスを消し去っていく。

暗殺ボン「チィッ!!・・・こうなったら真剣ビーバトでカタをつけてやるッ!!」

ゴルボン「のぞむところだ!!」

ゴルボン暗殺ボンは、それぞれのバトルセットを取り出し、戦闘体勢を取った!

ゴルボン暗殺ボン「ビージャンケン!」

ビージャンケンはゴルボンが勝ち、先攻をモノにした。

ゴルボン暗殺ボン「ビーオープン!」

お互いに場のビーダ戦士カードをオモテに返す!


ゴルボン(手札=0)
暗殺ボン(手札=0)
バトル場
○しろボン(パワー1/エネルギー6)
メタル命中率「1」Bマーク(ダメージ)=0
バトル場
●シルドーク(パワー1/エネルギー6)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=0

ベンチ
ドラーケン(パワー1/エネルギー5)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=0

○ティーゲル(パワー1/エネルギー6)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=0

暗殺ボン「なっ!?・・・ビーダ戦士が一人だと!?・・・オレをなめてんのか、てめえっ!!」

ゴルボン「わからないのか!?・・・お前みたいな悪党には、一人で十分だからだ!!」

暗殺ボン「このガキィッ!!・・・ズタズタに引き裂いてやるッ!!(怒)」

プロの殺し屋としてのプライドを傷付けられ、はげしく怒り狂う暗殺ボン

ナビボン「む、ムチャだよゴルボン!・・・たった一人だなんて!!」

ゴルボンを止めようと、あわてて飛び上がろうとするナビボン。しかし、催眠ガスの影響が抜けきれていないため
体に羽根に力が入らない。

元四のクロ「・・・大丈夫だ。この勝負・・・ゴルボンが勝つ!!」

ナビボン「・・・え!?・・・でも!!」

元四のクロゴルボンレジェンドカードを手に入れたことで、自分の中で目覚めた強力な力を感じ取った
のだ。・・・だから確信したのだろう・・・「ヤツには一人でも勝てる!!」・・・と。」


ゴルボン(カードよ・・・。メタコロよ・・・。力を貸してくれ。・・・悪を倒すために!!)「ビードロウ!!」

ゴルボンの手によって山札から引かれたカードが、まぶしい光を放つ!引いたカードは・・・。

ゴルボン「アシスト!「あたるもはっけ」!!

「次の番までアシストは使えないが、メタコロをふって「3」が出たら、山札から3枚カードを引ける」という効果もつ
アシストカード、クリスモンド発見器であった!!

ナビボン「く、クリスモンド発見器!!・・・ゴルボン、あんなカード持ってなかったはずよ!」

元四のクロ「あの輝きは・・・まさしくセットチェンジャーの光!!」

ナビボン「な・・・何なんですか、そのセットチェンジャーって・・・。」

元四のクロ「うむ・・・セットチェンジャーとは、王ゴルボンの持っていた、4つの能力のひとつでな。・・・使
い手のレベルに応じて、バトルセットがパワーアップするという能力だ。」


元四のクロの言葉を聞き、ふと何かを思い出したかのように、大きく目を見開くナビボン

ナビボン(そ、そう言えば、王ゴルボンモードになった時もバトルセットの中身が変わっていたよね。・・・ハ
チマキなしでも、そんなすごい能力が使えるようになったなんて・・・。すごいよ、ゴルボン。)


ゴルボンに安心感を抱き、やさしい笑みを浮かべながら見守るナビボン

ゴルボン「いくぜっ!メタコロール!!」

ゴルボンの手から勢いよくメタコロが放たれる!出た目は・・・・・・・・・「3」!!
ゴルボンは山札から3枚カードを引いた!!

ゴルボン「・・・ボンだ!!」

暗殺ボン「ケッ!!・・・大げさなことほざきやがって!・・・ビードロウ!!」

暗殺ボンが山札からカードを一枚引く。

暗殺ボン(チッ!・・・今は使えないな!!)「ボンだ!」

暗殺ボンは引いたカードを手札にし、自分の番を終了した。

ゴルボン「いくぜっ!ビードロウ!!」

ゴルボンが山札からカードを一枚引く。引いたカードは・・・。

ゴルボン「進化!○ホワイトメイル!」

○しろボン用の進化カード、○ホワイトメイルだった。ゴルボン○しろボン○ホワイトメイルに進化した!

ゴルボン「さらに・・・進化!○ホワイトゲイルU!!」

ゴルボンはさらに手札から○ホワイトゲイルUを出し、○ホワイトメイルを進化させた!


ゴルボン(手札=2)
暗殺ボン(手札=1)
バトル場
○ホワイトゲイルU
(パワー2(●に4)/エネルギー7)

メタル命中率「3」Bマーク(ダメージ)=0
バトル場
●シルドーク(パワー1/エネルギー6)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=0

ベンチ
ドラーケン(パワー1/エネルギー5)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=0

○ティーゲル(パワー1/エネルギー6)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=0

ゴルボン「くらえぇっ!メタルシュートメタコロール!!」

ゴルボンメタルビーダマを場に出し、メタコロを振った!!出た目は・・・・・・・・・「3」!!
暗殺ボン●シルドークは、色属性(●に4)+2の合計7ダメージを受け、ビーダウン!

暗殺ボン「な、何っ!?たった2ターンで!!」

●シルドークを秒殺され、あっけに取られてしまう暗殺ボン

ゴルボンボンだ!!」

暗殺ボン「たった一人殺ったぐらいで、調子に乗んじゃねえぞ!・・・ビードロウ!!」

暗殺ボンが山札からカードを一枚引く。カードを確認すると、暗殺ボンは即座にそのカードを場に出した!

暗殺ボン「進化ぁ!鋼蒼竜!!」

暗殺ボンドラーケンは、鋼蒼竜に進化した!


ゴルボン(手札=1)
暗殺ボン(手札=1)
バトル場
○ホワイトゲイルU
(パワー2(●に4)/エネルギー7)

メタル命中率「3」Bマーク(ダメージ)=0
バトル場
鋼蒼竜(パワー2/エネルギー6)
メタル命中率「3」Bマーク(ダメージ)=0

ベンチ
○ティーゲル(パワー1/エネルギー6)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=0

●シルドーク(パワー1/エネルギー6)
メタル命中率「2」
ビーダウン!!

暗殺ボン「くくく・・・。いいぞぉ。ボンだ!!」

不気味な笑みを浮かべる暗殺ボン。はたして、何を企んでいるのだろうか。

ゴルボン「ビードロウ!!」

ゴルボンが山札からカードを一枚引く。引いたカードは「メタコロをふって「1」が出たら、相手のビーダ戦士全員
に2ずつのダメージを与える」という効果を持つアシストカード、ドラキュラだった!

ゴルボン「アシスト!「きゅうけつ」! メタコロール!!

ゴルボンドラキュラのカードを場に出し、メタコロをふった!出た目は・・・・・・・・・「1」!!!

暗殺ボン「ば、バカなぁぁっ!・・・なぜ「1」が出るんだぁ!!」

ゴルボンの起こす奇跡を前に、腰を抜かす暗殺ボン。大きなショックとともに、彼のビーダ戦士には2ずつのダ
メージが炸裂した!

ゴルボンボンだ!!」

暗殺ボン「相手は・・・一人だろうが・・・。こんな状態で・・・こんな状態で負けたら・・・バカじゃねえか!!」

暗殺ボンが勢いよく山札からカードを一枚引く。カードを確認するなり、不気味な笑みを浮かべる。

暗殺ボン「くくく・・・!!てめえの奇跡もこれまでだぁ!」

暗殺ボンは今引いたカードと、手札にしていた1枚のカードを合わせて場に叩き付けた!

暗殺ボン「コンボォ!メタルビーダカノンメタルシュート!!」

暗殺ボンメタルビーダマとともに出したカードは、「<ビーダアーマー>のメタルビーダマが必ず当たる」という
効果を持つコンボカード、ブローバックバレルだった!!

暗殺ボン「死にやがれぇ!!」

ズガァァァッ!!鋼蒼竜の強烈な一撃が、○ホワイトゲイルUに炸裂!!ゴルボン○ホワイトゲ
イルU
は4ダメージを受けた!

暗殺ボン「くくく!!・・・これでお前のビーダ戦士はエネルギー3!!・・・あと一発のメタルシュートで終わり
だぁ!!ハァ〜ッハッハッハッ!!!!


勝利を確信した暗殺ボンの不敵な笑い声が、辺りに響き渡る。

暗殺ボン「しょせん、てめえのようなアマチュアが、プロの殺し屋に勝てるワケがないんだよ!ボンだ!!」

ゴルボン「・・・・・・。」

暗殺ボンの ののしりに対して無言のまま沈黙するゴルボン。敗北を悟ったのだろうか?

ナビボン「やっぱり、ムチャだったのよ!一人で相手するなんて!!・・・早く止めないと!!」

元四のクロ「待つんだ!ナビボン!!」

飛び上がろうとするナビボンを、彼女の小さな手をつかんで止める元四のクロ

ナビボン「はなしてください!クロ様!!・・・このままじゃゴルボンが!!」

元四のクロゴルボンを大切に思っているのなら、彼を信じてやるのも「愛」ではないのかっ!?」

今までにない気迫でナビボンを説得する元四のクロナビボンのほおに茜(あかね)がさす。

元四のクロ「見るんだ、ゴルボンを・・・。こんな状況だろうと、自分が必ず勝つと信じている。その証拠に、
彼のビーダマにはプラネットエンブレムが輝き続けているだろう!」


元四のクロがさす指の先には、プラネットエンブレムを輝かせながら勇ましく立つゴルボンの勇姿があった。

ナビボン「・・・ゴルボン。・・・必ず勝ってね・・・。私、信じてるから・・・。」

ナビボンは静かに瞳を閉じ、ゴルボンのために祈りをささげた。

暗殺ボン「どうした!?・・・やはり負けるのが恐くなったか!?」

ゴルボン「・・・・・・。」

暗殺ボン「でしゃばりさえしなければ、死なずにすんだものを・・・。自業自得だな!」

吠え続ける暗殺ボンを、なぜか悲しそうな目で見つめるゴルボン

ゴルボン「・・・お前には聞こえないんだな・・・。カードたちの「声」が・・・。」

暗殺ボン「はぁ!?・・・カードたちの声だと!?・・・恐怖のあまり、ついに狂ったか!ハァ〜ッハッハッ!!」

意味のわからないことを言い出すゴルボンをあざけ笑う暗殺ボン。だが、ゴルボンはあくまで冷静な態度を取る。

ゴルボン「カードたちは言っている・・・。オレが「勝つ」と・・・!!」

ゴルボンのビーダマから、やわらかい光が発せられ、彼の体をつつみこんだ。

ゴルボン「オレは・・・カードたちを信じる!!・・・オレは・・・勝つ!!!!

光を帯びた手で山札からカードを引くゴルボン。その瞬間、今までにないまぶしい光がカードから発せられた!

ナビボン「ま、まぶしい!!」

元四のクロ「な、なんという輝きだ!・・・これほどの光は、王ゴルボンの時でも見たことがないぞ!!」

はげしい輝きを放つゴルボンに魅せられる元四のクロ。やがて光がやみ、視界が元に戻ると、ゴルボンの手には
あの幻のキラカード、グレイボン博士が握られていた!

ナビボン「お、王ゴルボンモードにならずに、はじめてあのカードを出現させた!?」

元四のクロ「・・・わ、我々でも生み出すのがむずかしいあの幻のキラカードを、一瞬で誕生させるとは!!」

ゴルボン「アシスト!「スーパーチャージ」!!」

自らの「正義」の力で、グレイボン博士のカードを生み出したゴルボン!はたしてこの勝負の結末は!?

To be Continued



NEXT(その4)