第13話「悲しみの妖精ボン」<その3>



夕日のかかる時計台広場で起こった悲劇・・・。悲しみを怒りに変えたゴルボンジェイルの戦いの行方は?そし
て肉体を失ったナビボンの運命は!?

ジェイル「話にならんな。・・・妖精ボンのいない今、我々が戦う理由がどこにあるというのだ?」

ゴルボン「決まってんだろっ!!お前を叩きのめして、メタコロの中からナビボンを助け出すんだよ!!」

ジェイル「残念だが、それはできん。・・・妖精ボンは肉体を失って「無」の存在になったのだからな。たとえ
タコロ
から解放したとしても、二度と元には戻らん。」


ゴルボン!!!!・・・・そ、そんなこと・・・誰が信じるかよ!!」

ジェイル「信じる信じないはお前の勝手だ。・・・・わるいが時間がない。さっさと始めるぞ。」

ゴルボンジェイルはお互いのバトルセットをシャッフルし、バトル場を展開させた。

ゴルボンジェイル「ビージャンケン!」

ビージャンケンはゴルボンが勝ち、先攻をモノにした。

ゴルボンジェイル「ビーオープン!」

お互いのビーダ戦士を表に返す!


ゴルボン(手札=0)
ジェイル(手札=0)
バトル場
きいろボン(パワー1/エネルギー5)
メタル命中率「1」Bマーク(ダメージ)=0

ベンチ
○しろボン(パワー1/エネルギー6)
メタル命中率「1」Bマーク(ダメージ)=0

あおボン(パワー1/エネルギー4)
メタル命中率「1」Bマーク(ダメージ)=0
バトル場
●シルドーク(パワー1/エネルギー6)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=0

ゴルボン「なっ!!ビーダ戦士が一人!?・・・・てめえ!そりゃどういうつもりだ!!」

ジェイル「・・・わからんのか?おのれの力量も読めんザコごときに、全力を出す気はないと言っているんだ。」

ジェイルのふざけた態度に、ゴルボンの怒りが爆発した!

ゴルボン「ふっ・・・ふざけんじゃねえぇーーーーッ!!!!

怒りまかせに山札からカードを引くゴルボン。カードを確認すると、即座にそのカードを場に出した。

ゴルボン「てめえのそのフザけた自信・・・・・粉々に打ち砕いてやる!!アシスト!「あたるもはっけ」!」

ゴルボンが場に出したカードは「次の番までアシストは使えないが、メタコロをふって「3」が出たら、山札から3枚
カードを引ける」という効果もつアシストカード、クリスモンド発見器であった!

ゴルボン「いくぜぇっ!!メタコロォール!!!!」

ゴルボンの手の平から、メタコロが勢いよく放たれる!出た目は・・・・・・・・・・・・・・・・「2」!!!!

ゴルボン!!!?・・・なっ・・・・!!」

メタコロール失敗に思わず言葉を失うゴルボン。彼の頭の中が一瞬真っ白になる。

必勝ボン「そんな・・・・。ドタンバに強いゴルボンさんのメタコロールが失敗するなんて・・・・!」

ゴルボンの脅威的なメタコロールの成功を何度も見てきた必勝ボンにとって、ゴルボンの失敗がかなりのショッ
クであったようだ。

ジェイル「どうした?失敗したことがそんなにショックか?・・・・・・「3」で絶対に当たると思い込んでいる自体、
ザコという証拠だな。」


ゴルボン!!!!・・・・・・バカに・・・・・しやがってぇ!!!!」

ジェイルの言葉ひとつひとつで、じょじょに冷静さを失っていくゴルボン。怒りが頂点に達している彼の頭の中には
もはやジェイルを叩きのめすことしかなかった。

ジェイル「どうした?何もしないのなら、はやく終わりを宣言しろ。」

ゴルボン「ぐっ!!・・・・・・ボンだ!」

ジェイル「・・・いくぞ、ビードロウだ。」

風のように、音も立てずに山札から1枚カードを引くジェイルジェイル。横目でカードを確認すると、すばやくそのカ
ードを場に出した。

ジェイル「アシスト、「ダークエネルギー」!」

必勝ボン「・・・・!!!!

ゴルボン「どっ・・・・ドクターシャドー!!」

ジェイルが場に出したカードは「次の番までアシストは使えないが、山札から何枚でもカードを引き、引いた数だけ
のBマーク(ダメージ)を自分のビーダ戦士1人にのせる」という効果を持つカード、ドクターシャドーだった!

ゴルボン(ドクターシャドー・・・・・。シルヴァーがオレたちを苦しめたカードが、またオレたちの前に・・・!)

ゴルボンの脳裏に、再びあの時の恐怖がよみがえる。ゴルボンが息をのむ中、ジェイルは山札から5枚カードを
引き、●シルドークにBマークを5つのせた!

ジェイル「・・・進化、●鎧玄武だ。」

ジェイルはさらに今引いた4枚のカードのうつ1枚を●シルドークにのせ、●鎧玄武に進化させた!


ゴルボン(手札=0)
ジェイル(手札=4)
バトル場
きいろボン(パワー1/エネルギー5)
メタル命中率「1」Bマーク(ダメージ)=0

ベンチ
○しろボン(パワー1/エネルギー6)
メタル命中率「1」Bマーク(ダメージ)=0

あおボン(パワー1/エネルギー4)
メタル命中率「1」Bマーク(ダメージ)=0
バトル場
●鎧玄武(パワー1/エネルギー8)
メタル命中率「3」Bマーク(ダメージ)=5

必勝ボン「もっ、もう進化したよン!?」

ゴルボン(くっ!!・・・くやしいけど、やっぱり速い!!)

圧倒的な進化スピードを見せ付けるジェイルは、その勢いを止めることなく次々と手札からカードを出してくる!

ジェイル「ドンドンいかせてもらうぞ、コンボ!「ヘキサメタルショット!!」

ジェイルがさらに場に出したカードは、「相手ビーダ戦士2人にビーダマを一発ずつ撃てる(ビーダマは2枚必要)」
という効果を持つコンボカード、ピーコックカノンであった!!

ゴルボン「あっ、あれはオレの切り札、ピーコックカノン!!」

ジェイル「くらえっ!ダブルメタルシュート!!」

残りの手札、メタルビーダマ2枚を出し、メタコロを2個同時に投げるジェイル!出た目は・・・「3」「3」!!!!
ゴルボンきいろボンあおボンはそれぞれ3ダメージを受けた!!

ゴルボン「ぐわぁっ!!・・・っきしょぉ、2発とも当たるなんて・・・!!」

ジェイル「ビーバトでのメタコロールの成功率は、お互いのレベル差によって決まるという・・・。」

ふと挑発した目でゴルボンを見るジェイル

ジェイル「このメタコロールがお前の弱さを明らかにしているとは思わんか?」

ゴルボン!!!!・・・・だから何だってんだ!!たとえどうだろうと、お前だけは絶対叩き潰す!!」

ジェイル「・・・あくまで退かぬ・・・か。・・・・・・ボンだ。」

ゴルボン「マグレがかさなっただけで・・・勝った気になんじゃねえ!!・・・ビードロウ!!」

ゴルボンが山札から1枚カードを引く。引いたカードは・・・。

ゴルボン(メタルビーダマ・・・。進化もしてない今、使ってもしかたねえ!)「ボンだ!」

ゴルボンは仕方なく、メタルビーダマを手札にし、自分の番を終了した。

ジェイル「ビードロウ。」

静かに山札からカードを引くジェイル。カードを確認し、再びそのカードを場に出す。

ジェイル「アシスト、「とびまわしげり」。」

ジェイルが場に出したカードは「相手ビーダ戦士1人に1ダメージを与える」効果を持つアシストカード、リーボン
あった!

ジェイル「・・・まずは一匹目だ。」

ドカァッ!!リーボンのカードから出現したリーボンの立体映像が、ゴルボンあおボンに強烈なキック
をくらわせた!ゴルボンあおボンは1ダメージを受け、ビーダウン!!

ゴルボン「まっまさか・・・!そんな「ヘ」みてえな効果のカードにやられるなんて!!」

ジェイル「・・・わかっていないようだな。どんなに弱い効果のカードでも、使い所によって絶大な効果を発揮す
るカードとなるのだ。」


ゴルボン「・・・・・!!」

ジェイルの道理の正しさに、言い返すこともできない。「弱いカードなどない」という信念を忘れていた自分を、心の
中で責め立てる。

ジェイル「さらに・・・アシスト、「かねめのものはいただき」!」

ジェイルが続けて場にカード出す!出したカードは「トラッシュからメタルビーダマを2つ選んで手札に入れてよい」という効果を持つアシストカード、海賊デビルベーダーであった!

ゴルボン「かっ、海賊デビルベーダー!?」

ジェイルメタコロールを必要とせずに、貴重なビーダマを回収できるカードとしては、2番目に優れた強力な
カードだ。・・・カードを見る目のないお前には、この価値がわかるまい。」


トラッシュから2枚のメタルビーダマカードを回収するジェイル。そのうち1枚をすばやくバトル場に出し、メタコロ
手に取った!

ゴルボン「うっ・・・撃ってくる気か!?」

ジェイル「・・・そして二匹目だ!メタルシュート!!」

ジェイルの手から勢いよくメタコロが放たれる!出た目は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「3」!!!!
ゴルボンきいろボンは3ダメージを受け、ビーダウン!!


ゴルボン(手札=1)
ジェイル(手札=1)
バトル場
きいろボン(パワー1/エネルギー5)
メタル命中率「1」
ビーダウン!!

ベンチ
○しろボン(パワー1/エネルギー6)
メタル命中率「1」Bマーク(ダメージ)=0

あおボン(パワー1/エネルギー4)
メタル命中率「1」
ビーダウン!!
バトル場
●鎧玄武(パワー1/エネルギー8)
メタル命中率「3」Bマーク(ダメージ)=5

ゴルボン「・・・・・ッッ!!!!!

ジェイル「・・・最初に言ったはずだ。お前ではオレには勝てない。

たった2ターンで2人ものビーダ戦士を失ったゴルボン!圧倒的すぎる実力差の前に、なす術はないのか!?

To be Continued



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