第16話「信じる心の宝石」<その4>



仲間(カード)達とともに戦う・・・。○ホワイトゲイルUを出したゴルボンに勝利は来るのか!?


ゴルボン(手札=1)
オオタ(手札=0)
バトル場
○ホワイトゲイルU(パワー2(●に4)/エネルギー7)
メタル命中率「3」Bマーク(ダメージ)=2


ベンチ
あおボン(パワー1/エネルギー4)
メタル命中率「2」
ビーダウン!!

きいろボン(パワー1/エネルギー5)
メタル命中率「1」
ビーダウン!!
バトル場
あおボン(パワー1/エネルギー4)
メタル命中率「2」
ビーダウン!!

ベンチ
あおボン(パワー1/エネルギー4)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=0

ドラーケン(パワー1/エネルギー5)
メタル命中率「2」Bマーク(ダメージ)=0



ゴルボン「オレと○ゲイルUの力を見せてやる!、・・・ボンだ!」

オオタ「くっ・・・!ほざいてんじゃねえ!!」

オオタが山札から1枚カードを引き、それを確認する。すばやくそのカードを場に出すオオタ

オオタ「二度目の・・・・!アシスト!「あやしいはなし」でい!!」

オオタが場に出したカードは、「次の番までアシストは使えないが、プレイヤーが それぞれの山札の上から2枚ずつ
カードを引ける」効果を持つアシスト、キャットバットロンであった!お互いに2枚のカードを引くゴルボンオオタ

オオタ「どんなに抵抗しようとも、オイラの勝ちに揺るぎねえんだ!・・・くらえっ!!」

強気の笑みを浮かべながら、引いた2枚のカードを場に出すオオタ

オオタ「コンボッ!「バウバウバイト」クリスタルシュゥゥートだぁっ!!」

オオタが場に出した2枚のカードとは、「相手がならパワーを+3する」効果を持つコンボ、ドー ベロンクリスタ
ルビーダマ
のカードであった!ゴルボン○ホワイトゲイルUは1+3の合計4ダメージを受けた!

オオタ「どうでい!これで残りエネルギー1!・・・今度こそおしめえだぜぇっ!ボンだぁ!!」

勢い良く指をさし、ゴルボンにプレッシャーを与えるオオタ。しかし、ゴルボンの強気の表情は変わらない。

ゴルボン(ヤツのキャットバットロンのおかげで勝因となるカードはほとんどそろった・・・。あとはあのカード
          ・・・・・・・あの切り札さえ来てくれれば・・・・・!)

息を飲みながら山札に手をかけるゴルボン。彼の全神経が、カードを引く指先へと集まる。

ゴルボン「このビードロウに・・・・すべてをかける!!」

決意を込めた右手で山札のカードを引き抜くゴルボン。引いたカードを見る彼のの目が大きく見開く!

ゴルボン「来たぜっ!!・・・・この絶体絶命の状況をくつがえす、起死回生のカードがな!!」

オオタにそう言い放つと、ゴルボンは今引いたカードと手札から1枚のカードを場に出した。

ゴルボン「アシスト!「とびまわしげり」!」

ゴルボンが場に出したカードは、「相手ビーダ戦士1人に1ダメージを与える」効果を持つアシスト、リーボンで あっ
た!オオタドラーケンは、1のダメージを受けた!

オオタ「りっ、リーボンだと!?たかが1ダメージごとき与えた所で、何にも変わりゃあしねえぞ!!」

ゴルボン「そいつはどうかな・・・。オレにはもう1枚手札があるんだぜ。・・・切り札のピーコックカノンがな!」

手札から1枚のカードを取り出し、オオタの眼前に突き出すゴルボン。それは「相手のビーダ戦士2人にビーダマを
1発ずつうてる」効果を持つコンボ、ピーコックカノンであった!

ゴルボン「こいつを使って、手札にある2枚のメタルビーダマを、お前の残ったビーダ戦士に命中させれば、
         オレの勝ちだ!!」

オオタ「そっ、そんなカードがあったなんて!・・・・し、しかしそう都合よく、2発とも命中するワケがねえ!」

ゴルボン「当ててみせるさ!光の十勇士の名にかけてな!!・・・コンボ!「ヘキサメタルショット」!!」

勇ましい叫びを上げながら、手札のピーコックカノンメタルビーダマ2枚を場に出すゴルボン。2つのメタコロ
ゴルボンの手に出現する。

ゴルボン「くらえぇーーっ!!ダブルメタルシュートッ!!!!

ゴルボンの手の平から放たれたメタコロが、光を帯び、宙を舞う。

必勝ボン「当たれよン!!」

やぶSAN「当たって!!」

すぐボン?「当たらんかぁ!!」

ゴルボン「あたれぇぇぇぇぇぇーーー!!!!

ゴルボン達が見守る中、メタコロがゆっくりと落下する。出た目は・・・・・・・・・・・・・・・・・・[3]と[3]!!!!

オオタ「そっ、そんなバカなぁぁーーーーっ!!!!」

ズガガアァァッ!!○ホワイトゲイルUの強烈なビーダマが、あおボンドラーケンを貫いた!
オタ
あおボンドラーケンはそれぞれ2+2の合計4ダメージを受け、ビーダウン!ビーK.O!!!!


ゴルボン(手札=0)
オオタ(手札=0)
バトル場
○ホワイトゲイルU(パワー2(●に4)/エネルギー7)
メタル命中率「3」Bマーク(ダメージ)=2

ベンチ
あおボン(パワー1/エネルギー4)
メタル命中率「2」
ビーダウン!!

きいろボン(パワー1/エネルギー5)
メタル命中率「1」
ビーダウン!!
バトル場
あおボン(パワー1/エネルギー4)
メタル命中率「2」
ビーダウン!!

ベンチ
あおボン(パワー1/エネルギー4)
メタル命中率「2」
ビーダウン!!

ドラーケン(パワー1/エネルギー5)
メタル命中率「2」
ビーダウン!!

オオタ「ぐわあぁぁぁぁーっ!!!!」

真剣ビーバトで蓄積されたダメージを受け、宙を舞うオオタ。彼の視界がスローのビデオのようにゆっくりになる。

オオタ(か・・・完璧だったはずだ・・・。対○戦士用のバトルセットを組み・・・戦い方まで研究し・・・おめえ
         の弱点をついたというのに・・・・・・、何でオイラが負けちまうんだ・・・!?)

意識がもうろうとする中、くやしさだけが頭に残るオオタ

オオタ(ちくしょう・・・・。スミマセン・・・・アイさん・・・・。かたき・・・・取れませんでした・・・・・。)

くやし涙を流しながら、ゆっくりと落下していくオオタ。後ろへと吹き飛んだ彼の体は、火口へ落ちようとしていた!

ゴルボン「おっ、オオタ!!」

オオタを助けようと、猛スピードで走り出すゴルボン。しかし、健闘空しく、オオタの体は火口へとまっ逆さまに落下
していった。

ゴルボン「・・・!!!

火口へと落下していくオオタの姿をがく然と見つめるゴルボン。その時、火口のわきから放出された一筋の閃光
が、オオタの体を包み込み、そのまま火口の外へと飛び出した。

ゴルボン「な、何だ・・・?」

自分達の前に着地した閃光を見るゴルボン達。オオタを助けた閃光の正体は、何とあのマツモトであった!

ゴルボン「まっ・・・、マツモト!!」

意外な人物の登場に驚きが隠せないゴルボン達。しかしマツモトは、いつもとは違う雰囲気で、抱き上げたオオタ
を見ていた。

オオタ「ま・・・、マツモト将軍代理・・・・。」

マツモトの存在に気付くなり、申し訳なさそうな顔で目をそらすオオタ

オオタ「す・・・、すまねえっす・・・。命令違反をおかしたばかりか、負けちまって・・・・。この罪は必ず・・・・・」

マツモト「バカモノッ!!」

オオタ「・・・・・!」

マツモト「命令違反など、どうでもいい!・・・まったく、無謀な事しよって・・・・。お前にもしもの事があったら、
        バヤシ
に何と言い訳をすれば良かったのだ!」

オオタ「でっ・・・、でも・・・・!オイラ・・・・・、アイさんのかたきが取りたくて・・・・」

マツモト「そんな事をしてコバヤシがよろこぶとでも思ったのか!?・・・・コバヤシの性格を知っているお前な
        らわかる事だろう!」

オオタ「・・・・・!!」

マツモトの言葉に大きなショックを受けるオオタ。申し訳なさのあまり、涙があふれそうになる。

マツモトコバヤシなら心配いらん。きっとまた元気な姿で戻ってきてくれる・・・。それまでは、一人で光の十
        勇士
を相手にするなどと言う無謀な事は、絶対にするな!いいな?」

オオタ「・・・・・はい。」

マツモトのやさしい言葉に、大粒の涙を流すオオタマツモトオオタを抱えたまま、ゴルボンをにらむ。

マツモトゴルボン・・・。今日のところはこれでカンベンしといてやる・・・。だが!次にあった時はこのオレが
         直々に相手をしてやるから覚えておれよ〜!」


マツモトはそう言い放つと、ふところから1枚のカード・・・アシストカードの格納庫を取りだし、勢い良く叫んだ。

マツモト「アシスト!「きんきゅうだっしゅつ」!」

格納庫から放たれた光が、マツモトとその部下達を包み込む。やがて光はマツモト達を包んだまま、空のかなたへ
と飛んでいった。

ゴルボンマツモト・・・。けっこう、部下思いの良いヤツだったんだな・・・・。」

マツモトの飛んでいった空のかなたを見つめながら、ふと物思いにふけるゴルボン。そこに、ゴルボンの仲間達に
よって助けられた老人が歩み寄って来た。

老人「すまなかったな小僧・・・。ワシのせいで、お前達にずいぶんなめいわくがかかってしまった・・・。」

申し訳なさそうな表情でゴルボンに頭を下げる老人。

老人「いつからこんな風になってしまったんじゃろうか・・・。人を信じ、人のためにカードを作れとクロに教えた
        のは、ワシ自身じゃと言うのに・・・・・。」

自分のしてきた事をくやみ、なげき悲しむ老人。そんな彼の肩に、やさしく手を乗せるゴルボン

ゴルボン「しかたねえよ・・・。ジイサンだって今まで色々大変だったんだろ?」

老人「小僧・・・・。」

ゴルボン「本当に申し訳なかったと思うんなら、これからまたがんばればいいじゃねえか。生きてれば、やり直
          しなんていくらでもきくんだ。」

ゴルボンのその言葉に、思わず涙があふれそうになる老人。たまらず顔を押さえる。その時、ゴルボンのカバンの
中に入っていた何かが、まばゆい光を発した!

ゴルボン「なっ、何だ!?」

あわててカバンの中から光る物体を取り出すゴルボン。彼のカバンの中で光り輝いていた物は、何と「エンジョス」
ゴルボンが拾った、ナビボンの涙の結晶であった!

ゴルボン「ど・・・、どうなってんだ!?いきなり・・・・。」

老人「こっ、この輝き・・・。これこそまさしく、エレメンティアストーン!」

「なっ、何だって!!!?」

老人「まさか、生きて再びこの目におがめるとは・・・・。小僧、これをいったいどこで・・・・!?」

ものすごい剣幕で迫る老人に、思わず圧倒されるゴルボン

ゴルボン「ど・・・、どこでって言われても・・・・。こいつはオレの仲間の妖精ボンが残していった涙が、結晶化し
          た物なんだけど・・・・。」

老人「妖精ボンの涙じゃと・・・・?そんな物からエレメンティアストーンが生まれるワケが・・・・・。」

あごに手をあて、深く悩む老人。その時、彼の頭にある確信が浮かんだ。

老人「そうか・・・。そういう事か・・・・。お前が王ゴルボンの・・・・。ハッハッハッ・・・・。そういう事か・・・・・!」

突然、ゴルボンの肩に手をのせ、うれし泣きをし始める老人。ワケがわからずあ然となるゴルボン

ゴルボン「あの〜・・・、ジイサン・・・・? 」

老人「いやぁ〜、スマンスマン!だが、その結晶さえあれば、エレメンティアカードを作る事ができるぞ!」

ゴルボン!!!・・・・・・・って事は・・・。」

老人「ああ・・・・!作らせてもらおう!ビーダマイスターの名にかけてな!」





ダークムーンオオタから老人を救出したゴルボン達は、馬車で再び老人の小屋へと戻った。ゴルボンからエレ
メンティアストーン
を受け取った老人は、その石を炉に入れて溶かすと、それをハンマーで叩き始めた。

ゴルボン「・・・・・。」

老人の後姿を無言で見守るゴルボン。老人がハンマーで叩くごとに、そこから虹色の火花が飛び散っていた。

やぶSAN「きれい・・・・。この世の物とは思えない輝きですね・・・・。」

虹色に光る無数の火花に魅了されるやぶSAN必勝ボンがりりしい表情で彼女の側へ寄る。

必勝ボン「あんな火花の輝き・・・・、やぶSANの美しさに比べれば、色あせて見えるよン・・・。

歯が浮くような口説き文句を言い放つ必勝ボンだったが、やぶSANの耳には届かなかった。ショックでそのまま
かたまってしまう必勝ボン

ゴルボン「そう言や、ジイサン・・・。さっき親友とか家族とか言ってたけど、あれってどう言う意味だ?」

老人「・・・・!」

ゴルボンの問いに、ふとハンマーを止める老人。そして、そのハンマーを握る手が小刻みに震え出した。

老人「ワシがまだビーダマイスターと呼ばれ、カードを作っていた頃の話じゃ・・・・。王ゴルボンBBマスタ
      ー四天王
とともに平和を取り戻したワシは、家族と幸せな時を過ごしていた・・・。」

ゴルボン「・・・・。」

老人「だが、王ゴルボンDBマスターに殺される数日前に、ワシの人生は大きく変わってしまった・・・!」

老人の言葉を、息を飲みながら聞くゴルボン達。再びハンマーで叩きながら話を続ける老人。

老人「ある日、ワシの前に王ゴルボンを殺したDBマスター達が現れ、ワシに強力なカードを作るように言っ
       てきた・・・。」

ゴルボン「こっ、断らなかったのか!?」

老人「最初は断ったさ・・・!だが、ヤツはワシが断ったとたん、ワシの家族をなぶり殺しにすると脅迫をかけ
      てきたんじゃ!しかたなしに、ワシはそいつの言う通り、10枚のエレメンティアカードを作った・・・。」

必勝ボン「10枚・・・?10枚って・・・・、まさか・・・・!

老人「そうじゃ・・・。お前達の持つレジェンドカードの元となった物じゃ・・・。ワシがそのカードを作ってしまっ
       たために、王ゴルボンは殺され、力をカードに封印されてしまうなんて事になってじゃ・・・!」

くやしさをかみ締めるあまり、ハンマーで叩く力が勢いを増してしまう老人。ハンマーの奏でる悲しい音に、言葉を失
ってしまうゴルボン達。

やぶSAN「でっ、でも、しかたないじゃないですか!ご家族を守るためでしたんでしょう?」

やぶSANのなぐさめの言葉に、突然ふくみ笑いを上げる老人。

老人「そうじゃ・・・。そもそもそこがバカじゃったんじゃ・・・。そんな悪党が、本当に約束を守るはずもなかった
       というのにな・・・・!」

やぶSAN「それって・・・・、もしかして・・・・!」

老人「ああ・・・。ワシの家族は皆殺しにされたよ・・・・。ワシが作ったそのカードでなぁっ!」

「・・・・!!!!

老人の言葉に、大きな衝撃を受けるゴルボン達。同時に、止めど無い怒りが込み上げてくる。

老人「皮肉なもんじゃ・・・・。ワシの作ったカードに、親友の力が封印され・・・ワシの家族の命が奪われたんじ
       ゃらな・・・。」

ゴルボン「ジイサン・・・・・。」

顔を押さえてすすり泣く老人の姿を悲しそうに見つめるゴルボン。老人はハンマーを横へ置くと、ゴルボンの方へ
ゆっくりと振り向いた

老人「たのむ、ゴルボンレジェンドカードを・・・・、ワシの家族を奪ったあのカードを・・・・、DBマスターども
       からすべて取り戻してくれっ!!!!

悲しみによって、老人の目から大粒の涙が流れ落ちる。

ゴルボン「まかせろ、ジイサン!・・・・そのためにオレ達は戦っているんだからな!」

老人の肩に手をのせ、軽く笑いかけるゴルボン。涙でグショグショになった顔で、ゴルボンの顔を見つめる老人。

ゴルボン「ジイサンはカードを作る事でしか戦う事ができない・・・。だったらオレが、あんたのかわりに家族の
          かたきを取ってやるよ!」

老人「小僧・・・!」

ゴルボンの言葉に感動する老人。彼の言葉で元気を取り戻したのか、涙をふいて、再びハンマーを手にする。

老人「そのためにも・・・・・、一刻も早くこのカードを完成させんとな!」


小屋の中に、再びハンマーの叩く音がひびき出す。 やがて夜が明け・・・・・。

老人「よしっ!完成じゃ!!」

突然、大きな声を上げ、立ち上がる老人。床で寝ていたゴルボン達が目覚めると、老人の手には窓から差しかか
る日の光に照らされ、七色に輝く1枚のカードが持たれていた。

ゴルボン「すっ、すげえ・・・。これが・・・・・。」

老人「そう・・・・。これこそ、お前達の求めていた幻のカード・・・・エレメンティアカードじゃ!」

エレメンティアカードの輝きに圧倒されるゴルボン達。老人はそのカードを、ゴルボンの前へと差し出した。

老人「さあ、受け取りなさい。これはお前のために作った物なのじゃからな・・・・。」

ゴルボン「あ、ああ・・・・。」

老人からエレメンティアカードを受け取るゴルボン。その瞬間、カードからものすごい力が伝わってきた。

ゴルボン(すごいカードだ・・・。これで・・・ナビボンを救い出せる!)





「元素の山」の山頂に、朝日が差しかかる頃。ゴルボン達は老人の家の前から、再び旅路へつこうとしていた。

ゴルボン「ほんとにありがとな、ジイサン。ただでカード作ってもらっちゃって・・・。」

老人「何を言っておる。礼を言いたいのはワシの方じゃ・・・。お前のおかげで大切な事を思い出す事ができた
       んじゃ・・・・。人を信じると言う事をな・・・。」

お互いにすんだ笑顔を浮かべるゴルボンと老人。

必勝ボン「でも、これでようやくナビボンさんと救う事ができるんですね〜!あとはジェイルを探すのみ!」

老人「そいつはまだムリじゃ。そのエレメンティアカードはまだ完成しとらんからの。」

ゴルボン「何っ!!」

老人の何気ない一言に、思わず目が飛び出るほど驚くゴルボン

ゴルボン「何だよ、それ!さっき完成じゃ!とか言ってたじゃねえか!」

老人「いてて・・・。首を締めるな!メタコロ呪法用のという意味での話じゃ・・・!」

やぶSAN「ど、どう言うことなんでしょう?」

老人エレメンティアカードという物は、あくまで肉体を構成するための要素だと言う事じゃ。完全な肉体を作
       るためには、そこに復元したい者の絵を描いてやる必要がある。」

ゴルボン「何だ、そんな事か。それならオレが・・・・。」

ふとえんぴつを取り出し、エレメンティアカードに絵を描こうとするゴルボン。老人があわててそれを止める。

老人ばかものっ!お前が描いても意味ないんじゃ!!」

ゴルボン「え〜!?じゃあ、誰が描きゃいいんだよ!」

ふてくされるゴルボンに、1枚の紙切れを手渡す老人。ゴルボンがその紙切れを見ると、紹介状と書かれていた。

老人「その紹介状を、この山を降りて東に行った所にある「ピュアラータウン」に住む、メルヘンボンの後継
       者に渡すんじゃ。彼女に絵を描いてもらう事ではじめて、エレメンティアカードは完成する。」

ゴルボン「ふ〜ん・・・、メルヘンボンの後継者ねえ〜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・って!」

メルヘンボンの後継者ぁ〜!?」

老人そうじゃ。伝説の童話作家としてあがめられる彼女の一族は、代々ワシの家系とともにエレメンティア
      
カードを作っていたと言われておる。ワシも何度かお世話になった。」

老人の言葉に思わず言葉を失うゴルボン達。老人の偉大さを、あらためて感じる彼らであった。

ゴルボン「そのメルヘンボンの後継者ってのに会って、絵を描いてもらえばカードは完成するんだな!?」

老人うむ。」

ゴルボン「よし!なら善は急げだ!早速、「ピュアラータウン」へ向かおうぜ!」

おお〜!

ゴルボンの号令に勢い良く返事をする仲間達。気合をいれ直すと、彼らはすばやく馬車と飛び乗った。

ゴルボン「じゃあ、またなジイサン!いつかまた来るからよ!」

別れの挨拶をするゴルボンに無言で手を振る老人。老人が見送る中、ゴルボンは勢い良く馬車を発進させ、老人
の小屋の前から走り去っていった。

老人ゴルボン・・・・。不思議な魅力を持った小僧じゃ・・・・。ヤツならこの荒れた世界を再び平和に導いてく
       れるかも知れんな・・・・。)

走り去っていく馬車の後姿を見守りながら、やさしい笑みを浮かべる老人。

老人(がんばるんじゃぞ、光の十勇士・・・。がんばるんじゃぞ、ゴルボン・・・・・!)

ビーダマイスターの見守る中、次なる目的地「ピュアラータウン」へと向かうゴルボン一行。メルヘンボンの後継
者が待つその地で、ゴルボンに振りかかる新たな試練とは・・・!?

To be Continued