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ここでは、私が今日まで撮影した写真を、ナマズ類を中
心に少しずつ紹介していきます。−2007年4月1日更新−
※写真の無断転載、お断りします(copy_right@Maehata,M)

1.あたりが暗くなってから、ジャンプして水田に入るナマズ
琵琶湖のナマズSilurus
asotus は、4月下旬から7月に水田に
入って産卵します。7月に降雨が少ないと、産卵が8月末まで
のびることがあります。この時期の降雨は、ふだん1尾ずつ
暮らしているナマズたちにとって、産卵の合図となるのです。

2.メスを追っかけるオス
水田にはいったナマズは、雌雄がであうとオスがメスをおいかける。産卵場における親魚(雌雄)の数は、琵琶湖周辺では、メスのほうがオスよりも圧倒的に多い。そうしたことがなぜなのかは、よくわかってはいない。

3.田植え前の水田で産卵行動中のナマズのペア
琵琶湖のナマズSilurus
asotus は、大きなメスの体にやや
こぶりのオスが巻きつく形で産卵が行われます。メスの体に
巻きついたオスは、幾度かメスの体をしめつけるような動作を
行い、その後、雌雄が分離します。その瞬間に、放卵・放精が
行われるようです。巻きつき中は、雌雄とも無防備状態となり、
彼らにとって、とても危険な瞬間です。かつては、こうした光景
が、琵琶湖周囲のいたるところで見られたものですが、現在で
は、ナマズが産卵に入れる水田がうんと少なくなっています。
2.小溝のなかで産卵するナマズのペア
水田に入れない場合は、小溝の中で産卵する光景が間々みられます。
ナマズにとって、水田の中で産卵するのと、小溝の中で産卵するのとで
は、どちらが卵・仔稚魚の生き残る割合(適応度)が高くなるのでしょう
か。(この結論は、既に明らかにされています:未発表データなので、ここ
では、詳しくは紹介しません。お許しください!!

水田の中にばら撒かれたナマズの卵(胚)
卵の表面には粘着力があって、泥が付き、目立たなくなる。(白く見えるのは死んだ卵で、水生菌がついている)。水温にもよるが、数日以内に孵化(ふか)する。

3.水田の中で育ったナマズのこども(真ん中の魚)
ナマズ親魚が入った水田では、オタマジャクシによくにた子ども(仔魚
〜稚魚)を採集することができます。写真は、ニゴロブナ親魚が産卵した
水田の排水口に仕掛けられた網で、フナの子どもとともに採集されたナマ
ズの子どもです。フナの子どもを食べたためでしょうか、ナマズの子は、
フナの子よりもずいぶんと大きく育っています。
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