Parrish and Gurvitz


Parrish And Gurvitz / Regal Zonophone SRZA 8506 / 1971

 ジャケットを見ただけだと、一瞬ハード系?と思ってしまいがちだが、実は、ジャケット写真の二人の背景のようなサウンドが満載。
 Paul Gurvitzは、知る人ぞ知る60年代の名バンドGunで、弟のAdrian Gurvitzとともに活躍したことで知られる。Paulは、Gunの2作目のGunsightが1stに比べるとややアイディア的に小さくまとまりすぎたせいか、あるいは時代に上手く迎合できなかったせいか、思ったようなセールスが上げられなかったために解散した後に、Spooky ToothのドラムのMike KellyとともにThree Man Armyを結成し、HRの超名盤であるA Third Of A Lifetimeをリリースする。しかし、このThree Man ArmyもAdrianの多忙さから活動停止を余儀なくされたため、Paulは、後にBudgerに参加したことでも有名なBrian Parrishとデュオで制作したのが、本作。
 内容はというと、これぞメロディアス・ハード・フォーク・ロックというカテゴライズがそのまま当てはまるような楽曲が目白押し。そしてどの曲にも感じられるのが、先述のとおり、ジャケ写真のような英国的な陰翳に満ちたやや霞がかったような雰囲気。
 Gun、Three Man Armyが好きなら当然のこと、それらはちょっとという人でもフォーク・ロックは好きという人であれば、一度は通過しておきたい必聴のアルバムである。