The Web


Fully Interlocking (The Web with John L. Watson) / Deram DML 1025 (mono) / 1968

 サイケデリックでありながら、JAZZ ROCK的要素がふんだんに散りばめられているせいか、アフロ・ブルーズ・ロックとでもいうべきサウンドになっている。
 このアルバムと次作は十分にブルーズ・ロックとしても楽しめる作品に仕上がっているが、3作目はどちらかというとプログレ色が強くなってしまっているため、デビュー当初からのファンからするとかなり違和感を感じるかもしれない。それは、デイヴ・ローソンがキーボードとして加入したことが決定的な要因と思われるが、それが、やがては伝説のバンド、SAMURAI になるということを考えると、果たしてこの当時のサウンドはどう評価すべきなのだろうか。むしろ後のSAMURAI の母体とは考えずにそれとは別物と割り切った方がいいのだろうか。
 いずれにしろ、例えばCreamとGreensladeとを比べたとき、前者が好きなら、このアルバムは絶対に気に入ることができるはず。
 ただし、管楽器が加わっていることによって、CreamのDisraeli Gearsと比べるとJAZZっぽさがかなり強いので、その点ではやや好みが分かれるかもしれない。
 なお、このアルバムは、英レココレプライスガイドではSML 1025として言及され、120ポンドの価格が設定されており、「英国ロックの深い森」でもSML 1025のみ掲載されている。しかし、ご覧のとおり、mono盤が存在する。 そのため、この盤はそこそこレアなのではないかと勝手に思っている(笑)。