アイルランドのダブリンで結成されたトリオ。結成当時のメンバーには、後にシン・リジイを結成するフィル・ライノット、後に超絶ギタリストとして有名になるギャリー・ムーアがいた。1970年にイングランドに渡り、CBSからメジャー・デビューするがこの時にはすでにフィルは脱退していた。
1stアルバムは、わずか17歳とは思えないギャリー・ムーアの凄まじいプレイがすでに爆発している。Mr.BIGにおけるポール・ギルバートとビリー・シーハンやデイヴ・リー・ロス・バンドでのやはりビリーとスティーヴ・ヴァイが奏でていた、ギターとベースの高速ユニゾン・プレイの元祖がここにあるといっても過言ではないだろう。
ジャズあり、ブルーズあり、カントリーあり、トラッドあり、とあらゆる音楽要素を混在させながら、それが中途半端に終わっていないところに彼らの才能を感じざるをえない。
2ndアルバムは、ドイツのライヴ・ハウスに出演した際の画像がジャケットに使用されている。このジャケットを見ただけで、もう内容に期待が湧いてくる。1stアルバムよりもさらに一体感が生まれ、全体的に音数が整理され、インストゥルメンタルな部分が強調された仕上がりになっているが、あまりにテクニカルに走りすぎたこと、パフォーマンスの方向性などに疑問を感じたのか、ギャリー・ムーアは本作で脱退する。
バンド自体はつい最近まで存在していたよう(アメリカのセバスチャンで有名な同名バンドは全くの別物)だが、もはやこの当時の面影はどこにもないので、よほどの追っかけでもない限り、あえてフォローする必要はないだろう。
とにかく、HR/HMファンを自認するのであれば、この音源には一度はふれておいた方がいいと思う(スゴイヤツは若い時からスゴイ・・・ってことをあらためて思い知らされるだろう)。
Skid / CBS S 63965 / 1970
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34 Hours / CBS S 64411 / 1971
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| 内側からレコを取り出す、いわゆる財布型ジャケになっている。 | |
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