Tear Gas


Piggy Go Getter / Famous G+W SFMA 5751 / 1970

 Tear Gasが売れなかったのは何が原因なのだろう。あまりにもTear Gasが時代にミスマッチだったのか。それとも時代の方がTear Gasにミスマッチだったのか。いずれにしても、ここでは既に相当完成されたサウンドが楽しめる。このギターサウンドを聴いてもなお、このバンドをB級と言える人は少ないのではないだろうか。散りばめられたギターのフレーズとその間が絶品である。


Tear Gas / Regal Zonophone SLRZ 1021 / 1971

 後にAlex Harvey Band になる、いわば母体ともいえるスコットランド出身のバンドで、1stも十分素晴らしいが、ヒュー・マッケンナがピアノとして参加したこの2ndアルバムは、どこをとっても文句のつけようがないほどHard Rock好きの琴線に触れまくりの名盤といえるだろう。
 ここでのサウンドの中心となるのは、もう絶品という言葉はこのためにあるのではと思わせるほどのザル・クレミンスの格好いいリフである。
 しかも要所要所で絶妙な泣きメロを入れてくるのだからたまらない。
 もうレアとかそういう問題ではなく、このアルバムに限っては、いくらはたいてでも一聴の価値ありと断言してもいいとさえ思う。
 こんなバンドがひっそりと埋もれているんだから、やっぱり英国ロックは奥が深い・・・おそるべし。