Peter Collins


First Album / Decca Nova SDN 21 / 1970

 1951年にロンドンで生まれたピーター・コリンズは、叔父のメル・コリンズによってプロデュースされ、デッカと契約をして、1970年に傘下のNOVAレーベルからこの1stアルバムをリリースした。
 その後は、JILL MUSIC LTD.を設立し、Guns'n' RosesのSlash、Nikki Sixx、Mick Mars、Joe satriani、Ozzy Osborneなどのゲストで話題を呼んだAlice Cooperの91年のヒット作であるHey Stoopidや、Queensrycheの最高傑作であるOperation Mindcrimeおよび次作のEmpireなどのアルバム制作プロデューサーとしてアメリカのヘヴィ・ロック界で活躍中である。
 そのため、彼のアーティストとしてのアルバムとしては、この1枚くらいしかないが、そこに表わされているサウンドはというと・・・う〜ん、60年代後半のさわやかなポップなサウンドとジェスロ・タルのようなフルートを擁したロック・サウンドが混在し、しかもそれがサントラのようなアレンジで展開されるという・・・まさにB級英国ロックの典型例のような感じで、たしかにこれは売れなくても仕方がないかなと思わせる。
 船上パーティーで呼ばれて演奏している安物の生バンドの雰囲気が満載・・・でも、これはこれで十分楽しめるから面白い。
 楽曲的にも好き嫌いがかなりはっきりするかもしれないが、そこここに見られるアレンジの妙は、やはりその方面での才能の一端を示すものともいえるだろう。