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作品
 
多行詩2
 
雲の上
 
ワッと自転車に乗ると
子供達の
白球を追う歓声が
背後から聞こえる
ペダルは軽く
やわらかな風が
体をつつんでくれる
通り過ぎる風景は
子供の頃の記憶と
少しづつ変わってゆき
何処かに
忘れ物をした気分さ
 
ある日
近所のおばさんが
やけに年老けて見え
見知らぬ少女達が
水たまりで遊び
笑っている
キョロキョロ見回しても
忘れ物は見つからない
 
ワッと雲の上
何処までも走り続ける
私は少年になって