ニザダイ(三の字)(2010/6/5(土))
ニザダイ(三の字)(2010/6/5(土))

ニザダイ(三の字)(2010/6/5(土))

 刺身と煮付けがいい、という声に押され、「三の字」という魚を買ってみた。 うまいとも、まずいともつかなかったけれども、見た目の面白さから、試しに買ってみた。 つるんとした金属チックな魚体で、尾びれの付け根に、その名の由来となったと思われる三本線の黒い縦じまがある。 三の字が書かれた魚な訳だ。
 ホームページなどで調べると、本当の名前はニザダイというらしい。 うーむ。 タイの仲間なのだろうか。 しかし、タイとは似つかわしくないのだ。
 魚体を触ると、それは鮫肌っぽい。 つや消しマットなフラット感。 この感触は、カワハギに似ている。 ひょっとするとカワハギの仲間か。 すると、美味を期待できるかも。

●三の字ことニザダイ nizadai

 捌きはじめると、内臓は臭い。 磯の魚らしく、食べているもののせいだろう。 カワハギ様の魚体も、岩から体を守るためのスペシャルスーツなのだ。 三の字模様のところは、骨のように硬く、水平方向に危険な突起が出ている。 潜水艦の水平尾翼のようだ。  なんともいかめしい魚である。

 さて、お味の方だが、独特の臭みがある。 昔食べた、タカノハダイのようだ。 化学ナイロン的な鼻につく臭みがほんのりする。 はっきり言って、美味しくない。
 煮付けにしたものは、生姜のおかげで食べやすくなった。 それでも、脂の部分を中心に、臭みが残る。 安い(一匹400円)には、それなりの理由があるものだ。 こんなものが売り物になるのだ。
 しかも骨がすごかった。 魚体を支える骨と骨の間(マグロなら中落ちがたまる部分)にも透明な骨が膜状に覆う。 よっぽど頑丈にできているようだ。

note.
2010/6/26:初版

ref.
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑 :名前や生態に関する調査に利用しました。

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