作品紹介
『テーマパーク』(Theme Park)
開発:ブルフロッグ(Bullfrog Productions)
発売:エレクトロニック・アーツ(ELECTRONIC ARTS)
機種:マッキントッシュ、ウィンドウズ、3DO、スーパーファミコン、プレイステーション、セガサターン、NINTENDO DS 等
ジャンル:遊園地作成シミュレーションゲーム
●プレイステーション版
発売日:1995年12月22日
価格:5800円 (のちに2800円のベスト版も発売)
容量:CD-ROM1枚
メモリーカード:5ブロック(一枚のメモリーカードで最大3つのセーブデータ)
●NINTENDO DS版(『テーマパークDS』として発売)
発売日:2007年3月15日
価格:4980円
セーブ数:1個
備考:EAの日本スタジオがブルフロッグの開発した初代テーマパークをDS用にリメイク
自分で好きなようにテーマパークを作って経営するゲームです。
初級・中級・上級があり、中級以降では開発・交渉が必要となり、上級では仕入等が必要となります。
パークが完成したらオークションに出してライバル企業に落札してもらいましょう。
他のどんな企業のテーマパークにも負けないテーマパークを造り、目指すは世界制覇です。
そこには感動的なエンディングが待っています。
完成すればこんなパークができます。
(PS版・初級・なしの国で、これがそのマップ)
因みに画像右上のジェットコースターの整列歩道ですが、
どうやらバグみたいで、こうでないとお客さんが入れないみたいです。
手前をショッピングエリア、奥をアトラクションエリアにした理由が、
お客さんにゴミをできる限り撒き散らしてほしくないからなのは秘密。
僕にとっての初めてのシミュレーションゲームがPS版のこれなので、諸要素殆ど受け入れて楽しめました。
PS・SS・3DO版以外の評価も見た方がPS・SS・3DO版がどんなゲームなのかがより分かるかと思います。
○PS・SS・3DO版テーマパークのここが特にイイ
・パークをまともに経営するのもOK、お客さんで遊ぶのもOKな、自分で探せる楽しみ方。
・設備のバリエーションや、アトラクションに近づくと鳴り響くBGMのおかげで視聴覚的に鮮やか。
・一昔前の洋ゲーって感じの穏やかな雰囲気。
・PS版のみ、アトラクションのムービーや自分の作ったパークを歩き回れるパノラマモードで一層楽しめる。
×PS・SS・3DO版テーマパークのここがヤダ
・セーブやメニュー切り替えにロード時間が結構かかってしまう。
(でも僕はそれすら何故か好きなんだよな。こうでないと初代テーマパークじゃないとすら感じてしまう。)
・初級編では施設が全く増えないため視覚的な鮮やかさにはどうしても限界が見えてしまう。
・スイーパーがパーク右上に集ったりして、数が多いだけでは殆ど役に立たない。
・メイロなど一部アトラクションの出入り口位置にくせがあって、パーク配置の幅が狭まる。
・ウォータープラザの大きさが2×2なのでパークのちょうど中心に置けない。
・画面表示に限界があるのでジェットコースターが造りづらい。
・お客さんが全世界的にナーバス過ぎると思う。
・どの土地でも全く同じ広さや地形なので、設備以外による鮮やかさのバリエーションが決定的に欠ける。
・交渉があまりプレイヤーにとって有利でない上、パーク経営中に高頻度で行うので鬱陶しい。
(年末年始だけに行うか、上級編だけに導入してもらいたかった。)
○NDS版テーマパークのここがイイ
・携帯ゲーム機でリメイク版初代テーマパークがどこでも遊べるのが嬉しい。
・パーク経営中に流れる5つの新しいBGMや、4人のアドバイザーのおかげで、洋ゲー特有の取っ付きにくさが和らいだ。
・タッチペンによる程好く滑らかな操作と、十字キーと四ボタンによる画面移動。(僕は左利きなのでありがたい。)
・土地を選択する度に難易度などが選べるので、敷居が低くなった。
・土地によっては予め施設や瓦礫が設置されているので土地毎のオリジナリティが少しある。
・施設のバリエーションが初級でも増える。
・お客さんのバリエーションがPS版よりも豊富。
×NDS版テーマパークのここがヤダ
・PS版と比べてアトラクションが非常に爆発しやすくなっている上、メカニックがあのスイーパー以上に役立たずになっている。
・十字キーと四ボタンでの操作に切り替えられたらより良かった、というよりもタッチペンだけではやや不十分。
・アトラクションなど大きい設備を設置する際はカーソルが設備の右下に合わせられてしまうので左利きに易しくない。
・設備の一覧表が出てこないので素早い選択ができない。
・お客さんの文句の音声がより不快なものに差し替えられている。
・パークの四隅の壁がギリギリ見えないところまでしか表示されないので、何かと不都合。
・アトラクションのBGMのバリエーションが減らされてしまった。
・土地限定の模様替え設備が他の土地では採択できない上、模様替え設備自体がお客さんの目線に合わせていない。
(変な例えだけど、東京ディズニーランドへ遊びに行ったら、そこにある飲食店はいつもの和食チェーン店だったという残念な感じ 笑)
・すれ違い通信に成功しなければエンターテイナーやお客さんのバリエーションを一部増やせない。
(本体とソフトがもう一組ある限りは行える可能性が常にあるから、Wi-Fiや期間限定配信じゃないだけまだマシだと言えるかも。)
・一つしかセーブできないので、お気に入りの自作テーマパークを残しておくことに全く向かない。
・パークを売却した後で必ずセーブされてしまうので上、EDをもう一度見たい場合はニューゲームでやり直すしかない。
・パノラマモードが今回もあれば、より楽しむことができ飽きにくかったはず。
・PS版にもあったステーキハウス前の道路グラフィックなどの様々な設計ミスが修正されずそのまま採用されてしまっている。
・バグがあり、フリーズすることがある。(僕はコンシューマゲームでの正常プレイだとこのゲームで初めてフリーズを経験しました。)
EAの日本スタジオはNDS版テーマパークを作り終えた後に残念ながら閉鎖してしまいました。
テーマパーク製作中もあまり余裕がなかったのでしょうか。
『新テーマパーク』について
当サイトで紹介しているゲームソフト『テーマパーク』のニューバージョンに位置するゲームソフトです。
この作品の開発にブルフロッグは関与していないらしく、日本のEAスタッフによって手掛けられました。
○新テーマパークのここがイイ
・昼夜・天候・四季の概念があって一年間が色鮮やか。
・土地に段差がある国での奥が深いパーク作り。
・アトラクションの開発に分岐がありバリエーションも豊富。
・視点切り替えで裏側を向けたパークが見られる。
・月々の催し物でパークが賑やか。
・息抜きのゲームショップで自らお祭り気分。
・好きなタイミングで各々の設備の性能を簡単に上げられる。
・アトラクションの瓦礫を有償で除去することができる。
・理不尽さのあまりない妥当な仕入れ・労使交渉。
・エンターテイナーにグーチョくんがいる。
・道端に花が咲かないので処理の必要がない。
・BGMが何だか素敵。(広告のBGMは何だか一世代前に製作された社会科の学習ビデオのBGMみたいだ。)
×新テーマパークのここがヤダ
・歩道などを敷くときにまで掛かってしまうコスト。
・パーク経営中は常にBGMが流れる代わり、アトラクションのBGMが流れないのでパークのムードが平坦。
・オークションがないため、スタンダードのモードでは最初に選んだ土地から永遠に出ることが出来ない。
・来客がぶっ飛ぶことがないのでちょっとだけ視覚的に退屈。
・グラフィックの傾向が違うせいか、初代テーマパークが好きな自分としては粗雑でケバく見える上、色合いが少し陰湿。
・アウトローの登場がかなり多くてうんざりする。
・ショップや一部アトラクション、一部パーク施設の周囲における、区画の区別がつきづらく無駄の多いスペース。
・いちいちボタンを押して反応してあげなければならない告知メッセージ。
・初代テーマパークの最も遅いゲームスピードよりも遅い、“最速”のゲームスピード。
・総資金を持ち越せないため、プレイヤーによる戦略が限られてしまう世界進出。
・PS版はふいに□ボタンを押してしまうとガイド画面に飛んでしまって煩わしく、その上カーソルの動作が遅すぎる。
・常に表示されているステータス、常時開園されているので入り乱れる客、カーソルを合わせると点滅する設備、
おかげでゲーム画面のキャプチャリングが非常にしづらい。(しかも昼夜×春夏秋冬で8通りもあるからどれにしようか迷う。)
・分岐の開発を済ませると、“そのプレイでは二度と”他の分岐の開発が出来ない。
(箱庭系のゲームは自分のデータを継続して遊ぶのがミソなのにこれは頂けない。)
初代テーマパークがどんなゲームであるかも何となく分かるかもしれませんが、とてつもなく相対的な評価です。
初代をプレイした人のことを殆ど考えていない仕様なのであまり好きになれませんでしたが、これはこれで面白かったです。
この作品もPCやPSやSSなどで発売され、かなり前にPS one Books規格で再販されていて、シリーズの中では手に入りやすいです。
ちなみに、完成すればこんなパークができます。
(PS版・ロシア・9年目4月末の夜の遊園地。マップはこれ)
ついでにGIFアニメも作ってみました。イルミネます。
噴水の噴き出すテンポがおかしい気もしますが気にしない。
戻る