ブルース・リーがドラゴン危機一発で共演した女優にマリア・イーとノラ・ミアオがいます。ブルースは、彼女たちと共演した時の印象を語った資料があります。少し紹介しましょう。
1970年9月4日にドラゴン危機一発は、完成しています。その翌日にまだ完全に編集が完了していない生状態のフィルムをブルースは、プレビュー・ルームで3時間をかけて見ています。これはその時のインタビューです。
「ブルース。あなたはこの映画のキャラクターに満足していますか?」
「私は、チェン・チャオ・ワンのようなキャラクターは好きです。彼には人間性を感じます。彼は、好調と低迷を繰り返します。それは健康的です。」
「あなた自信をこの映画で演じたという事ですか?」ブルースは、微笑んだだけでしばらくは答えてはくれませんでした。その後、
「あなたがこの映画を見た後、その事は解るでしょう。」
私たちが、マリア・イーについて話し出すとブルースは、彼女を称賛しました。ブルースは、親指を立てて
「素晴らしいです。素晴らしいです。これは私の心からの気持ちです。」
皆さんもご存知のように
ブルースはめったに誰も誉めません。
「あなたはこの映画の為、タイで40日間マリア・イーと仕事をしています。あなたはマリア・イーのどこかそんなに素晴らしいと思うのですか?」
我々は、この世界的な武道家の女性についての意見を求めました。するとブルースは、突然
大声で笑いそして言いました。
「シッ!あなたの最後の言葉は声を潜めて言ってください。妻が近くにいるかもしれない!」
彼はしばらくの間 笑いそしてまじめに答えた。
「彼女は非常にまじめで勤勉だ。私は彼女を知ってから、台湾の女性に対してすごく良い印象を持っている。(マリア・イーは台湾の出身です)私は台湾の女性は率直で誠実であると感じます。それゆえ、ドラゴン危機一発で彼女と話すことが無かったならば、私は彼女が女優である事を想像できなかったでしょう。」
「ノラ・ミアオはどうのように感じましたか?」
「彼女は、美しい人です。彼女は思いやりがあってオープンです。私はこのようなスタイルの人に好意をもちます。私は世間が狭い人は苦手です。なぜならば、このような人たちと話をする事は非常に疲れます。私とそれらの人の間には、コミュニケーションが取れない壁が存在するからです。又
私はあまりにも年が離れている人やスムーズ過ぎる人も苦手です。」
「私を喜ばせる事がありました。それはタイのロケから帰ってきた9月3日の記者会見の時です。私は香港を離れた12年間、女優さんのほうが男優よりも注目を浴びるように感じていました。しかし
この日は私に焦点が合されていました。なぜならば 私が香港映画に出演する最初の時であったからです。それゆえ彼女たちはあまり注目されませんでした。しかし
これが彼女たちだったから良いのです。なぜならば会社側が彼女たちにその代償を払おうとしているからです。彼女たちには、不安な要素はありません。それは非常に重要な事です。映画産業では、誰しもが有名になりたがっている。これが彼女たちがオープンであると私が言う理由なのです。」
ブルースと彼女たちは、これがきっかけで師弟の関係になります。彼女たちは、この後ブルースの事を先生と呼ぶ事になったのです。
ブルースが、この2人の能力を認めていることが、お解りになったと思います。皆さんもご存知のようにこの後、ノラ・ミアオとは2作、マリア・イーとは1作共演する事になります。ノラ・ミアオとは、恋人というような噂が出ておりましたが、私は兄妹の関係に近い感情しかブルースは無かったように思います。私は、燃えよドラゴンのメイリン役にノラを指名していたブルースの気持ちがなんだか解るような気がしますが、皆さんはどう感じましたか?