燃えよドラゴン

  UPDATE 2000/01/22

燃えよドラゴン

風を切り裂き 嵐を蹴散らす! 暗雲渦巻く要塞島に 凄い3匹の竜が行く! 

解説:

 

まったく凄く、そして面白い映画ができたものだ。007の第一作「ドクターノオ」を上回るおもしろさである。
そのうえ、アクションは天才児ブルース・リーを中心とする出演者全員がすべて自分の身体を使って実際 にやっているから、迫力も並みのアクシ
ョンとはケタ違い。
すでにアメリカを始め全世界では、オリエンタル007とブームを巻き起こし、「007」シリーズは素より「ゴッドファーザー」の記録を破る空前の大ヒ
ットを飛ばしている。
オリエンタル・アクションとはブラック・シネマの後にハリウッドに台頭してきた新勢力で、主人公が空手の名手 であるアクション映画の事で、その
凄さ、面白さは映画史上類を見ないほどである。そこで ワーナー映画では、監督A アカデミー賞候補2度と短編から鍛え上げられた奇才ロバ
ート・クローズを、音楽には「ブリッド」「ダーティハリー」のラロ・シフリンという一流スタッフと、「許されざる者」「シノーラ」のジョン・サクソン。
全米空手ミドル級 チャンピオンの新人ジム・ケリーなどを揃えて制作、オリエンタル・Sクションの決定版とまでいわれる傑作を 作り出した。

(上映時間1時間40分)

ストーリー:

 

 

少林寺拳法の達人リー(ブルース・リー)は、ホンコンの郊外で国際情報機構のブレイスウェイト(ジェフリー・ウィータス)に会い、その要請で、ある孤島で、リーの兄弟子ハン(シー・キエン)が催す、命懸けの武術試合に参加する事になった。少林寺道場を破門されたハンは、いまは、多く
の武道の達人たちを手下にして、麻薬と売春のボスになっていた。孤島がその本拠である。リーの使命はそこで情報を収集する事であった。
3年前、ハンの妹スー・リン(アンジェラ・マオ・イン)は、ハンの一味オハラ(ボプ・ウォール)のギャングに襲われた。スー・リンも合気道の達人だ
った。が、ついに逃げ場を失い、自殺した。
ハンの武術大会には、外国から、ローパー(ジョン・サクソン)、ウイリアムス(ジム・ケリー)、パーソンズなどの 達人たちが参加した。
一同は島の女主人タニア(アーナー・カプリ)の出迎えを受け、ハンの宴会に招かれた。リーの味方である情報員のメイ・リン(ペティ・チュン)とい
う美女も、すでにその島に潜入していた。
その晩、何も知らずに、ウイリアムズが散歩に出たのを利用して、リーは島の中を探り、巨大な地下の洞窟にあるアヘン工場を 発見した。そこ
には大勢の捕虜が監禁されていた。
翌日の試合で、ハンの用心棒ボロ(ヤン・スエ)は、4人の守衛を次々に殺した。地下工場に潜入したスパイを取り逃がした罰である。
続いてリーとオハラの試合。白人のオハラのカラテの達人ふぁったが、ついにリーに殺された。
ウイリアムズがスパイだと思い込んだハンは、自分で彼に試合をいどみ、鋼鉄の義手でなぐり殺した。
その晩、またも地下工場に潜入したリーは無線でブレス・ウェイトに、すべてを報告した直後に捕らえられた。
翌日の試合で、ローパーはハンの用心棒ボロを殺した。
怒ったハンは、リーとローパーの試合を命じたが、ローパーはリーと協力してハンを追った。しかもメイ・リンが解放した捕虜たちも襲ってきた。
鏡の通路の中での、ハンとリーの秘術を尽くした決闘。ついにハンは倒された。 

 

 

日本では 全ては この映画からはじまりました。
当時 誰がこの作品が これだけ大ヒットする事を予測できたでしょうか?
007ばりの映画ポスターの作り、上半身裸の男が見たこともない武器をもちポーズをとるこのポスター。
しかも聞いたことのない名前の俳優。共演者もメジャーでない。唯一 ハリウッドのワーナーの作品という事だけで
アクション映画に興味のある大人だけの映画というイメージだった事でしょう。
ドラゴンという言葉も、怪獣のドラゴンを連想し 当時 小学生の私は怪獣映画で無いことで興味がなくなっていました。
しかも洋画という分野は、大人だけのものと感じていた私には、あまり興味のない大人向けの映画としての印象しか
ありません。これほどに 私の人生に影響を与えた男の最後の作品であったと言うことを知る由もなかったわけです。

燃えよドラゴンは、このお正月映画として最高の興行成績を収める事なり、また 空前のドラゴン・ブームを撒き散らす
事になります。テレビをつければ、何らかの形でブルース・リーの話題が登ります。誰かがブルースの真似をしています。
小学校と言うのに、ヌンチャクを持ってきて振り回す子供が出てきます。
ドリフでもブルースの真似を芸風にとりいれた「スワ・シンジ」さんも登場し、大人から子供までブルース・リーという人の言葉
とカラテという武道がはやり出します。
まさに これから始まったのです。

このチラシが作成された時は ブルース・リーは 完全に無名だった事と東洋人であった為、 日本でとのように受け入れられるか
配給会社でも解らなかった為、ポスターにもブルース・リーを全面に出さず、主人公を3人としてのポスターになっています。
これが公開後 ブルース・リー大ブームが起こり、その後は ブルース・リーの文字が全面を飾る事になります。
特にリバイバル時には、見出し部分も大幅に変更し、ブルース・リー映画という事を主張する形に変化して行きます。
大変 興味深い現象です。

・・・・・・・・・ドラゴン・リー

 


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