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千光寺は浄土寺、西国寺とともに尾道のシンボルとも言える寺である。
また、千光寺公園は桜の名所として、尾道と向島を一望する絶景の地として年中多くの観光客で賑わう。
特に桜は「日本桜の名所百選」にも選ばれ、尾道市民ならここの桜を見ないと春が来ないという人も多い。
さて、その千光寺。実は巨石と伝説の宝庫でもある。
千光寺山頂から中腹にある千光寺までの道を「文学のこみち」といい、尾道を訪れた文人墨客の言葉を自然石に彫ってある。
我々はその文字に目を奪われるが、これが自然石であることにも注目してもらいたい。
名前の付いた巨石、伝説のある巨石も多数ある。
ヴァーチャル尾道プロジェクトでもとりあげられ、尾道の新たな切り口として「巨石」「風水」が見直され始めている。
そんな千光寺。行けば行くほど新たな発見に満ちている。
さあ、千光寺のミステリーを解きに、あなたも是非尾道へどうぞ。
ついに今回は巨大線刻岩を発見。そこに刻まれた線刻と謎の□模様。
いったいどこまで行くのか千光寺調査。
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| まずは千光寺山の概略を見てみよう。浄土寺山からの千光寺遠望。 山腹に張り付くように建っている様子と、数多くの岩がある様子がわかる。 「磐座紀行」(藤本浩一・1982)にも次のように書かれている。 「私は玉の岩の前に立ってあたりを見わたしたとき、思わず息をのんだ。 狭いわずかな平地に建っている千光寺の本堂や鐘楼などすべての建造物をないものと仮定すると、巨大な磐座であると考えたのである。 本堂その他の建造物の前面に玉の岩があり、背後は玉の岩が小さく見えるほど高い岩が続いている。 その左端には三重岩という不思議な形の岩がそびえ立ち、その前にある鳥居をくぐり石段を登ると、小さい祠があって役行者が祀られている。 中世の修験者もここに注目したのであろう。」 千光寺とロープウエイ山麓駅奥の艮神社は同じ年にできている。 艮神社にも大きなイワクラがある。 |
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千光寺山ロープウエイ山麓駅から見た千光寺。ここから見るときれいな形をしている。 ロープウエイの下は艮神社の楠。奥に玉の岩が見える。 |
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日本桜の名所100選の千光寺。山中が桜色に染まる。中央はリニューアルした尾道市立美術館。リニューアルは安藤忠雄の設計。 | |
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八畳岩上部。千光寺にははかつて権現山城という山城があり、その物見櫓の跡がこの岩。 八畳どころかかなり広い。山頂から北へ行くとこの岩に出会える。 引き続き磐座紀行より引用。 「畳八畳敷けるほど平らな岩であるが、下へ続いているから巨大な岩で、それを取り囲むように大小の岩がある大岩群である。巨大とだけしか知られていないここは、千光寺山の中心であったのか、玉の岩が中心であったのか、もはや知る方法もないが、磐座であったと判断して誤りはないと思う。 |
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山頂付近。ストーンサークル状に岩が並んでいる。 偶然かもしれないし、人為的かもしれない。 山頂よりやや西側の斜面。これを東の方に進むと八畳岩がある。 このあたりには観光客が来ることはほとんどない。 (今日は昼間からこの上でカップルがいちゃついていたためこれ以上の探索を断念。)(怒) それぐらい人が来ない。 |
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尾道・千光寺と言えば定番の一枚。絵はがきにもよく取り上げられる。 ロープウエイルートと尾道水道に尾道・新尾道大橋、そして林芙美子「放浪記」の碑。 実はこのあたりは巨岩の宝庫。ここに至るためには巨岩の間をすり抜けなければならない。 「文学のこみち」はすべて巨岩に刻まれているので、石も見てほしい。 |
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放浪記の横には方位石。冬至の日の出はこの割れ目の間を通る。 ここに行くには柵を乗り越える。誰もがおそらく見過ごす場所。 鉄塔はロープウエイの鉄塔。 この石の所に「石槌山」という立て札があった。 古い碑には「名所石鎚山を経て千光寺へ」という案内が多くあるので、 昔はここが観光のスポットだったことが伺える。 本物の石槌山(四国)はほぼ真南の位置になる |
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割れ目から見えるのはやはり岩屋山(右)と竜王山あたり。 冬至の日にはここから太陽が昇ると言われている。 岩の周囲に線刻らしきものが多く見られる。 伝説によるとその向島の竜王山山頂にも光る玉の石があったという。 その山がここから見えるということは。。。。 そうなると壮大なネットワークが形成される。 |
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その西には石の祠とイワクラ。祠は浄土寺山の方を向いている。 この岩の下は下の写真の場所。鎖(ロープ)を使って登れるようになっている。 ここは地元の私も知らなかった場所だ。 |
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本堂上、夫婦岩。左に少し見えるのが石槌神社。 夫婦岩というぐらいだから、手前が陽石、奥が陰石である。この上に石鎚山と石の祠。 |
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夫婦岩には烏天狗が刻まれている。 | |
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下から見た夫婦石、石鎚神社、石鎚山と石の祠。 鼓岩の方から降りてくるとこの光景に出会う。しかし、 普通は海の方に目を奪われ、この岩塊に目を向けることはあまりない。 |
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鏡岩。 なんと2000年に発見された。「鏡岩が存在する」という伝説があったが、 それまでは木がじゃまして見えなかったらしい。発見された後磨かれたので白く光っている。 おそらく作られた当初はこのような状態だったのだろう。 |
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三重岩。右下に見えるのは本堂の屋根。この奥に鏡岩がある。 本堂はちょうどこの三重岩や鏡岩のある巨大な岩に向かって 建っている。 |
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千光寺境内にある玉の岩。 今は電灯がてっぺんについているが、かつては「光の玉」があったらしい。 それを盗み出したものが居たが、海の中に落としてしまった。 落とした海の名前が玉の浦。(尾道の旧名) この北側に鏡岩がある。 この位置関係は葦嶽山に似ている。(神武岩と鏡岩) |
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光を受ける玉の岩。近くから見ると圧倒的な大きさ。 | |
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鼓岩。巨大な一枚岩だ。岩を石でたたくと鼓のような音がするらしい。 矢穴があるが、これは大阪城築城の際に割りかけた跡だという。 |
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この岩にまつわる伝説は二つある。 一つは、この岩の近くにあった城の姫がたたいていた鼓をまねしていた岩が、ある日姫にそれを見つかり「鼓岩」と名付けてもらって幸せに暮らしていたのに、その城が落城。姫も亡くなってしまう。 その冥福を祈り今でも岩が鳴くという話。 もうひとつ。姫の元に魚を届けた漁師の若者と姫が恋をし、ある嵐の日に帰ってこない漁師を心配して「雷が落ちるなら自分に・・・」と願った姫は雷を受け、焼けこげた松になってしまう。姫が身代わりになったことを知らず帰ってきた若者はそこに転がっていた鼓を抱き、悲しみのあまり大きな岩になってしまう。その岩の上に姫の帯がかかり、そのまま岩ひだとなって残っているというもの。これがその岩ひだか。 |
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千光寺からさらに下る。観光ルートからはずれるが、ロープウエイのケーブルを意識しながら降りていくと、突然道にまでせり出した巨岩が現れる。上まで一枚岩。下はじゃまになるからか?割られたらしい。 | |
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| その岩の上部に不思議な線刻。ヴァーチャル尾道プロジェクトでも紹介されている。 | ||
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矢穴を開ける目印か、同じような線刻の下書きか、□□□の線刻が数多く連なる。人工であることは疑う余地がない。落ち葉を掃除して全貌を明らかにすると、いったいどんな形が現れるのか。 | |
行けば行くほど不思議な発見が続く千光寺。
To Be Continued・・・・・
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