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大それたタイトルをつけてしまった。
しっかりした文献の裏付けがあるわけでもなく、何もまとまった考察はできていないのだが、
ノートのように書きとめていって、それをまとめて整理し、
考察を加えていけばなにか新たな発見があるのではないかと思った次第である。
つまりは素人の強引なこじつけや無知故の暴論が爆発する文章である。
そのつもりで読んでいただきたい。
尾道のシンボル千光寺山と磐座
何度も書くが、尾道と言えば「千光寺」なのである。
「映画だ」「大林だ」「しまなみ海道だ」「いやラーメンじゃけん」といろいろ異論はあろうが、
それでも「尾道を象徴する場所はどこですか」と聞くと、たいていの人が「千光寺」と答える。
寺としては浄土寺の方が歴史が古く、伽藍も立派である。
最近その実在がどうかと言われているが、聖徳太子の創建である。
それでも千光寺にそこまでこだわる理由は何か。一つは磐座の存在である。
寺としては浄土寺より歴史の浅い千光寺。
(それでも創建は806年。平安時代初期である)しかし、磐座は寺ができるよりずっと前から存在している。
太古の人々がそこに神聖さを見いだし、祀ってきた磐座。千光寺には巨大な磐座が存在する。
玉の岩、三重岩、鏡岩、鼓岩、八畳岩、石鎚山等がそれである。
また、他にも巨石や線刻のある岩など、今後調査すれば続々新しい発見が出てきそうな気配がある。
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| 岩屋山山頂にある 大元神社鳥居 |
大元神社山頂磐座 | 大元神社山頂磐座 |
さて、千光寺山に「石鎚山」と言われる場所がある。
今は訪れる人は極めて希であろう。
「文学の小道」の手すりを乗り越え、さらにいくつかの段差を降りなければそこにたどり着くことができない。
観光客の多い週末の真っ昼間だと、手すりなんかいきなり乗り越えた日にはあわてて止められるかも知れない。
また、下の人に見つかって大騒ぎになるかも知れない。(それほどでもないか)
小心者の私は夕方と早朝にここを訪れることにしている。
しかし、千光寺山には至る所に「石鎚山を経て〜〜」といった古い石碑がある。また、「名所 石鎚山」の碑もある。
文学の小道が整備される以前は重要な観光スポットであったに違いない。
そこにある岩に人工的と思われる割れ目が走っており、そこの割れ目から見えるのが「岩屋山」なのである。
また、冬至の太陽は岩屋山から登り、この割れ目を通してそれが見えるという。本当だろうか?
冬至の日を境に1日1日と日が長くなる。冬至の日の太陽は一陽来復であり、祭祀上きわめて重要だろう。
冬至の日に太陽が昇ってくる山、岩屋山。神聖なものとして岩屋山には何か意味を持たせたに違いない。
その山頂に神社と磐座が存在する。
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| 石鎚山と石 左下に石碑がある |
覗いてみると岩屋山が見える |
そこで考えた。千光寺山から見た冬至の日の出が岩屋山からなら、
岩屋山から見た夏至の日没は千光寺山に沈むのではないか。
そう思うといてもたってもいられない。
年に一度のチャンス。
ということで6月22日。(夏至の日は台風でそれどころではなかった
行って来ました岩屋山。蚊に刺されながら待つこと30分あまり。
なんとこの時期、日没は7:30ぐらいなんだね。全く知らなかったよ。
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| こんなイワクラが 多数ある。 |
こんな岩もある。 | だんだん沈み始めた |
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| 山頂に近づく | 沈む直前 | やはり山頂に沈む。まさにその瞬間。 |
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| 撮影場所を10M西に移動すると、 もう山頂からははずれてしまう。 |
やはり予測通り、岩屋山から見ると、千光寺山に日は落ちた。
美しい夕焼けだ。
こんなにじっくり沈む夕日を見たことがあるだろうか。
予想通りの位置に、空を焼きながら沈んでいく夕日。
厳粛な光景。
あまりの光景に言葉を失ってしまう。
ここは千光寺山に沈む夕日の遙拝所であったのだろうか。
少なくとも、何らかの祭祀場所であったことは間違いないと思う。
おそらく古代の人もここで同じ夕日を見たであろう。どんな思いで、何を祈って見ていたのか。
撮影場所を少し移動しただけでもう千光寺山頂に日は沈まなくなる。
まさにピンポイント。
そこに磐座がある。
これは果たして自然の為す技なのか。
人為的に岩を設置するにはあまりに岩は大きく道は険しい。
ましてや今のように自動車があるわけでもなく、麓からこの山を登ってくるだけでもかなりのものがある。
自然配置としか考えられないが、よくこの場所を発見したものである。
他にも同様に太陽に関係する磐座が尾道には存在しているに違いない。
日没とともに山を下り、家路につく。夕焼けも藍色に変わり、大元神社がシルエットになる。

大元神社と千光寺山頂の位置関係。右下に伸びる線は冠岩へとつながる。
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