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| 艮神社から南西に線を延ばしたところにある大きな神社、大山祗神社。 艮神社は大山祗神社の鬼門を守る働きなのでは?という疑問からはじまり、ついに大山祗神社まで来てしまった。 気になり始めたらどんどん追求してしまいたくなるのが私の性分だ。いいことか悪いことか。 まあ性分だから仕方ないや。 というわけで大三島ドライブ。 しまなみ海道であっという間に着いてしまう。 日記にも書いたが今日は平日なので神社は閑散としている。 静かな雰囲気の中で神社をゆっくり回れるのは有り難い。 人が多いのと少ないのとでは、全く「場」が違うような気がする。 また、朝なので人の足跡も少ない。きれいに掃き清められた場所もある。 田口ランディは「聖地巡礼」の中で 「足跡って、声と似ている。足跡を消すと場が静かになる。」 と書いていた。 そんなことを思い出しながら掃き清められた境内へと入っていく。 |
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| 大山祗神社境内。正面に大きな楠。 | |
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いきなり現れた「備後尾道」 |
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| 今回は正面から入ろう、と妻が言うのでいつもなら横から失礼するのだが、正面鳥居までまわる。 鳥居をくぐるといきなり飛び込んできた文字が「備後尾道」。 大灯籠の基部にでかでかと書かれている。 「献灯」の文字は他の石灯籠にも刻まれているが、地名をこのように彫った灯籠は他には見なかった。 これはいったい何を意味するのか。 少なくとも、尾道に関連があることは事実である。 あまりに突然の出会いだったために、裏に回って奉納社の名前や奉納年などをチェックするのを忘れてしまった。 正面から参拝したので出会えた貴重な灯籠である。 確か厳島神社でも入り口すぐの狛犬に「備後尾道」が彫られていたような気がするのだが・・・・誰かご存じないですか。 |
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| いきなり現れた備後尾道。 | |
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ここにもピラミッド型の山が |
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| 本殿の右奥にピラミッド型の岩山が見える。 安神山と鷲ヶ頭山である。全山岩というような山だ。 この山には「こうごう岩」「べんけい岩」「えぼうし岩」「夫婦岩」「べろだし岩」「うし石」「うま石」「立石」などがあり、その岩の下から多くの弥生式土器や石斧などが出土しているという。 つまり多くの古代祭祀遺跡があったということになる。 「また、現社殿の真後ろに山が位置するわけではないが、社宝の「大山祗神社古図」(室町時代)では、ひときわ高い山が社殿背後の中央に配されていることから、この山が神体山として意識されていたことがわかる。それはこの海域を行く舟人達にとって、まさに聖なる山であったに違いない。」(「日本の神々」谷川健一編 白水社) |
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| 安神山 | |
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巨大な楠と立石の存在 |
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| 艮神社にも巨大な楠があり、広島県天然記念物に指定されているが、ここ大山祗神社はなんと樹齢3000年、日本最古と言われる楠の老樹がある。 このあたりには巨大な楠が多くあり、楠群として天然記念物に指定されている。 楠は舟を造るのに最高の木材らしい。 いかにも瀬戸内の中心地にある神社にふさわしいご神木である。 境内から約100M離れた集落のはずれには根回り32m、目通り20mに及ぶ「生樹の御門」と呼ばれる樹齢2000年の巨楠があるという。 この楠は空洞となり、幅2m、高さ3mの自然のトンネルになって道路にまたがっているのでこの名前がついた。 この御門を出て仰ぐ山の突端に、周囲8.5m、高さ7mの花崗岩の巨岩が突っ立っている。ここを島民は「たていし」と呼ぶ。 今回残念ながら見逃してしまった。悔しい・・・・今度訪れたときは必ず行くぞ! |
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| 能因法師雨乞いの楠 樹齢3000年 | |
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伝説に残る尾道との繋がり |
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| 大山祗神社に蛇の首池(神池)という池がある。なんとこの池と尾道に繋がりのある伝説があった。「龍の国」と言われるほど龍に縁の深い尾道と大蛇、そして大三島と尾道。意外な結びつきであった。こちらのページの中の「しまなみ昔話」にアニメーションで伝説が紹介されている。 現神社の位置には大蛇がおり、その大蛇を大山積命が切ったとき、頭が飛んで落ちたのが蛇の首池、そして・・・・・?アニメーションをご覧下さい。意外な形の繋がりです。 |
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瀬戸内の中心に位置する聖なる島・御島 |
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大山祗神社宝物館には、数万点に及ぶ甲冑、刀剣類がある。 |
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| 回廊より見た拝殿と安神山 | |
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| 大山祗神社と艮神社の関係は何一つ明らかになってはいない。 しかし、大三島と尾道の意外な関係を少しだけ発見することができた。 「備後尾道」の灯籠や民話に出てくる尾道、背後にある神体山、武将の信仰を集めた場所・・・・。 一度行ったぐらいですぐ解けてしまうような、簡単な謎ではないのかも知れないし、あるいは仮定自体が全く見当はずれなものかも知れない。 しかし、それにくじけず尾道の謎探検隊は進むのである。 新たな謎を探して。 |
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参考文献 「日本の神々」谷川健一編 白水社
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