CELIN ライブ 2007 レポート
by T(フォトも)
そのライブハウスは新大久保駅からほど近い、便利な場所にあった。私が入場したときは 1つ前のファンクバンド(なかなかに上手かった)が演奏していた。暗がりの中に知った顔がちらほら見える。やがてファンクバンド演奏が終わり、場内に聞きおぼえのある曲が...「牛乳(で育つレディフリジディティ)」だ!
セッティングの間、そのバンドの曲を流すとはなかなかにいいアイデアだ、などと思っているとメンバーが登場!並木葉介氏はもちろんあの白のストラトを抱えている。皆、意外と落ち着いているように見え、黙々と楽器をセットしている。
ギターのエフェクトペダル(エフェクター)。
オーヴァードライブ、コーラス、そして(アナログ)ディレイ。そして...オープニングは「ラジカル・プロシアン・ブルー」!
その瞬間、20年の歳月を超越し、あらたな伝説が始まったのである。
あの音がそのまま目の前から流れてきた。あのストラトの音はまったく変わらず鳴っている。
今回、オリジナルメンバーが4人集まった。CELINを生演奏で、しかもヴァイオリン入りで聞けるとは...すごいことである。力強いリズムが響き、ギター、ベース、ヴァイオリンが絡んでいく。あの頃と同じだ(もっとも、私がヴァイオリン入りで聞いたのは過去に一度だけだが) なお、ベースは今回のライブ企画の発案者であり、事実上のマネージャーだったモスクワのK氏。彼なしでこのライブはあり得なかった。本職はギターだがもはやベーシストとしても不動の地位を確立したといえよう。
「ラジカル・プロシアン・ブルー」と来れば当然2曲目は「狸の日々」 だ。イントロのギターのリフが冴える!
この2曲は一体となっており、曲と曲の間のサイレンスも「サウンド」として成立していると言えば、多くのCELINファンは納得してくれるのではないだろうか(と、勝手に想像する)。ともかく 「狸の日々」である。しばしカメラを持つ手を休めて見入る。長いブランクが本当にあったのかと思う演奏だ。曲が終わるとMCが入り、次は「刃物」だという。あわててまたカメラをセッティング。CELINといえば刃物、刃物といえばCELIN。特にライブで観るのは最高。イントロをストロークする手の動きはまさに往年のCELINそのもの、である。長い曲、長いソロ、お疲れ様でした。 堪能しました。
観客も真剣な表情で見入っている...
ここでゲスト登場。こまっちゃクレズマのサキソフォン奏者、多田葉子さんがボーカルで入り、曲は「C China」。なるほどこの曲はキーが高い。女性ボーカルを持ってくるとは憎いワザだ。 お次は「桃色ぬけて」。1stの曲で、その後のCELINの要素がぎっしり詰まっている曲のように思う。1stの曲をライブで聞けるとは思わなかったので興奮。
再び多田さん登場。今度はサキソフォンを抱えている。と、ベースが刻むのは「黄泉から」のリフ。
たらったたー、たらったたーというあのリフにあわせて多田さんがsaxを吹きまくる。そしてそのまま、ラストの曲である「いろめき・ときめき」へ。松井さんのヴァイオリンが美しい音色を奏でる...
松井さん、多田さんの演奏はさすがプロ、である。谷口さんのドラムもブランクを感じさせない!
あっという間、あっという間であった40分。ファンとしてはあまりにも短い、もっと聴きたいと思ったが、この日のために練習を重ねたメンバーの皆さんには、心から感謝します。 ギター、歌、ベース、ドラム、ヴァイオリン、Saxすべて素晴らしかった。ありがとうございました。この日の演奏はしっかりと心に残りました。その想いは皆同じと思います。いつの日か、また素晴らしい演奏が聴けることを願ってやみません。もう一度、本当にありがとうございました!
打ち上げの楽しいひととき。楽しいことはまたやりましょう。