何時もの様に少し早めの定刻に起こしてくれました!! ( I )


ゴールデンウイークの一日前の25日に板谷君と名神高速の大山崎インターの少し手前に有るコンビニで朝の6時前に待ち合わせをしました。
彼とは初めての釣行でしたので、少し早めに起きてH.Pの更新をしてから待ち合わせ場所に急ぎきました。(彼の事ですから必ず早く来ていると予想してたのですが、案の定暫くの時間待って貰った様です。)ETC割引の関係で、簡単な会釈をしてから急いで高速に乗りました。

彼の慎重過ぎる?程の安全運転(職業運転手ですので当然ですが!)にルームミラーで何度も車の確認をしながら、一時間強で加西の野池群の最初の池に辿り着きました。
前夜の冷え込みで、有る程度の予想はしていたのですが、“シラッ!”としていてモジリも気配も全く有りませんでした。
直ぐに5分位離れたT池に移動したのですが、所々で時折“バシャ!”と音が聞こえます。しかし慌てて竿を出すほどの状況では有りませんでした。
唯、感覚的でしたが今年最初のハタキ(昨年は十数回竿を出したのですが、一度のハタキも見ていません。)と違うのかな?と過去の経験から大よその想像が着きました。
それから、加西の野池群の案内と連休の下見を兼ねて十数か所の池を見て回ったのですが、岸辺の草が一箇所だけ動いていた池(過去に52cmが釣れたと聞いています。)を除けば他の池は全て静かなものでした。

今回の釣行目的は一番に板谷君に魚の大小に関らず加西のへラ鮒を一枚釣って貰いたい、新しいエサのテスト、次の日から始まるG.Wの下見等が有りましたので少しでも可能性が有る池を探して小一時間巡回した後に少しですがハタイテいたT池に戻って来ました。

先ずは車を池の横に止めてコーヒーを飲んだのですが、飲んでる僅かな時間の合い間にも時々音が聞こえて来ました。
池の状態や美形の鮒が釣れる事等を話していると、何時もお世話に成ってる池の前に住んでおられるI氏兄弟の弟さんがお見えに成りました。
“何時からハタキ始めたのですか?”と尋ねますと“今朝からや!昨日の夕方モジリが多かったんや!”“最初のハタキですか?”“そうや!”とお話をした後に“二週間前に50上を3枚釣ってん。”“一日にですか?”“一日でや!一枚はスレやったけどな!”単調な会話の中にも確かなる満足な笑顔で話されました。そして、“今日は法事やねん!”と自宅に帰って行かれたのです。

“今日はここしかない。ここでやろう!”と板谷君に左端に入って貰い、私は右端に釣座を構えました。
この池は正面からの南風が吹くと良いのですが、この日は少し強めの冷たい北風が吹いて、条件的にはあまり良くない状況でした。
釣りを初めてからも、回数は多くは無いのですがハタク音が時々聞こえて来ます。
風は益々強く成る一方でしたが、日中に成ってもハタキが終わりませんので、もしかしたらと思っていますと板谷君がニコニコしながら少し細身ですが尺ニクラスのへラを玉網に入れて見せに来ました。
久し振りと初めての池のヘラに記念撮影をする顔がくしゃ、クシャでした。

案内をした責任と彼の喜びに握手を交わして、胸を撫で下ろして釣座に戻りました。
私の場所にも魚が回って来てる様で浮子の周辺が茶色く濁って水が動くのが手にとる様に分かりました。期待をしたにも関わらずエサが合わないのか、ポイントがずれているのか食いアタリが出ませんでした。

板谷君は如何かと横を見ますと、竿が大きく曲がっています。竿の曲がりやウキの動きで見た瞬間に“大物!”と直感しました。“バラスなよ!”と思った同時に竿が空を切ったのが確認出来ました。
結果論ですが高切れをしたと思っていたのは穂先が抜けたのでした。あまりのショックに声を掛けるのも戸惑う程でした。
“出てきいひんわ、諦めろよ!”と声を掛けたのですが、力なく何回も魚が逃げた方向に浮子を探しに行く姿を見て“浮子はカバーする”から言って替わりの浮子をお貸ししたのですが、暫くは力が入らなかった様でした。

それを機に私の方はW1の効果が有ったのかアタリは続いたのですが、板谷君は地合落ちに成ったのかアタリが出無いままに夕暮れを向かえました。
冷たい北風は益々強く成ったのですが、ハタク音が無くなる事は有りませんでした。

板谷君に“風が止むのが条件やけど、夜中の二時前後からハタキが始まるから、タイミング良く仮眠する様に”と車の中でコーヒーを飲みながら指示しました。
その間も目の前の田んぼに続く土管の前ではモジリが止まりませんでしたし、底のニゴリが舞上ってきました。
場所代わりを進めたのですが、気配が少し出て来たのと遠慮(後から聞いたのですが)でそのまま続けました。そして、私はあまりの寒さに早目の仮眠を取る事にしたのです。   ( 下 )