おもわず手が震えた初めての50.5cmの巨ベラ !
      


それは平成15年7月1日の出来事である。

その日は午後から休暇をとり、ダムへ急行しました。ダムに到着すると、霧が湖面を覆い雰囲気は最高で、すでに先客が数名竿出ししており、結構釣果があがっているようだ。

サイズ的にはレギュラー(42cm前後)が多く、超大型はでていないようである。
モジリがいい感じででており、モジリの方向が上流を向いているので、早々に上流方面を目指す事にしました。
目指すポイントには先客が2名竿出ししていましたが、空いている石垣の上から竿を出す事にしました。

風は正面風ではありますが、ヘラ鮒の活性のあるモジリが近く、餌を催促しているように、モコッモコッと顔をだしているので、はやる気持ちを抑えて準備するのが凄く大変でした。竿は18尺で餌はマッシュ+白ベラ+グルテン少々、タナは一本半で打ち込み開始です。

10投程打ち込んだところ、雨が落ち始めたので竿は振り込んだままで、傘の準備をしていたところ、一瞬にして竿をもっていかれるアクシデントが発生しました。
ヘラ鮒に引かれて湖面を一直線に走って遠ざかっていく竿を30分程探しましたが、霧で視界が悪く見失ってしまいました。仕方なく19尺を継いで準備していたところ隣のワンドに竿が行ったよと釣友から連絡があり、急いで回収に向かいました。
釣人に断りをいれて、リール竿で無事回収に成功しました。内心’ホッ’としながら釣座に戻り釣を再開しました。あいかわらずモジリが続いているので、気合を入れて打ち返すが、風が結構強く湖面は波が高い。しかし、なにか触っているような気配をウキに感じてから2〜3投目の事です。トップに戻しが出た瞬間に鋭いアタリがでました。
すかさずアワセるとそんなに強く引きません。’あまり大きくないな’と思いつつ左手にはしっかりとタモを持ちました。左右へ走るの止めて、やっと水面を割って顔を出したヘラの顔をみて思わずビックリ!’これは大きいぞ’と胸がバクバクしました。
ハリスが0.6号の為、’大丈夫かなーっ?’と心配しましたが、慎重に寄せて無事に取り込みに成功しました。
両手でタモを持ちましたが、かなりの重量感に超大型を予感しました。スケールに乗せてさらに驚きましたが、なんと’自身初の50cmオーバー(このダム初)’の巨大なヘラブナでした。

仲間が駆けつけてくれたので現認及び記念撮影をしてもらいましたが、へら鮒を持つ手の震えが止まりませんでした。私にとりまして一生忘れる事のできない感動の一日となりました。    +巨ベラの小部屋