ゴールデンウイークの最終日に釣れた53cm!! ゴールデンウイークの最後の寒い朝でした。尺半がどうしても釣りたいと仰られる月刊ヘラのN氏に“50cmオーバーは難しいけど、尺半なら釣って貰えると思います。”の一言に、遠路広島まで来て貰いました。 連休の直前から乗り込んで、各池やダムの下調べをしたのですが、天候不順で冷え込みが強くハタキどころか魚の気配も全く有りませんでした。 連休の最終日の前日だったと思いますが、夜中の2時に目を覚ましますと、釣をしていた黒瀬ダムはカ゛スが出て真っ白でした。この冷え込みでは何処も駄目だとは思ったのですが、最後の望みを託して、何時も通りに池周りが始まりました。 3箇所目のマ鮒の多い池に着きますと、暗闇の中から、“バシャ、バシャ”と単発ですが音が聞こえて来ました。最後のチャンスに望みを掛けて、夜明けを待つ事にしたのです。 明るく成るにつれて音も次第に大きく成り、ヘラ鮒もハタキ出しました。“今日が最初で、最後のチャンスや!”と思うと同時に、大崎氏から“今日は何処へ行ったら良いですか?”と電話が有りました。 即座に“ハタイています。急いで来て下さい!”取材も兼ねていましたので、先ずは大崎氏をここぞと思うポイント(後に変られたのですが)に案内して、次にN氏、K嬢と釣座を指定してから、自身の釣座を探しました。 その頃には仲間も来ていましたので、各自に状況を説明して好ポイントと思われる場所を指示してのスタート成りました。結果的には一番最初に来た自身が最後にポイントを探す事に成ったのですが、何時ものことですので、大した気には成りませんでした。 今回の釣は大崎氏、N氏に如何しても釣って貰いたかったので、大崎氏の対岸数十メートルの浮子が見える場所、N氏の左側、菖蒲をはさんでの松の下に釣座を構えました。 頭上の松の枝には気がつかずに菖蒲の先端に合わして13尺をセッティングしたのですが、浮子の調整をしようと振込みますと竿が枝にあたります。止む無く短竿に変えるのですが、何尺にするかは躊躇しました。11尺でも多分、あたらなかった思いますが、一番50上の実績の有る9尺を自然に取り出していました。 この時点ではまさか釣れるとは夢にも思ってもいませんでした。(この池の記録は47cm前後と聞いていました。)足元に浮かぶ枝やゴミの掃除をしてないのですから! 予想通りに一本弱(50cm前後)の底のタナからは一発目からマブナが釣れて来ました。この日は状態が余程良かったと見えて、3投目には尺半が釣れて来ました。 正直に言いまして、この日はこの一枚で十分だったのですが、その後、続けて同じクラスを一枚追加して、再びマブが釣れて来ました。 これで暫くは駄目かと思った次の一投目です。今でもハッキリと覚えていますが、今までと違ったアタリ(スピードは速くは無いのですが、ハッキリとしたアタリで一節ツンと入りました)に右手は自然に反応していました。 水深が無いので直に口が出たのですが、瞬時に50上で有る事は容易に分かりました。 対岸から大崎氏が“大きいですか?”と聞かれました。計って50cm無かったら不味いので、単に“でっかいです!”と言ったのを覚えています。 足元の枝やゴミをかわしながら、思い切り手を伸ばした玉網に魚が入った時に、思わず“50上や!”と叫んでしまいました。 近くにいた仲間達の見る中で検寸台に魚を乗せて見ますと、53cmを 少しだけ越えていました。 大崎氏、N氏、K嬢、長谷川カメラマンもやって来られたのですが、暫し、沈黙の時間が流れました。その後にK嬢が呟いた“デッカイ、ゴッツイ!”の言葉を今でも覚えています。 当日は仲間の殆んどが47cmオーバーを釣り、大崎氏も40上の枚数の記録更新をされ、N氏も念願の尺半を釣れて、プレッシャーの掛かったゴールデンウイークの労が報われた一日に成りました。 興奮が覚めた午後に岐阜県の深浜大池から“片岡さん、やりました! 連れも釣りました!”と50上の報告が届きました。 |