精進湖の想いで!!
湖面に写る逆さ富士の頂上に浮子を浮かべて釣が出来ると、釣雑誌を読んで精進湖に向かったのは30年以上昔の事です。
当時から舟での釣は殆んどしませんでした。
現地に着いて状況を確かめたのですが、岡っぱりで釣をしてる人は皆無でしたのでポイントは全く分かりませんでした。
取り敢えず一日目はは富士山が見える精進レークホテルに宿を取りました。翌朝、宿の方にポイントを聞いたのですが、“陸からのポイントはねぇ〜?”と少し困った表情をされたのです。
一周回って見て何箇所かは良いポイントが有ったのですが、綺麗な富士山を見て釣が出来る場所はホテルの下がベストなロケーションでしたので砂浜から釣をする事に成りました。
道路から見ると砂浜の勾配や水色から、所々が藻で黒く見えましたが、然程深く無い事は容易に判断が付きました。
黒くなってる場所をポイントに少しでも沖に出ようとズボンの裾をまくって親台を持って水の中に入って行き、3m〜4m沖に親台をセットしました。
大した期待もしないで18尺の竿を取り出して水深を測る2本は無かった様に記憶しています。
快晴無風で波も無く精進湖から見える美しい富士山に大そう感激をしたものでした。
最高の気分の中でのスタートに成ったのですが、全く釣果は期待出来ないだろうの予想に反して、タイムリーに乗っ込みに当たったのか数等目から脳天トンカチのアタリが続きました。
正に入れ食い状態が続いて、一息付こうとしていた時に管理人の方が集金に来られたのです。
“日研の方ですか?”“違います”“何処から来られましたか?”“京都からです。”“遠くからですね、日研の方と同じ金額にして置きますね!”最初は意味が分からなかったのですが、日研の方は放流割引が有ったのです。
“ところで、釣れましたか?”“ハイ、お陰さまで!”と釣台のところまで行ってフラシを上げると“凄いですね!”と驚いておられました。
これを機会に止めても良かったのですが、時間も早かったので魚をリリースしてから再開をしました。
相変わらず尺前後のへらが釣れ続いて再度フラシが一杯に成った時に、時間は未だ少し早かったのですが納竿しました。
早々に引き上げたので、ホテルの方に“駄目でしたか?”と聞かれたのですが、事情を話すと一瞬、目を丸くして驚いておられました。
十分に満足が出来ましたので、釣は半日で終わって富士山観光に成りました。
そうして、富士五湖への最初の遠征は至福のうちに終わりました。
富士山の雄姿は今も少しも変わっていませんが、精進湖自体の景色は随分と変わり、行く度に釣り人の姿が減少しているのは寂しい限りです。
そして、早朝のモジリも心なしか少なくなったと思うのですが!?
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