淡い期待の後に釣れた二枚目の五十上!!


  それは2006年某ダムでの出来事です。

このダムは通年満水の為、水上がりの釣りがなかなか出来ないダムでありますが、昨年(2005年)及び当年(2006年度)も雨が少なかったので、大幅に減水しており、釣り仲間も含めて今年はきっと良い釣りになるとの予想が飛び交っておりました。

本来であれば5月のゴールデンウィークぐらいからが、本番となるのですが4月半ばに大雨が降り一気に増水し、ハタキは無いものの、浅場で多くの尺半が釣れたとの情報が飛び交い、4月後半には50上が数枚でていました。

私はといいますと、48cmまではでましたがそれ以上はなかなか釣れずやゃ焦りがでてきていました。
ゴールデンウィーク後から連休でしたので、連日の釣行となりましたが、ついに運命の5月11日を迎える事となりまた。

前日から浅場への回遊及びハタキがはじまり、当日もひき続き、かなりの確立で釣れる事は予想できましたが、ダムに着いてみると、予想どおりワンドの入り口から中ほどまでモジリがあり岸辺では小規模ながらハタキが続いていました。

期待を込めて朝5:00より打ち込みを開始しました。
仕掛けは竿18尺(ミチイト1.2号、ハリス0.8号、ハリ関東スレ7号)タナは1m弱の底釣りです。

昨日と違いなかなかアタリはでませんでしたが、6時〜8時ぐらいまで42cm〜尺半(45.1cm〜46,1cm)が6枚でた後にピタッとアタリが止まりました。
あぁやっぱり地合い落ちか?と思いましたが、次にもし当たればひょっとしてデカイかも?と淡い期待を持ちつつ打ち込みを続けました。約1時間ぐらい経ったぐらいから、ウキがモヤモヤしはじめましたが、なかなか落としません。

餌の大きさに変化(大<−>小)つけながら打ち続けますと、触った後に2目盛りぐらいでしたが、ドスッという感じでアタリがでました。
すかさず合わすとユターッという重い引きが竿に伝わりゆっくりと泳ぎまわります。
型は良さそうだと思いながらゆっくり寄せてきましたが、中々顔をだしません。しかし、ようやく水面を割って現れたのは大きな顔のヘラでした。

“ドキッ”としましたが、慎重にタモですくい引き寄せて見ると“おやっ?これはひょっとして”と思うようなサイズでした。
慌てながら、スケールを持って道路まであがり慎重に計測すると50.1cmありました。

心の中で“オッシャー”と叫んでいるところへ、タイミングよく友達の石橋氏が車で現れました。

窓をあけて“釣れたと?”との問いかけに、無言で釣れたヘラを指差しました。急いで車から降りてきた石橋氏に現認をしてもらい、“やったねーっ!おめでとう”と祝福の言葉をもらった時に、一気に喜びが溢れてきました。
“ありがとう”と握手をして手持ちの写真を撮ってもらい、やさしく水の中へへらを返してあげました。

その後は釣りをする気にならず、午後から餌打ちを再開しましたが、全くアタリはありませんでした。

地合い落ちの一瞬に釣れたへら鮒に感謝感謝であります。

( 三枚目の五十上 )